2007年
ベルギー・イギリス・フランス
監督・脚本:フランソワ・オゾン
出演:ロモーラ・ガライ/サム・ニール/シャーロット・ランプリング/ルーシー・ラッセル/マイケル・ファスヴェンダー
20Jan.'08 シャンテ・シネにて
★★★★★
虚構の中の虚構の夢物語。
まさしく乙女のおとぎ話といったところだろうか。
ここまで徹底して虚の世界が繰り広げられれば、
その潔さに感服する。
昼ドラ仕立ての構成は夢物語に対するアンティテーゼ。
まともに受け止めたら勘違い女の一生にしか見えない。
でもそれを全部裏返してみれば、
オゾンが何を言いたかったかがわかる気がする。
かなりの冒険をしているし、
それを余儀なくさせるだけのエネルギーを感じさせる。
相変わらずの映像感覚にはやはり脱帽。
オゾンならではの色彩だけでもかなり満足できる。
そして、やはりシャーロット・ランプリング。
彼女の視線の鋭さにには圧倒される。ドキドキする。
この映画では小さな役なのに、
その存在感はしみじみと観ているものに入り込んでくる。
ノラの最後の言葉にオゾンの本音が集約されていると実感した。
虚は虚でしかなく泡のように消えてゆき、
本物は後世に残ってゆく、それが運命なのだと。
(2008.1.23)
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