1966年日本
監督:森一生
出演:村松英子/加東大介/佐藤慶/中村隆/中野誠也/伊達三郎/戸浦六宏/越川一/木村玄/森矢雄二/尾上栄五郎/原聖四郎/石原須磨男/近江輝子/香山恵子/毛利郁子/H・ジョンソン
24Oct.'10 新文芸座
★★★☆☆
雷蔵は相変わらずで、申し分ないんだけど、
一作目より力量不足を感じてしまうのは何だろう。。
エンターテイメント的には、満足できるんだけど。
加東大介はもとより、佐藤慶、戸浦六宏、
芸者役の妖しさを醸し出している村松英子等等、
脇役陣の豊富さはさすがに贅沢だなぁと思う。
(2010.11.4)
2010-12-01
2010-08-31
黒蜥蜴
1968年
日本
監督:深作欣二 原作:江戸川乱歩 戯曲:三島由紀夫
出演:丸山明宏/木村功/川津祐介/宇佐見淳弥/松岡きっこ/西村晃/小林トシ子/丹波哲郎/三島由紀夫
28Aug.'10 新文芸座
★★★☆☆
いやはや、いやはや。
『黒蜥蜴』は結局、黒蜥蜴あってこそ。
大映版が京マチ子なら、
こちらは丸山明宏の独壇場。
もう、美しすぎる。ため息もの。
可憐でいながら、艶かしい。
その芳醇な姿から目が離せなくなった。
ホテルから逃げる男装姿には、
なんだか妙な錯覚をおこしてしまった。
オープニングのアングラ感はなかなか好きかも。
大映版から6年で随分洗練されたなぁと思う。
ただ、ストーリーは陳腐に感じてしまった。
同じ日に『陰獣』を観たせいかもしれないけど。
でもエンターテイメント性は『黒蜥蜴』の方があるんだろうな。
三島由紀夫がどういう風に出てくるのか興味津々だったけど、
さすがに、びっくり。笑っちゃった。
日本
監督:深作欣二 原作:江戸川乱歩 戯曲:三島由紀夫
出演:丸山明宏/木村功/川津祐介/宇佐見淳弥/松岡きっこ/西村晃/小林トシ子/丹波哲郎/三島由紀夫
28Aug.'10 新文芸座
★★★☆☆
いやはや、いやはや。
『黒蜥蜴』は結局、黒蜥蜴あってこそ。
大映版が京マチ子なら、
こちらは丸山明宏の独壇場。
もう、美しすぎる。ため息もの。
可憐でいながら、艶かしい。
その芳醇な姿から目が離せなくなった。
ホテルから逃げる男装姿には、
なんだか妙な錯覚をおこしてしまった。
オープニングのアングラ感はなかなか好きかも。
大映版から6年で随分洗練されたなぁと思う。
ただ、ストーリーは陳腐に感じてしまった。
同じ日に『陰獣』を観たせいかもしれないけど。
でもエンターテイメント性は『黒蜥蜴』の方があるんだろうな。
三島由紀夫がどういう風に出てくるのか興味津々だったけど、
さすがに、びっくり。笑っちゃった。
黒蜥蜴
1962年
日本
監督:井上梅次 原作:江戸川乱歩 劇化:三島由紀夫
出演:京マチ子/大木実/叶順子/三島雅夫/目黒幸子/川口浩/緋桜陽子/杉田康
28Aug.'10 新文芸座
★★★☆☆
いやはや、
オールナイトで江戸川乱歩特集4作目で、
さすがに朦朧としていて、最後がこれでよかった(笑)
オドロオドロしい『黒蜥蜴』を想像していたので、
肩すかしで、笑えた。
京マチ子はさすがだ。
男装で踊ってるし。
不意をつかれてあっけにとられたけど、
別の意味で期待を裏切らない。
同じ日に丸山明宏のも観ていて、
どちらも劇化に三島由紀夫が絡んでいて、
だいたい台詞は同じ感じだったけど、
こうも違うものになるっていうのが、面白かった。
監督の違い? 配給会社の影響?
