2005年
フランス
監督:フランソワ・オゾン
出演:メルヴィル・プボー/ジャンヌ・モロー/ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ/ダニエル・デュバル/マリー・リヴィエール/クリスチャン・センゲワルド/ルイーズ=アン・ヒッポー
25Aug.'09 DVD
★★★★☆
余命3ヶ月の宣告されたロマン。
ひとつ、またひとつと、残すものと手放すものを、
潔く割り切りながら、死に向かって片付けていく。
いろんな感情に揺れながらも、
淡々と、でも確実にこなしていく。
ジャンヌ・モローのおばあちゃん。
皺の一本一本にいろんな人生がみえる。
自分がしてしまった失敗をロマンに話す。
ロマンを信用してるから、話したんだと思う。
そんなおばあちゃんだから、
ロマンは病気のことを話せたのだろう。
似た者同士というのは、つながってるもの同士。
信じて愛し合える相手なのだと思う。
オゾンはロマンに自分を投影してるらしいけど、
この映画、きれいすぎるよ。
もうちょっと人間臭くてもよかったんじゃないかな。
ホント、ナルシストだよね。
でも変に感傷を押し付けられたりはしてないので、
そこはよかったと思う。
(2009.8.28)
2010-06-23
ふたりの5つの分かれ路
2004年
フランス
監督:フランソワ・オゾン
出演:ウ゛ァレリア・ブルーニ・テデスキ/ステファン・フレイス/ジェラルディン・ペラス/フランソワーズ・ファビアン/マイケル・ロンズデイル/アントワーヌ・シャピー
23Aug.'09 DVD
★★★★★
離婚調停にサインをするマリオンとジル。
どうすれば、良かったのか。 何がいけなかったのか。
必死で記憶を辿っても、どんなに思い巡らしても、
答えはみつからない。 そもそも正解なんてないから。
「勝ち負けじゃない。終わっただけ」
そう。 勝ち負けじゃない。
正しいか間違ってるかでもない。
マリオンはずっと満たされていなかった。
男と女のちぐはぐさ、行き違い、すれ違いは、
あまりに微妙でうまく伝えられない。
みえない溝があることに気づきながらも、
ジルには、その溝が何なのかも埋める術もわからない。
「終わっ ただけ」というマリオンに、
「やり直せないか」というジル。
この二言が、すごく男と女を表してる。
怖いほど、リアルだ。
(2009.8.26)
フランス
監督:フランソワ・オゾン
出演:ウ゛ァレリア・ブルーニ・テデスキ/ステファン・フレイス/ジェラルディン・ペラス/フランソワーズ・ファビアン/マイケル・ロンズデイル/アントワーヌ・シャピー
23Aug.'09 DVD
★★★★★
離婚調停にサインをするマリオンとジル。
どうすれば、良かったのか。 何がいけなかったのか。
必死で記憶を辿っても、どんなに思い巡らしても、
答えはみつからない。 そもそも正解なんてないから。
「勝ち負けじゃない。終わっただけ」
そう。 勝ち負けじゃない。
正しいか間違ってるかでもない。
マリオンはずっと満たされていなかった。
男と女のちぐはぐさ、行き違い、すれ違いは、
あまりに微妙でうまく伝えられない。
みえない溝があることに気づきながらも、
ジルには、その溝が何なのかも埋める術もわからない。
「終わっ ただけ」というマリオンに、
「やり直せないか」というジル。
この二言が、すごく男と女を表してる。
怖いほど、リアルだ。
(2009.8.26)
エンジェル
2007年
ベルギー・イギリス・フランス
監督・脚本:フランソワ・オゾン
出演:ロモーラ・ガライ/サム・ニール/シャーロット・ランプリング/ルーシー・ラッセル/マイケル・ファスヴェンダー
20Jan.'08 シャンテ・シネにて
★★★★★
虚構の中の虚構の夢物語。
まさしく乙女のおとぎ話といったところだろうか。
ここまで徹底して虚の世界が繰り広げられれば、
その潔さに感服する。
昼ドラ仕立ての構成は夢物語に対するアンティテーゼ。
まともに受け止めたら勘違い女の一生にしか見えない。
でもそれを全部裏返してみれば、
オゾンが何を言いたかったかがわかる気がする。
かなりの冒険をしているし、
それを余儀なくさせるだけのエネルギーを感じさせる。
相変わらずの映像感覚にはやはり脱帽。
オゾンならではの色彩だけでもかなり満足できる。
そして、やはりシャーロット・ランプリング。
彼女の視線の鋭さにには圧倒される。ドキドキする。
この映画では小さな役なのに、
その存在感はしみじみと観ているものに入り込んでくる。
ノラの最後の言葉にオゾンの本音が集約されていると実感した。
虚は虚でしかなく泡のように消えてゆき、
本物は後世に残ってゆく、それが運命なのだと。
(2008.1.23)
ベルギー・イギリス・フランス
監督・脚本:フランソワ・オゾン
出演:ロモーラ・ガライ/サム・ニール/シャーロット・ランプリング/ルーシー・ラッセル/マイケル・ファスヴェンダー
20Jan.'08 シャンテ・シネにて
★★★★★
虚構の中の虚構の夢物語。
まさしく乙女のおとぎ話といったところだろうか。
ここまで徹底して虚の世界が繰り広げられれば、
その潔さに感服する。
昼ドラ仕立ての構成は夢物語に対するアンティテーゼ。
まともに受け止めたら勘違い女の一生にしか見えない。
でもそれを全部裏返してみれば、
オゾンが何を言いたかったかがわかる気がする。
かなりの冒険をしているし、
それを余儀なくさせるだけのエネルギーを感じさせる。
相変わらずの映像感覚にはやはり脱帽。
オゾンならではの色彩だけでもかなり満足できる。
そして、やはりシャーロット・ランプリング。
彼女の視線の鋭さにには圧倒される。ドキドキする。
この映画では小さな役なのに、
その存在感はしみじみと観ているものに入り込んでくる。
ノラの最後の言葉にオゾンの本音が集約されていると実感した。
虚は虚でしかなく泡のように消えてゆき、
本物は後世に残ってゆく、それが運命なのだと。
(2008.1.23)
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