1960年
日本
監督・脚本:市川崑 原作:山崎豊子 脚色:和田夏十
出演:市川雷蔵/若尾文子/中村玉緒/草笛光子/山田五十鈴/船越英二/京マチ子
21Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
船場の足袋問屋のぼんぼん、喜久ぼん。
飄々としてあっけらかんと次々妾をつくりながらも、
浪速のぼんちなるもの、算盤を弾くことは決して忘れない。
この商家は喜久ぼんの祖母と母が仕切っており、
女事情はその執念が絡み合っていて、そりゃ背筋が凍る。
まともに嫁にきた弘子は陰湿ないじめで離婚させられる。
が、一方妾になったと挨拶にきたぽん太には、
給与が出されたりするから、
狐と狸の化かし合いというかなんというか。
さすが山崎豊子原作だけあって、
ドロドロ加減は半端ではない。
そうでありながら、ぼんちがつきぬけているせいか、
結局、明るく乾いていて笑ってすませられる。
で、女は強いなぁって話で締めくくられる。
それも、ぼんちがどうしようもない奴でいるからこそ、
女たちも普通なら笑ってられない状況を、
受け入れられるのではないか、という気がした。
やっぱり雷蔵ぼんちははまり役である。
けっして下品にならない。
俳優陣は豪華絢爛、いろんな狐と狸に会える。
かなり贅沢な映画だと思う。
(2008.8.7)
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