2008年
アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ
製作総指揮:ミック・ジャガー/キース・リチャーズ/チャーリー・ワッツ/ロン・ウッド
出演:ザ・ローリング・ストーンズ/クリスティーナ・アギレラ/バディ・ガイ/ジャック・ホワイト
19Dec.'10 早稲田松竹
★★★★★
ずっと観たかったのに見逃してて、
この年の瀬にやっと観た。
とにもかくにも観ることができて、よかった。
よく動いて、よく走って、で、それで、よく歌えるよなぁ。
メンバーみんな、60歳、超えてるよね。
だってミックとキースがニュースで、
赤いちゃんちゃんこ着てたの、もう随分前だもん。
ひ〜、すごいよ。
特にミックの腰つきはもう、昔と何も変わってない!
細いよなぁ。くねくねよく回るよなぁ。
これ自体が、もう奇跡だよ。すごい、すごい。
ワタシが高校生の頃、ストーンズが来日するなんて、
夢のまた夢だった。
ドラッグで、強制送還されてたりしてて、
来日が実現できるかどうかで、
ラジオの特番があったぐらいだもん。
ところどころでミックの昔のインタビューが、
嵌め込まれてるんだけど、そのミックが若くてかわいい。
で、それが、なんか素直というか、自然というか、
別に気負いもなければ、つっぱってる風でもない。
その頃のジョン・レノンとかボブ・ディランとかの方が、
よっぽど、世の中につっかかってたように思う。
ストーンズはとかく陰のイメージで、
反体制って括られることが多い気がしてたけど、
でもそれって、そういう風にされていただけのように、
この映画を観てて、思った。
世間がそう思うなら、それでいいやって感じで、
ずっと、やってきてたんじゃないかな。
クリントンがでてきて、ちょっと、えって思ったけど、
そういうことにとらわれなければ、
それもありなのかもって、思った。
だって、60代のファンが多いのは事実だろうし、
その60代が体制側にいたって、それをどうこうは言えないし。
ま、そうだな。
もう理屈じゃなくて、ミックもキースもロンもワッツも、
ロックを、音楽を、バンドを楽しんでる。
そういうふうに見えただけでも、
この映画を観て、ホント、よかった。
で、フィナーレで気づいちゃった、キースのポッコリお腹。
それすら、今となっては、愛おしく思えるもの。
20代のワタシだったら、それは許せなかっただろうな。
でも今なら、いい。
逆にキースも人間だったのねって、嬉しく思える。
いろんな意味で、年月を、時間を経るというのは、
偉大だよなぁって、思った。
(2010.12.30)
2011-01-10
2010-08-19
ハート・ロッカー
2008年
アメリカ
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ゲラティ・レイフ・ファインズ/ガイ・ピアース/デイヴィッド・モース/エヴァンジェリン・リリー/クリスチャン・カマルゴ/サム・スプルエル/サム・レッドフォード/バリー・ライス/エリン・ガン/ジャスティン・キャンベル/マルコム・バレット
14Aug.'10
★★★☆☆
「War is Drug」か。
戦うことでしか生きられない人種が、
いるってことは知ってる。
使命感からでも、中毒でも、
戦場に行きたきゃ行けばって思うけど、
自分たちだけで完結してくれと言いたい。
くれぐれも市民を巻き込まないで欲しい。
アメリカ
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ゲラティ・レイフ・ファインズ/ガイ・ピアース/デイヴィッド・モース/エヴァンジェリン・リリー/クリスチャン・カマルゴ/サム・スプルエル/サム・レッドフォード/バリー・ライス/エリン・ガン/ジャスティン・キャンベル/マルコム・バレット
14Aug.'10
★★★☆☆
「War is Drug」か。
戦うことでしか生きられない人種が、
いるってことは知ってる。
使命感からでも、中毒でも、
戦場に行きたきゃ行けばって思うけど、
自分たちだけで完結してくれと言いたい。
くれぐれも市民を巻き込まないで欲しい。
フローズン・リバー
2008年
アメリカ
監督・脚本:コートニー・ハント
出演:メリッサ・レオ/ミスティ・アップハム/チャーリー・マクダーモット/マーク・プーン・ジュニア/マイケル・オキーフ/ディラン・カルソナ/ジェイムズ・ライリー/マイケル・スカイ/ナンシー・ウー/ジェイ・クレイツ
14Aug.'10
★★★★★
ニューヨーク州最北部、
カナダとの国境のモホーク族保留地で、
実際に起きていた事件の映画化。
起こっていることは、とにかくスリリングで、
どうなっていくんだろうと終始ヒヤヒヤする。
もう、とにかく寒そうで、、、
家を買うために溜めていた金をもって夫がいなくなり、
もうすぐクリスマスだというのに、
ポップコーンとジュースという食事だったり、、、
川が、車が通れるぐらい凍ってて、
でもその国境を越えるってことも、
危険ぎりぎりの覚悟なわけだし、、、
もう、観ているこっちが、とにかく冷えた。
アメリカと先住民族との問題をよく知らなくても、
映画自体はわかりやすく描かれている。
母親として覚悟を決めていくのだが、
変な感傷に浸ったりしない。
ライラにも最初は不信感でいっぱいだったのが、
次第に友情に変わっていくのが、とても自然で、
お涙頂戴的いやらしさはなかった。
最後の展開もすごく納得できた。
観終わった時に、
イヤだと思うところはひとつもなかったんだけど、