ま、なんにしろ、京マチ子につきる。
大阪のホテルでの着物姿は、
どこにでもいそうなおばさんなのに、
ドレスになるとしっかり悪女になる。
で、この存在感。
こういう女優がいたということが、
この時代の映画の豊かさを物語っているように思う。
日本
監督:井上梅次 原作:江戸川乱歩 劇化:三島由紀夫
出演:京マチ子/大木実/叶順子/三島雅夫/目黒幸子/川口浩/緋桜陽子/杉田康
28Aug.'10 新文芸座
★★★☆☆
いやはや、
オールナイトで江戸川乱歩特集4作目で、
さすがに朦朧としていて、最後がこれでよかった(笑)
オドロオドロしい『黒蜥蜴』を想像していたので、
肩すかしで、笑えた。
京マチ子はさすがだ。
男装で踊ってるし。
不意をつかれてあっけにとられたけど、
別の意味で期待を裏切らない。
同じ日に丸山明宏のも観ていて、
どちらも劇化に三島由紀夫が絡んでいて、
だいたい台詞は同じ感じだったけど、
こうも違うものになるっていうのが、面白かった。
監督の違い? 配給会社の影響?
ま、なんにしろ、京マチ子につきる。
大阪のホテルでの着物姿は、
どこにでもいそうなおばさんなのに、
ドレスになるとしっかり悪女になる。
で、この存在感。
こういう女優がいたということが、
この時代の映画の豊かさを物語っているように思う。
2010-06-02
復讐するは我にあり
1979年
日本
監督:今村昌平
出演:緒形拳/三國連太郎/ミヤコ蝶々/倍賞美津子/小川真由美/清川虹子/殿山泰司/垂水悟郎/絵沢萠子/白川和子
24Apr.'08 新文芸座にて
★★★★★
緒形拳、すごかった。
ドロドロ人間臭くて、、、
片時も目を離せなくて、、、
三国連太郎も賠償美津子も、
ふたりとも大人しい役柄なのに、
無言の迫力があって息が詰まりそうだった。
榎津が最初に二人を殺した動機がずっとわからなかった。
父親に反抗していたのは明らかだが、それが動機なの?
けど、この榎津の人となりが面白くて惹き込まれてしまうので、
最後までそんなことはどうでもよくなってしまうのだ。
五島、別府、福岡、浜松、東京、、、
どんどん場所が移っていくし展開が繰り広げられていくので、
余計なことを考えるヒマがないのである。
小川真由美が殺されたのもやっぱりよくわからない。
だんだん面倒になったってコトなのか?
もう何人もやってるので、
もう一人ぐらいどうってことはないってだけだったら、
殺しが麻痺してしまったのなら、 それは怖い話だが。
でも、それでも映画全体の凄みに嵌ってしまったのである。
背筋のどこかに寒いものを感じながら、、、
(2008.4.29)
日本
監督:今村昌平
出演:緒形拳/三國連太郎/ミヤコ蝶々/倍賞美津子/小川真由美/清川虹子/殿山泰司/垂水悟郎/絵沢萠子/白川和子
24Apr.'08 新文芸座にて
★★★★★
緒形拳、すごかった。
ドロドロ人間臭くて、、、
片時も目を離せなくて、、、
三国連太郎も賠償美津子も、
ふたりとも大人しい役柄なのに、
無言の迫力があって息が詰まりそうだった。
榎津が最初に二人を殺した動機がずっとわからなかった。
父親に反抗していたのは明らかだが、それが動機なの?
けど、この榎津の人となりが面白くて惹き込まれてしまうので、
最後までそんなことはどうでもよくなってしまうのだ。
五島、別府、福岡、浜松、東京、、、
どんどん場所が移っていくし展開が繰り広げられていくので、
余計なことを考えるヒマがないのである。
小川真由美が殺されたのもやっぱりよくわからない。
だんだん面倒になったってコトなのか?
