2010-11-07

第9地区

2009年
アメリカ
監督:ニール・ブロンカンプ
出演:シャルト・コプリー/デイウッド・ジェームズ/ジェイソン・ストライク/ジョン・サマー/ウィリアム・アレン・ヤング/ニック・ブレイク/バリー・ストリドム/ジェド・ブロフィ/ヴィットリオ・レオナルディ/デイウィッド・ジェームズ/ティム・ゴードン/モーン・エラスムス/アンソニー・ビショップ

25Sep.'10 新文芸座
★★★★★

歴史は繰り返すっていうか、
勉強しないというか、
様子の違うものは分けたがるというか。
人間が繰り返してきた人種差別を、
今度は宇宙人を相手にやってる。
ヨハネスブルクが舞台だってことが、
かなりの皮肉だよなぁ。
しかもアメリカ映画なんだ。。。

エイリアンの親子が微笑ましい。
初めはなんてグロい生き物なんだって思ったけど、
観ているうちにだんだん慣れてきて、
慣れた頃にはエイリアンの方がよっぽどまともだと思った。
人間なんて敵わないほどの頭脳をもっていて、
こういう状況に甘んじているのは、
単にエイリアンの方が遠慮してるのか、優しいのか、
じゃないのかって、勝手に思う。

結末は切ないけど、これでいいんだって、
妙に納得してしまった。
起こってしまったことはもう後戻りできない。
ここの数秒のシーンで
カフカの『変身』を思い出して、二重写しになっていた。
(2010.10.24)

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