ただあまりに淡々としていて山場がないせいか、
すーっと観ちゃったなって、感想だった。
でもドキュメンタリーではないにしろ、
実際の話なわけだし、
山場なんて作っちゃいけないんだと思った。
そういう意味でも、作り手側の主観はほとんどない。
プアホワイトという層が確実にある現実や、
先住民族との歴史や関わり方や、
パキスタン人だというだけで、
テロリストだと思い込む市民の意識、
そういう社会問題、
それもアメリカの一般市民の生活に密着した問題が、
垣間見える映画だったように思う。
アメリカ
監督・脚本:コートニー・ハント
出演:メリッサ・レオ/ミスティ・アップハム/チャーリー・マクダーモット/マーク・プーン・ジュニア/マイケル・オキーフ/ディラン・カルソナ/ジェイムズ・ライリー/マイケル・スカイ/ナンシー・ウー/ジェイ・クレイツ
14Aug.'10
★★★★★
ニューヨーク州最北部、
カナダとの国境のモホーク族保留地で、
実際に起きていた事件の映画化。
起こっていることは、とにかくスリリングで、
どうなっていくんだろうと終始ヒヤヒヤする。
もう、とにかく寒そうで、、、
家を買うために溜めていた金をもって夫がいなくなり、
もうすぐクリスマスだというのに、
ポップコーンとジュースという食事だったり、、、
川が、車が通れるぐらい凍ってて、
でもその国境を越えるってことも、
危険ぎりぎりの覚悟なわけだし、、、
もう、観ているこっちが、とにかく冷えた。
アメリカと先住民族との問題をよく知らなくても、
映画自体はわかりやすく描かれている。
母親として覚悟を決めていくのだが、
変な感傷に浸ったりしない。
ライラにも最初は不信感でいっぱいだったのが、
次第に友情に変わっていくのが、とても自然で、
お涙頂戴的いやらしさはなかった。
最後の展開もすごく納得できた。
観終わった時に、
イヤだと思うところはひとつもなかったんだけど、
ただあまりに淡々としていて山場がないせいか、
すーっと観ちゃったなって、感想だった。
でもドキュメンタリーではないにしろ、
実際の話なわけだし、
山場なんて作っちゃいけないんだと思った。
そういう意味でも、作り手側の主観はほとんどない。
プアホワイトという層が確実にある現実や、
先住民族との歴史や関わり方や、
パキスタン人だというだけで、
テロリストだと思い込む市民の意識、
そういう社会問題、
それもアメリカの一般市民の生活に密着した問題が、
垣間見える映画だったように思う。
2010-06-25
リミッツ・オブ・コントロール
2008年
アメリカ
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:イザアック・ド・バンコレ/ティルダ・スウィントン/工藤夕貴/ジョン・ハート/ガエル・ガルシア・ベルナル/ビル・マーレイ/アレックス・デスカス/ジャン・フランソワ・ステヴナン/ルイス・トサル/パス・デ・ラ・ウエルタ/ヒアム・アッバス
20Apr.'10 早稲田松竹
★★★★★
アメリカ
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:イザアック・ド・バンコレ/ティルダ・スウィントン/工藤夕貴/ジョン・ハート/ガエル・ガルシア・ベルナル/ビル・マーレイ/アレックス・デスカス/ジャン・フランソワ・ステヴナン/ルイス・トサル/パス・デ・ラ・ウエルタ/ヒアム・アッバス
20Apr.'10 早稲田松竹
★★★★★
ジャームッシュ・フリークとしては、大満足。
ジャームッシュ色、一色で染め上げられていた。
それで申し分ない。それでいい。
こういう監督のわがままな映画ってのを、
フリークは求めてるのよ。
今度は何をやってくれるんだろうって、わくわくしたいのよ。
ジャームッシュは心地いいところで、心地よく裏切りながらも、
それに答えてくれるから好き。
でもそれはジャームッシュ・フリークにしか通用しない。
この映画にサスペンスやアクションを期待してたら、
そりゃ退屈でしかないと、客観的になればそう思う。
それにしても、この映画、かっこいいと思う。
やっぱりワタシは寡黙な男がでてくる、
寡黙な映画が好きなんだなぁ。
ジャームッシュ色、一色で染め上げられていた。
それで申し分ない。それでいい。
こういう監督のわがままな映画ってのを、
フリークは求めてるのよ。
今度は何をやってくれるんだろうって、わくわくしたいのよ。
ジャームッシュは心地いいところで、心地よく裏切りながらも、
それに答えてくれるから好き。
でもそれはジャームッシュ・フリークにしか通用しない。
この映画にサスペンスやアクションを期待してたら、
そりゃ退屈でしかないと、客観的になればそう思う。
それにしても、この映画、かっこいいと思う。
やっぱりワタシは寡黙な男がでてくる、
寡黙な映画が好きなんだなぁ。
(2010.4.21)
2010-06-24
レスラー
2008年
アメリカ
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ミッキー・ローク/マリサ・トメイ/エヴァン・レイチェル・ウッド/マーク・マーゴリス/トッド・バリー/ワス・スティーヴンス/ジュダ・フリードランダー
20Nov.'09 早稲田松竹
★★★☆☆
久しぶりのミッキー・ローク見たさに駆け込んだので、
すっかり『レスラー』の映画だということを忘れてた(笑)
始まって1分で後悔。
格闘技、中でもプロレスは超苦手なのよ。
有刺鉄線がなんでリングにあるわけ?