もう何人もやってるので、
もう一人ぐらいどうってことはないってだけだったら、
殺しが麻痺してしまったのなら、 それは怖い話だが。
でも、それでも映画全体の凄みに嵌ってしまったのである。
背筋のどこかに寒いものを感じながら、、、
(2008.4.29)
事件
1978年
日本
監督:野村芳太郎 原作:大岡昇平 脚本:新藤兼人
出演:永島敏行/松坂慶子/大竹しのぶ/佐分利信/中野誠也/磯部勉/芦田伸介/丹波哲郎/山本圭/渡瀬恒彦
24Apr.'08 新文芸座にて
★★★☆☆
丹波哲郎も松坂慶子も大竹しのぶも、
あと永島敏行も渡瀬恒彦もみんな若いなぁ。
70年代の映画なのだから、当たり前だけど。
裁判官がちょっと面白かった。
「異議あり」といわれると、 「異議はわかるのですが、
裁判所としてはこの件がどうなったのか聞きたいと思います。」
というのが多かった。
法廷物ではあまり聞かない台詞だと思った。
それにしても青年永島敏行は、
ただ二人の姉妹に翻弄されてたって感じだ。
女って強いよなぁ。
あどけない大竹しのぶもしっかり女になってたし。
ワタシは妙に松坂慶子の悪女っぷりが好きだったなぁ。
潔くて、観てて気持ちいいぐらいだった。
(2008.4.29)
日本
監督:野村芳太郎 原作:大岡昇平 脚本:新藤兼人
出演:永島敏行/松坂慶子/大竹しのぶ/佐分利信/中野誠也/磯部勉/芦田伸介/丹波哲郎/山本圭/渡瀬恒彦
24Apr.'08 新文芸座にて
★★★☆☆
丹波哲郎も松坂慶子も大竹しのぶも、
あと永島敏行も渡瀬恒彦もみんな若いなぁ。
70年代の映画なのだから、当たり前だけど。
裁判官がちょっと面白かった。
「異議あり」といわれると、 「異議はわかるのですが、
裁判所としてはこの件がどうなったのか聞きたいと思います。」
というのが多かった。
法廷物ではあまり聞かない台詞だと思った。
それにしても青年永島敏行は、
ただ二人の姉妹に翻弄されてたって感じだ。
女って強いよなぁ。
あどけない大竹しのぶもしっかり女になってたし。
ワタシは妙に松坂慶子の悪女っぷりが好きだったなぁ。
潔くて、観てて気持ちいいぐらいだった。
(2008.4.29)
日本人のへそ
日本
監督:須川栄三 原作:井上ひさし 脚本:白坂依志夫
出演:緑魔子/なべおさみ/美輪明宏/東てる美/佐藤蛾次郎/小松方正/熊倉一雄
04Jul.'08 ラピュタ阿佐ヶ谷にて
★★★★☆
どんでん返しに次ぐどんでん返しで、
何がリアルで何が芝居(劇中の虚構)なのか、、、
マジメに観てるとバカバカしくなってくる。
全身の力をぜ〜んぶ抜いて、
軟体動物に化して観るのがオススメ。
全体的に突き抜けてるというか、明るいというか。
湿っぽい話が所々あっても結局すぐ乾いちゃうというか。
いやはや。
三輪明宏の凛々しいお姿が、、、(笑)
それだけでも、ちょっと得した感じかな。
(2008.7.23)
華麗なる一族
1974年
日本
監督:山本薩夫 原作:山崎豊子
出演:佐分利信/月丘夢路/京マチ子/ 仲代達矢/田宮二郎
15Jun.'08 新文芸座にて
★★☆☆☆
前半はまだそれぞれの心理描写があったような気がしたけど、
後半は原作を追うのが精一杯で端折った感じになってしまって、
残念だった。
そもそもこの大河小説を3時間30分で嵌め込もうとしたことに、
無理があったと思う。
俳優陣はすごく面白い配役で愉しめた。
京マチ子の妖艶さには目を奪われたし、
佐分利信の威厳や苦悩が空気をとにかく重くしていた。
月丘夢路は楚々としていても存在感がある。
先だってのTVのドラマも時々観ていたが、
重厚感ではまるで敵わない。
きれいな俳優ばかりで、きっちり収まってて、
なんか毒がないっていうか。
映画の方がいや〜な毒がまわっていた。
なので、映画の方が好みではある。
そうなのだが、
’70年代の映画にありがちな音楽や効果音の大げさなのが、
実は苦手。
後半はその音のオンパレードになっていたのが、
どうしても好きになれなかった。
(2008.6.29)
日本
監督:山本薩夫 原作:山崎豊子
出演:佐分利信/月丘夢路/京マチ子/ 仲代達矢/田宮二郎