ホッチキスとかありえないし。。。(汗)
それはさておき、ミッキー・ローク。
昔の切れ味鋭い刃物のようなミッキー・ロークも、
嫌いじゃなかった。
『ランブル・フィッシュ』も『ナイン・ハーフ』も好きだった。
さすがに猫ぱんちはいただけなかったけどね。
で、この変貌ぶりに、ま、びっくりはしたけど、
でも再起をかける熱意だけは感じるので、これもいいと思う。
一皮むけたというか、ふっきれたというか、
抜け出したというか、、、そんな感じがした。
ストーリーは確かにありがちだけど、
ダメダメな男が唯一輝けるのがリングの上で、
そこで命をかけて全うする姿は涙を誘う。
冷静になれば、肯定する気にはなれないけど、
でも、泣けてくる。
やっぱりダメじゃん、って踏まえた上での、
ザ・男の世界ってことなら、悪くないと思う。
映画の雰囲気もまぁ好みだし、
マリサ・トメイはかわいかったし、
スプリングスティーンの歌はめちゃくちゃよかった。
プロレス嫌いを差し引いたって、
文句のつけようなんてない映画になってたはず。
だけど、どうしようもなくイヤだったのは、
「ランディって、
ダメダメだけど人間臭くていいやつなんだよ〜」 ってのが、
映画の全面的に押し出されていて、
すごく訴えられてる感じがしてしまったこと。
それが何ともいえずむず痒くて、 とにかく気持ちが悪かった。
ダメダメなのはダメダメなんだから、
ダメダメのままをさらけ出して、
それで観客が「でもいいやつだよね」って思うのはありだけど、
映画がそれを正当化しちゃうのはどうかと思う。
そこにどうしても違和感を感じてしまった。
(2009.11.24)
アメリカ
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ミッキー・ローク/マリサ・トメイ/エヴァン・レイチェル・ウッド/マーク・マーゴリス/トッド・バリー/ワス・スティーヴンス/ジュダ・フリードランダー
20Nov.'09 早稲田松竹
★★★☆☆
久しぶりのミッキー・ローク見たさに駆け込んだので、
すっかり『レスラー』の映画だということを忘れてた(笑)
始まって1分で後悔。
格闘技、中でもプロレスは超苦手なのよ。
有刺鉄線がなんでリングにあるわけ?
ホッチキスとかありえないし。。。(汗)
それはさておき、ミッキー・ローク。
昔の切れ味鋭い刃物のようなミッキー・ロークも、
嫌いじゃなかった。
『ランブル・フィッシュ』も『ナイン・ハーフ』も好きだった。
さすがに猫ぱんちはいただけなかったけどね。
で、この変貌ぶりに、ま、びっくりはしたけど、
でも再起をかける熱意だけは感じるので、これもいいと思う。
一皮むけたというか、ふっきれたというか、
抜け出したというか、、、そんな感じがした。
ストーリーは確かにありがちだけど、
ダメダメな男が唯一輝けるのがリングの上で、
そこで命をかけて全うする姿は涙を誘う。
冷静になれば、肯定する気にはなれないけど、
でも、泣けてくる。
やっぱりダメじゃん、って踏まえた上での、
ザ・男の世界ってことなら、悪くないと思う。
映画の雰囲気もまぁ好みだし、
マリサ・トメイはかわいかったし、
スプリングスティーンの歌はめちゃくちゃよかった。
プロレス嫌いを差し引いたって、
文句のつけようなんてない映画になってたはず。
だけど、どうしようもなくイヤだったのは、
「ランディって、
ダメダメだけど人間臭くていいやつなんだよ〜」 ってのが、
映画の全面的に押し出されていて、
すごく訴えられてる感じがしてしまったこと。
それが何ともいえずむず痒くて、 とにかく気持ちが悪かった。
ダメダメなのはダメダメなんだから、
ダメダメのままをさらけ出して、
それで観客が「でもいいやつだよね」って思うのはありだけど、
映画がそれを正当化しちゃうのはどうかと思う。
そこにどうしても違和感を感じてしまった。
(2009.11.24)
2010-06-23
スラムドッグ$ミリオネア
2008年
イギリス
監督:ダニー・ボイル
出演:デーヴ・パテル/アニル・カブール/イルファン・カーン/マドゥル・ミッタル/フリーダ・ピント
30Oct.'09 早稲田松竹
★★★★☆
音楽と映像はかっこいいにつきる。
特にインドの風景を俯瞰でどんどんひいていく映像が好き。
スピード感があるし飽きることなく2時間はあっという間だった。
クイズの問題ひとつひとつから、
インド社会の実情を見せていく手法はおもしろい。
過酷なスラムの状況をかなりつっこんで描写していると思う。
インドを伝えるために
都合よく正解していくのはありだと思う。
だからこそ、最後ははずしてもよかったんじゃないかなぁ。
だって、わかんなかったんだもん。
ちょっとうまくいきすぎでしょ。
かけがえのないものは手に入れたはず。欲張りすぎ。
最後のインド映画のような踊りと歌での終わり方は、
唐突だけど、、、粋だと思う。
(2009.11.8)
イギリス
監督:ダニー・ボイル
出演:デーヴ・パテル/アニル・カブール/イルファン・カーン/マドゥル・ミッタル/フリーダ・ピント
30Oct.'09 早稲田松竹
★★★★☆
音楽と映像はかっこいいにつきる。
特にインドの風景を俯瞰でどんどんひいていく映像が好き。
スピード感があるし飽きることなく2時間はあっという間だった。
クイズの問題ひとつひとつから、
インド社会の実情を見せていく手法はおもしろい。
過酷なスラムの状況をかなりつっこんで描写していると思う。
インドを伝えるために
都合よく正解していくのはありだと思う。
だからこそ、最後ははずしてもよかったんじゃないかなぁ。
だって、わかんなかったんだもん。
ちょっとうまくいきすぎでしょ。
かけがえのないものは手に入れたはず。欲張りすぎ。
最後のインド映画のような踊りと歌での終わり方は、
唐突だけど、、、粋だと思う。
(2009.11.8)
僕らのミライへ逆回転
2008年
アメリカ
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:ジャック・ブラック/モス・デフ/ダニー・グローヴァー/ミア・ファロー/メロニー・ディアス
04Jun.'09 DVD
★★★★☆
廃業寸前のレンタルビデオ店で店主の留守中に、
磁気を浴びてビデオが全部消えてしまって、
さあ困った、どうしようとなって、
で、映画をリメイクしようかって、、、
まず、その発想がおかしい。
バカバカしいほど都合よくコトが運ぶことが笑える。
映画リメイクもそこらにある廃材を使ってて、
安っぽい手作り感でいっぱいなんだけど、
これぞゴンドリーマジック!
とにかくおもしろくて、見せ方が上手い。
ひとつひとつ、この映画はどうなるんだろうって、
映画ファンにはたまらなくわくわくする。
古き良き時代への感傷はわからなくもないけど、
ありがちな展開になってた。
エンタテイメントとしてはこれでいいのかな。
うーん。
ま、ワタシだってこのビデオ屋さんは残ってほしいんだけどね。
(2009.6.7)
アメリカ
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:ジャック・ブラック/モス・デフ/ダニー・グローヴァー/ミア・ファロー/メロニー・ディアス
04Jun.'09 DVD
★★★★☆
廃業寸前のレンタルビデオ店で店主の留守中に、
磁気を浴びてビデオが全部消えてしまって、
さあ困った、どうしようとなって、
で、映画をリメイクしようかって、、、
まず、その発想がおかしい。
バカバカしいほど都合よくコトが運ぶことが笑える。
映画リメイクもそこらにある廃材を使ってて、
安っぽい手作り感でいっぱいなんだけど、
これぞゴンドリーマジック!
とにかくおもしろくて、見せ方が上手い。
ひとつひとつ、この映画はどうなるんだろうって、
映画ファンにはたまらなくわくわくする。
古き良き時代への感傷はわからなくもないけど、
ありがちな展開になってた。
エンタテイメントとしてはこれでいいのかな。
うーん。
ま、ワタシだってこのビデオ屋さんは残ってほしいんだけどね。
(2009.6.7)
ぼくの大切なともだち
2008年
フランス
監督:パトリス・ルコント
出演:ダニエル・オートゥイユ/ダニー・プーン/ジュリー・ガイエ/ジュリー・デュラン
11Nov.'08 飯田橋ギンレイホールにて
★★★★☆
久々のルコントならではのユーモアがいっぱい。
とにかく肩の力を抜いてふにゃふにゃになって観たい映画。
ダニエル・オトゥイユの真面目な顔が、
なんとも切なくて、おかしくて。
あんまり傲慢な美術商に見えないのよねー。
でも、それがちょっとツボだったりもするんだけど。
あまり理屈で考えたりしないことだから、
唐突な問いかけがどうにも間抜けにみえてしまう。
でもちょっと胸に手を当ててみよう。
思い当たる節が自分にも少なからずあるんだよなぁ、
これが。
フランス版の『クイズミリオネア』も全くおんなじなのね。
(2008.11.29)
フランス
監督:パトリス・ルコント
出演:ダニエル・オートゥイユ/ダニー・プーン/ジュリー・ガイエ/ジュリー・デュラン
11Nov.'08 飯田橋ギンレイホールにて
★★★★☆
久々のルコントならではのユーモアがいっぱい。
とにかく肩の力を抜いてふにゃふにゃになって観たい映画。
ダニエル・オトゥイユの真面目な顔が、
なんとも切なくて、おかしくて。
あんまり傲慢な美術商に見えないのよねー。
でも、それがちょっとツボだったりもするんだけど。
あまり理屈で考えたりしないことだから、
唐突な問いかけがどうにも間抜けにみえてしまう。
でもちょっと胸に手を当ててみよう。