15Jun.'08 新文芸座にて
★★☆☆☆
前半はまだそれぞれの心理描写があったような気がしたけど、
後半は原作を追うのが精一杯で端折った感じになってしまって、
残念だった。
そもそもこの大河小説を3時間30分で嵌め込もうとしたことに、
無理があったと思う。
俳優陣はすごく面白い配役で愉しめた。
京マチ子の妖艶さには目を奪われたし、
佐分利信の威厳や苦悩が空気をとにかく重くしていた。
月丘夢路は楚々としていても存在感がある。
先だってのTVのドラマも時々観ていたが、
重厚感ではまるで敵わない。
きれいな俳優ばかりで、きっちり収まってて、
なんか毒がないっていうか。
映画の方がいや〜な毒がまわっていた。
なので、映画の方が好みではある。
そうなのだが、
’70年代の映画にありがちな音楽や効果音の大げさなのが、
実は苦手。
後半はその音のオンパレードになっていたのが、
どうしても好きになれなかった。
(2008.6.29)
眠狂四郎人肌蜘蛛
1968年
日本
監督:安田公義
出演:市川雷蔵/緑魔子/三条魔子/川津祐介/渡辺文雄/寺田農/五味龍太郎/三木本賀代
20May'09 DVD
★★★★☆
ヒーローものはあんまり好きじゃないけど、
狂四郎はかっこいいから、いい。
雷蔵さん、『炎上』とかだと小柄な印象があったけど、
狂四郎はなんだか大きく見えた。
そういう風に見せてるとは思うけど、
あっぱれだね。
緑魔子の悪女っぷりに大満足。
(2009.5.22)
日本
監督:安田公義
出演:市川雷蔵/緑魔子/三条魔子/川津祐介/渡辺文雄/寺田農/五味龍太郎/三木本賀代
20May'09 DVD
★★★★☆
ヒーローものはあんまり好きじゃないけど、
狂四郎はかっこいいから、いい。
雷蔵さん、『炎上』とかだと小柄な印象があったけど、
狂四郎はなんだか大きく見えた。
そういう風に見せてるとは思うけど、
あっぱれだね。
緑魔子の悪女っぷりに大満足。
(2009.5.22)
非行少女ヨーコ
1966年
日本
監督:降旗康男
出演:緑魔子/谷隼人/石橋蓮司/城野ゆき/大原麗子/関本太郎/荒木一郎/岡田英次
29May'09 DVD
★★☆☆☆
どこか洗練しきれていない、
泥臭さを残したアングラ感はよかった。
家出少女に世間はそんなに甘くはない。
オヤジに声をかけられ子犬のようについていけば、
そりゃ、ただじゃすまない。
ジャズ喫茶で知り合った仲間たちが飲んでいた睡眠薬に,
興味本位で手を出し、ただ騒いで踊ってラリって、
気がついたらオトコ(ジロウ)の部屋。
行き当たりばったり彷徨って、行き場を失って、
結局クスリ漬けになる。
どうすることもできない閉塞感、倦怠感が蔓延している。
実話らしいのだが、
ワタシとしてはクスリ中毒になるところまでで十分だった。
ここまでなら、★は5つにしたかも。
サントロペへ旅立つってことで、
船に乗っているヨーコとジロウ。
生きることすらままならなかったのに、
映画で見たからってだけで、そんなに簡単に行けちゃうのか。
しかもそこにヨーコの母親がいてジロウの父親が現れて、、、
家出少女が都会で何に悶えて、何に戦ってたんだか。
訳のわからないハッピーエンドになってた。
(2009.5.31)
日本
監督:降旗康男
出演:緑魔子/谷隼人/石橋蓮司/城野ゆき/大原麗子/関本太郎/荒木一郎/岡田英次
29May'09 DVD
★★☆☆☆
どこか洗練しきれていない、
泥臭さを残したアングラ感はよかった。
家出少女に世間はそんなに甘くはない。
オヤジに声をかけられ子犬のようについていけば、
そりゃ、ただじゃすまない。
ジャズ喫茶で知り合った仲間たちが飲んでいた睡眠薬に,
興味本位で手を出し、ただ騒いで踊ってラリって、
気がついたらオトコ(ジロウ)の部屋。
行き当たりばったり彷徨って、行き場を失って、
結局クスリ漬けになる。
どうすることもできない閉塞感、倦怠感が蔓延している。
実話らしいのだが、
ワタシとしてはクスリ中毒になるところまでで十分だった。
ここまでなら、★は5つにしたかも。
サントロペへ旅立つってことで、
船に乗っているヨーコとジロウ。
生きることすらままならなかったのに、