思い当たる節が自分にも少なからずあるんだよなぁ、
これが。
フランス版の『クイズミリオネア』も全くおんなじなのね。
(2008.11.29)
2010-06-15
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2008年
アメリカ
監督:デイヴィッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/タラジ・P・ヘンソン/ジュリア・オーモンド
04Apr.'09 ワーナーマイカルシネマズ新百合ケ丘にて
★★★☆☆
数奇な人生を送る、なんて孤独で切ないのだろう。
若くなって、颯爽と清々しくなる反面、
老い先を考えなくてはならない現実をつきつけられる。
外見と中身のアンバランスさがいつまでもつきまとう。
それは誰にも理解されない。
またベンジャミンを愛してしまったデイジーにとっても、
えも言われぬほど残酷なことだ。
デイジーはベンジャミンが若く精悍になっていくにつれて、
自分が老いて衰えていくのをまざまざとみせつけられる。
齢をとるという当たり前のことが、
受け入れられなくなってしまう。
気がついたらお互いおじいさん、おばあさんになってたね、
ってのは、つくづく幸せなことだと思う。
ストーリーはすごくおもしろい。
あり得ない設定にすることで、
人間の本質や大切なものが見えてくる。
でもこれは短編小説だからこそ、効果的なのだと思う。
俯瞰でこの数奇な人生をとらえるから、
自分たちの人生に置き換えられる。
それを大河ドラマにしてしまって、
2時間半以上もかけて長々と描くのはどうなんだろう。
数奇な人生をことごとく詳細に見せられても、、、
どうもちぐはぐな感じがしてしまうのだが。
結局ブラピが若返っただとか、
CGや特殊メイクの最新技術を駆使したとか、
そんな話題ばかりが先行してしまったことが残念。
もっとこぢんまりした映画だったら、
すごく好きになっていたかもしれない。
ケイト・ブランシェットの凛とした感じはよかった。
(2009.6.4)
アメリカ
監督:デイヴィッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/タラジ・P・ヘンソン/ジュリア・オーモンド
04Apr.'09 ワーナーマイカルシネマズ新百合ケ丘にて
★★★☆☆
数奇な人生を送る、なんて孤独で切ないのだろう。
若くなって、颯爽と清々しくなる反面、
老い先を考えなくてはならない現実をつきつけられる。
外見と中身のアンバランスさがいつまでもつきまとう。
それは誰にも理解されない。
またベンジャミンを愛してしまったデイジーにとっても、
えも言われぬほど残酷なことだ。
デイジーはベンジャミンが若く精悍になっていくにつれて、
自分が老いて衰えていくのをまざまざとみせつけられる。
齢をとるという当たり前のことが、
受け入れられなくなってしまう。
気がついたらお互いおじいさん、おばあさんになってたね、
ってのは、つくづく幸せなことだと思う。
ストーリーはすごくおもしろい。
あり得ない設定にすることで、
人間の本質や大切なものが見えてくる。
でもこれは短編小説だからこそ、効果的なのだと思う。
俯瞰でこの数奇な人生をとらえるから、
自分たちの人生に置き換えられる。
それを大河ドラマにしてしまって、
2時間半以上もかけて長々と描くのはどうなんだろう。
数奇な人生をことごとく詳細に見せられても、、、
どうもちぐはぐな感じがしてしまうのだが。
結局ブラピが若返っただとか、
CGや特殊メイクの最新技術を駆使したとか、
そんな話題ばかりが先行してしまったことが残念。
もっとこぢんまりした映画だったら、
すごく好きになっていたかもしれない。
ケイト・ブランシェットの凛とした感じはよかった。
(2009.6.4)
最高の人生の見つけ方
2008年
アメリカ
監督:ロブ・ライナー
出演:ジャック・ニコルソン/モーガン・フリーマン/ショーン・ヘイズ/ロブ・モロー
28Nov.'08 飯田橋ギンレイホールにて
★★★☆☆
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。
この二人が余命をやりたいことをやり尽くして、
生き抜くとなれば、当然期待をしてしまう。
たしかにいっぱい笑ったし、
ほろりとくるところもあった。
二人とも齢を重ねることがどういうことかが、
ちゃんとわかってるからこその行動だから、
これぐらいさせてあげてもいいじゃないとも思う。
でもなんだか納得がいかないのは何だろう。
だれだって生き抜いて悔いなく死を迎えたいだろうけど、
なかなかそうはいかないのが現実だと思う。
なんと言うか、しらじらしいものを感じてしまった。
う〜ん。
ま、おじいちゃん二人のファンタジーってことなら、
ありっちゃ、ありだと思えないわけじゃないけど。
最後はちょっと吹き出しちゃった。
くれぐれも真似はしないでね。
って、そうそう真似はできないとは思うけど。
(2008.11.29)
アメリカ
監督:ロブ・ライナー
出演:ジャック・ニコルソン/モーガン・フリーマン/ショーン・ヘイズ/ロブ・モロー
28Nov.'08 飯田橋ギンレイホールにて
★★★☆☆
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。
この二人が余命をやりたいことをやり尽くして、
生き抜くとなれば、当然期待をしてしまう。
たしかにいっぱい笑ったし、
ほろりとくるところもあった。
二人とも齢を重ねることがどういうことかが、
ちゃんとわかってるからこその行動だから、
これぐらいさせてあげてもいいじゃないとも思う。
でもなんだか納得がいかないのは何だろう。
だれだって生き抜いて悔いなく死を迎えたいだろうけど、
なかなかそうはいかないのが現実だと思う。
なんと言うか、しらじらしいものを感じてしまった。
う〜ん。
ま、おじいちゃん二人のファンタジーってことなら、
ありっちゃ、ありだと思えないわけじゃないけど。
最後はちょっと吹き出しちゃった。
くれぐれも真似はしないでね。
って、そうそう真似はできないとは思うけど。
(2008.11.29)
2010-06-14
君のためなら千回でも
2008年
アメリカ
監督:マーク・フォースター
出演:ハリド・アブダラ/ホマユーン・エルシャディ/ゼキリア・エブラヒミ/アフマド・ハーン・マフムードザダ/ショーン・トーブ
10Jul.'08 ギンレイホールにて
★★★☆☆
凧をあげているアフガンの景色はうつくしかった。
差別など問題はあったにしろ、
それでも凧揚げができるぐらい平和だった。
なのに、ソ連が侵攻してきてその様相はすっかり変わり、
そして今はタリバンが蔓延っていて、
緊張を強いられる国になってしまった。
友情、人種、身分の違い、戦争、、、
いろんなものが交錯した中の、やりきれない罪。
ほんのちょっとの勇気がなかったことが、
運命にも翻弄されて償うきっかけすら失ってしまう。
アミールはアメリカに亡命しても、
その十字架は背負っていたのだと思う。
だからアフガンに再び行く決心をしたのだろう。
アミールの十字架も父親の十字架も、
下ろすことはずっとできないだろうけど、
でも最後にハッサンの子の父親にはちゃんとなってた。
アミールは一皮むけたようにみえた。
それはよかったのだと思う。
ハッサンのはにかんだ笑顔がたまらない。
健気なところが余計にせつなかった。
この映画、かなり泣いた。
涙を誘うところは満載だった。
でも穿った見方をすると、
なんか作り物っぽい感じがしてしまった。
映画がきれいすぎるのかなぁ。
ソ連やタリバンが悪者になっているけど、
その責任の一端はアメリカにだってあるんだってことが、
そっちのけにされてるように感じた。
(2008.7.24)
アメリカ
監督:マーク・フォースター
出演:ハリド・アブダラ/ホマユーン・エルシャディ/ゼキリア・エブラヒミ/アフマド・ハーン・マフムードザダ/ショーン・トーブ
10Jul.'08 ギンレイホールにて
★★★☆☆
凧をあげているアフガンの景色はうつくしかった。
差別など問題はあったにしろ、
それでも凧揚げができるぐらい平和だった。
なのに、ソ連が侵攻してきてその様相はすっかり変わり、
そして今はタリバンが蔓延っていて、
緊張を強いられる国になってしまった。
友情、人種、身分の違い、戦争、、、
いろんなものが交錯した中の、やりきれない罪。
ほんのちょっとの勇気がなかったことが、
運命にも翻弄されて償うきっかけすら失ってしまう。
アミールはアメリカに亡命しても、
その十字架は背負っていたのだと思う。
だからアフガンに再び行く決心をしたのだろう。
アミールの十字架も父親の十字架も、
下ろすことはずっとできないだろうけど、
でも最後にハッサンの子の父親にはちゃんとなってた。
アミールは一皮むけたようにみえた。
それはよかったのだと思う。
ハッサンのはにかんだ笑顔がたまらない。
健気なところが余計にせつなかった。
この映画、かなり泣いた。
涙を誘うところは満載だった。
でも穿った見方をすると、
なんか作り物っぽい感じがしてしまった。
映画がきれいすぎるのかなぁ。
ソ連やタリバンが悪者になっているけど、
その責任の一端はアメリカにだってあるんだってことが、
そっちのけにされてるように感じた。
(2008.7.24)
2010-06-04
トウキョウソナタ
2008年
日本
監督:黒沢清
出演:香川照之/小泉今日子/小柳友/井之脇海/井川遥/津田寛治/役所広司
18Apr.'09 早稲田松竹にて
★★★☆☆
キョンキョンがお母さんになってる。