映画で見たからってだけで、そんなに簡単に行けちゃうのか。
しかもそこにヨーコの母親がいてジロウの父親が現れて、、、
家出少女が都会で何に悶えて、何に戦ってたんだか。
訳のわからないハッピーエンドになってた。
(2009.5.31)
月曜日のユカ
1964年
日本
監督:中平康
出演:加賀まりこ/北林谷栄/中尾彬/加藤武/波多野憲
29May'09 DVD
★★★★★
当時の日本映画にしたら、相当斬新だったと思う。
最初、ヌーベルヴァーグかぶれかと思ったけど、
ゴダールやトリュフォーが中平康の影響を受けたらしい。
びっくり。
まりこさん、顔ちっちゃすぎ。
映像がとにかくスタイリッシュでかわいいので、
何をしても嵌る。
ちょっとたどたどしいところが、
オバカな感じでいい。
40年以上も昔の映画だなんて微塵も感じさせない。
すごい。
(2009.5.31)
日本
監督:中平康
出演:加賀まりこ/北林谷栄/中尾彬/加藤武/波多野憲
29May'09 DVD
★★★★★
当時の日本映画にしたら、相当斬新だったと思う。
最初、ヌーベルヴァーグかぶれかと思ったけど、
ゴダールやトリュフォーが中平康の影響を受けたらしい。
びっくり。
まりこさん、顔ちっちゃすぎ。
映像がとにかくスタイリッシュでかわいいので、
何をしても嵌る。
ちょっとたどたどしいところが、
オバカな感じでいい。
40年以上も昔の映画だなんて微塵も感じさせない。
すごい。
(2009.5.31)
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なんだろう。何が足りないのか、
何が違うのか。。。
香山美子は艶かしかった。
楚々とした着物姿の虫も殺さぬような顔した女で、
しかし実はとんだ食わせ者だったってのが、
うまく描かれてたと思う。
自分で寒川に相談しておきながら、
寒川が謎解きをしていこうとすると、
ココロここにあらず、我関せず、な感じで、
気持ちはもう、、、違うところにいっちゃってる。。。
その表情になんだかそそられちゃった。
なんだけど、
その肝心要の寒川の謎解きが、、、うーん。
全体的に雰囲気はあるだけに、
ここが棒読みだとちょっとツライ。。。
棒読みというか、一生懸命すぎるというか、
がんばっちゃってるというか、力が入りすぎてるというか、
ヘっ?て思って、ふとこっちが我にかえっちゃったよ。
ここは幻想に漂わさせてほしかった。。。
でも、変に回想シーンとか入れてないところは、
よかったと思う。
ワタシは原作読んでないけど、トリックはよくわかったし。
これ以上説明する必要はないと思う。
あ〜、だからこそ酔わせてほしかった。残念。
あとやっぱり、囲碁のシーンは好き。
直接的に云わずに、何を意味しているのか、
映像と音で怪しく表現してるのは、面白かった。
ちょっと、ぞくぞくしたし。
加藤泰監督は、映像の名手だったのだそう。
だからか。いろいろ駆使してるのは、わかる。
囲碁のシーンは引いたところから、ローアングルだったり、
いきなり目のアップだったり、と、
くるくる変わることで、臨場感というか、
心理的な緊張感が伝わっていいと思った。
けど、どこの場面だったか忘れたけど、
寒川と静子を望遠レンズですごく近くにして、
重なるように見せておきながら、
いきなり標準レンズの画角に切り替わったところがあって、
ここでもまた、ワタシは、はたと我にかえっちゃったのよ。
望遠で、ここまで寄って、これだけピントを合わすには、
光量もそれなりに必要になってくるし、
よほどじゃなければやらなくてもいいと思うんだけど、
この時代の撮り方なのかな。
他の監督の作品とかでも、結構見る。
ワタシにはその良さがわからない。
なんか鼻について、あまり好きじゃない。
ま、それはいいけど、
違和感のある画角の切り替えはどうかと思う。
細かいことで申し訳ないけど、こういうことで、
ぽんと現実に戻されちゃうのよ。
ワタシは乱歩の世界に浸りたくて観てるんだから。
とにかく、ワタシにはあと一歩って感じだった。
全体的な雰囲気と余計なことをしてないところは、
好きだっただけに、なんだかもったいないなって、思う。