しかもこんな大きな息子の。
お母さん役としてはとてもいいと思う。
すごく自然で自然に息子を心配している。
香川さんの父親も、悪くないと思う。
リストラされてそれを隠しながら、
家族との接し方が横柄になる心理をうまく表現している。
家族が不協和音で少しずつ何かが狂い出していくところまでは、
すごくよかった。
映像も重くて暗い感じだけど、
家族がこういう状況ならありだし、
全体的な雰囲気はきらいじゃない。
なんだけど、
こうも突拍子のないことが続くとだんだんしらけてくる。
長男の米軍の志願兵って、やっぱり唐突だし。
どうして米軍なのかは説明はしてるけど、
だから余計に、
なんで自衛隊じゃダメなのってツッコミたくなる。
次男がピアノを習いたいのはいいけど、
別に天才にしなくてもいいのに。
で、強盗って。
しかもその強盗と海まで行っちゃうって、、、
幸せだと思っていた家族の日常のそれぞれに、
非日常が起こってしまい、
その非日常を超える非日常が起これば、
また家族を取り戻せるという構図、、、
その思惑はわからなくもないけど、
あまりにそれが露骨にみえちゃって、
鼻についちゃった。
現代にありがちな家族像はよく描けていただけに、
もうちょっとリアリティがあればいいのにと思った。
(2009.5.24)
日本
監督:黒沢清
出演:香川照之/小泉今日子/小柳友/井之脇海/井川遥/津田寛治/役所広司
18Apr.'09 早稲田松竹にて
★★★☆☆
キョンキョンがお母さんになってる。
しかもこんな大きな息子の。
お母さん役としてはとてもいいと思う。
すごく自然で自然に息子を心配している。
香川さんの父親も、悪くないと思う。
リストラされてそれを隠しながら、
家族との接し方が横柄になる心理をうまく表現している。
家族が不協和音で少しずつ何かが狂い出していくところまでは、
すごくよかった。
映像も重くて暗い感じだけど、
家族がこういう状況ならありだし、
全体的な雰囲気はきらいじゃない。
なんだけど、
こうも突拍子のないことが続くとだんだんしらけてくる。
長男の米軍の志願兵って、やっぱり唐突だし。
どうして米軍なのかは説明はしてるけど、
だから余計に、
なんで自衛隊じゃダメなのってツッコミたくなる。
次男がピアノを習いたいのはいいけど、
別に天才にしなくてもいいのに。
で、強盗って。
しかもその強盗と海まで行っちゃうって、、、
幸せだと思っていた家族の日常のそれぞれに、
非日常が起こってしまい、
その非日常を超える非日常が起これば、
また家族を取り戻せるという構図、、、
その思惑はわからなくもないけど、
あまりにそれが露骨にみえちゃって、
鼻についちゃった。
現代にありがちな家族像はよく描けていただけに、
もうちょっとリアリティがあればいいのにと思った。
(2009.5.24)
アキレスと亀
2008年
日本
監督・脚本:北野武
出演:ビートたけし/樋口可南子/柳憂怜/麻生久美子/中尾彬/伊武雅刀/大杉蓮
18Apr.'09 早稲田松竹にて
★★☆☆☆
どうも北野作品は反りが合わないらしい。
といえるほど、いくつも観てるわけじゃないけど。
なんだろう。なんかあざとい感じがしてしまう。
まずこの映画で、
なんでこんなに人を殺さなきゃならないのか、
理解に苦しむ。やたら自殺が多いし。
「あいつら芸術がわかんねえんだよ」
たぶん、この台詞にイライラするんだと思う。
こんなことを言っているどうしようもないやつを、
献身的に支える妻ってのを描きたいんだろうけど、、、
その描き方にどうも惹かれない。
売れない貧乏芸術家とその妻の話なんて、
どこにでもありそうなもんでしょ。
ギャグ仕立てでいくなら、もっと笑わせてくれなきゃ。
奥さんにこれだけのことをやらせるだけの魅力が、
真知寿に感じられない。
学生まではまだ何かありそうって思わせる匂いだけはあるけど、
オヤジになってからはその匂いすら消えちゃったし。
そもそもこの話に説得力がないんだと思う。
(2009.5.24)
日本
監督・脚本:北野武
出演:ビートたけし/樋口可南子/柳憂怜/麻生久美子/中尾彬/伊武雅刀/大杉蓮
18Apr.'09 早稲田松竹にて
★★☆☆☆
どうも北野作品は反りが合わないらしい。
といえるほど、いくつも観てるわけじゃないけど。
なんだろう。なんかあざとい感じがしてしまう。
まずこの映画で、
なんでこんなに人を殺さなきゃならないのか、
理解に苦しむ。やたら自殺が多いし。
「あいつら芸術がわかんねえんだよ」
たぶん、この台詞にイライラするんだと思う。
こんなことを言っているどうしようもないやつを、
献身的に支える妻ってのを描きたいんだろうけど、、、
その描き方にどうも惹かれない。
売れない貧乏芸術家とその妻の話なんて、
どこにでもありそうなもんでしょ。
ギャグ仕立てでいくなら、もっと笑わせてくれなきゃ。
奥さんにこれだけのことをやらせるだけの魅力が、
真知寿に感じられない。
学生まではまだ何かありそうって思わせる匂いだけはあるけど、
オヤジになってからはその匂いすら消えちゃったし。
そもそもこの話に説得力がないんだと思う。
(2009.5.24)
西の魔女が死んだ
2008年
日本
監督・脚本:長崎俊一
出演:サチ・パーカー/高橋真悠/りょう/大森南朋/高橋克実
17Oct.'08 飯田橋ギンレイホールにて
★★☆☆☆
ちょっと期待しすぎたかな。
自然は美しいし、その山の暮らしは素敵だし、
穏やかなおばあちゃんの言葉はどれも心を打つ。
魔女修行と称してマイに暮らしの仕事をさせる。
マイとの向きあい方もさすがだ。
魔女だけど、占いには興味がないと言う。
「日々の変化を楽しみたいから、どう変わるかに興味がない」
というのには、はっとさせられた。
なんだけど、映画には惹かれなかった。
野いちごのジャムづくりやらラベンダーのシーツ干しやら、
どこを切りとっても絵本から抜け出したような映像やら、
「素敵な山の暮らし」がこれでもかと押し寄せてきて、
ちょっと息が詰まった。
きっとこういうところを見せたかったんだと思うけど。
世界が完璧に作り上げられていて、
文句が言えない窮屈さを感じてしまった。
唯一、リアリティを感じたのはキム兄の存在。
彼がでてくると、単なる夢物語じゃないんだと認識できて、
そこはよかったと思う。
(2008.10.18)
日本
監督・脚本:長崎俊一
出演:サチ・パーカー/高橋真悠/りょう/大森南朋/高橋克実
17Oct.'08 飯田橋ギンレイホールにて
★★☆☆☆
ちょっと期待しすぎたかな。
自然は美しいし、その山の暮らしは素敵だし、
穏やかなおばあちゃんの言葉はどれも心を打つ。
魔女修行と称してマイに暮らしの仕事をさせる。
マイとの向きあい方もさすがだ。
魔女だけど、占いには興味がないと言う。
「日々の変化を楽しみたいから、どう変わるかに興味がない」
というのには、はっとさせられた。
なんだけど、映画には惹かれなかった。
野いちごのジャムづくりやらラベンダーのシーツ干しやら、
どこを切りとっても絵本から抜け出したような映像やら、
「素敵な山の暮らし」がこれでもかと押し寄せてきて、
ちょっと息が詰まった。
きっとこういうところを見せたかったんだと思うけど。
世界が完璧に作り上げられていて、
文句が言えない窮屈さを感じてしまった。
唯一、リアリティを感じたのはキム兄の存在。
彼がでてくると、単なる夢物語じゃないんだと認識できて、
そこはよかったと思う。
(2008.10.18)
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なんだろう、このイヤな感じ。
まずは、えらく骨太で男っぽい映像で、
なんだかがんばっちゃったなぁ、、、って、
で、
自信満々の男が登場したかとおもいきや、
男同士でじゃれあってたり、
爆弾を仕込まれたのがベッカムだと勘違いして、
いやに落ち込んじゃって、、、
でも、ベッカムじゃなかったんだけど、、、
ならいいって話では決してないんだけど、、、
男っぽさを強調してる割に、
なんかフェミニズム的なものを感じて気持ちが悪かった、
ってのが、最初の印象。
とにかく、ワタシが腑に落ちなかったのは、
子どもを人間爆弾にするなんてこと。ホントにやってるの?
戦争は怖い、嫌だ
=テロリストは怖い、残酷
=アラブ人(イラク人)は訳が分からない、気味が悪い
ってのが、
基盤になって物語が展開されているように、
思えてならなかった。
この映画で描かれているイラク人って、
爆弾処理中に通りかかった人が、
携帯電話をかけていたり、
爆弾処理現場に突っ込んじゃったタクシーが、
立ち往生してしまったり、、、
処理班側からすれば、なんとも迷惑な存在になってた。
携帯電話の件ではひとりアメリカ兵が亡くなって、
被害者だと言わんばかりになってたし、、、
でも、いきなり銃を突きつけられれば、
動けなくなるでしょ。
イラク人は自分らの生活をしていただけだよ。
爆弾処理してやってるってえらそうなこというなら、
市民の安全を確認してやれよ。
せめてアラブ語を覚えてからやれよ。
アメリカ軍のプロパガンダというか、
なぜイラクにいるのかっていう言い訳?
のようにしか、見えなかったんだけど。。。
とにかくアメリカ兵主体の映画で、
彼らの仕事ぶりや苦悩を描いているわけだけど、、、
それを描けば描くほど、言い訳になるように思う。
で、実は暗にイラク派兵は失敗だったといってる?
中盤以降、あんなに自信満々だった主人公が、
ことごとく上手くいかなくなっているのは、
アメリカ軍は完璧じゃないことを暗に示してる?
深読みして、そうとれなくもないけど、
だとしたら、なんて面倒くさい映画なんだ。