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2010-06-16

愛おしき隣人

2007年 
スウェーデン・ドイツ・フランス
監督・脚本:ロイ・アンダーソン
出演:ジェシカ・ランバーグ/エリザベート・ヘランダー/ビヨルン・イングランド

25Jun.'08 シネマベティにて
★★★★★

愛おしい、愛おしい隣人たち

そりゃ、うまくいかないことばかりかもしれない
夫婦喧嘩もするし 鬱にだってなる
突然、嵐になる時だってあるさ
でもね

いいたいことはシンプル

ラストオーダー
また明日があるよ!

いつか好きな人のために
純白のウエディングドレスを着る日が来て、
みんなに祝福されるの
そんなことだって夢じゃないはず


とにかく映像が好き。
他に余計なものを感じさせない、
コントラストがほとんどない、柔らかい色。
この映像だけをずっと観ていたかった。
この色の世界にずっと浸っていたかった。

公式HPによると、
キャスティングはプロばかりじゃないらしい。
何度もリハーサルをして、
撮っているうちにに良いシーンになったとのこと。
人間臭い滑稽味のある彼らの演技は、
演技というよりほとんど地だったんだなぁ。
なるほど。納得。
すごく素朴だなと思っていたのは、だからなんだ。
だからこそ、うまく日常が溶け込んでいたのだと思う。
(2008.7.02)

コントラクト・キラー

1990年 
フィンランド・スウェーデン
製作・監督・脚本・編集:アキ・カウリスマキ
出演:ジャン・ピエール・レオー/マージ・クラーク/ケネス・コリー/セルジュ・レジアニ/アンジェラ・ウォルシュ

13Feb.'08 早稲田松竹にて
★★★★★

自分で死ねないから、
コントラクト・キラー(殺し屋)に自分を依頼して、
でも死にたくなくなって、、、 どういうわけか、
メンドクサイ迷路にはまっていく主人公。
まぁ、だからこそ映画はおもしろいんだけど。

だいたい、この主人公、まともに生きてなかったじゃん。
恋もしたことがなけりゃ、酒もタバコも知らない。
人生は楽しいんだって、殺し屋に教えられてんだもん。
で、バーで酒とタバコに手を出したら、
バラ売りの女と恋に落ちちゃったってわけ。
つまるところ、
勝手な思惑や自分の都合で死を決めるなということだろう。
 死ぬことを許すのは神さまだけだっていう話である。

やはり淡々としていながら、
無口でいながら、 語っていることが多い。
しっとりした映像。
赤とか青とかがどぎつく見えないのは、
カウリスマキの魔法のせい。
ベッドシーンをベッドの上の電球ひとつで
表現してしまうってのはさすがだ。
 (2008.2.14)

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ

1989年 
フィンランド・スウェーデン
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:マッティ・ペロンパー/カリ・ヴァーナネン/サッケ・ヤルヴェンパー

13Feb.'08 早稲田松竹にて
★★★★★

どこまでも、おバカでゴキゲンな映画。
なんかおかしくて。そう、「なんか」なんだけど。
オナカ抱えて笑うというのとは、ちょっと違う。

ずっと前から知ってはいたけど
なかなか機会を失っていたのだが、
こんなにおもしろいならもっと前に観ておけばよかった。

ツンドラの荒野から悪徳マネージャーにそそのかされて、
アメリカに連れてこられ、メキシコに行くハメになり、、、

彼らはとにかく無口で無表情。
やっとしゃべったかと思えば「腹減った」
悪徳マネージャーは、自分用のパンを隠しながら、
メンバーにはタマネギをひとり一個ずつ与える。
メンバーはそれを無表情に生のまま齧っている。
そういうことのひとつひとつが、妙におかしくて。
なんで、タマネギ? なんで、齧ってんの?
笑ってもいないし怒ってもいない。
感情があまりにみえないので、余計に滑稽にみえてしまう。
コメディなのに、淡々としてる。なんかね。

ジム・ジャームッシュが出てる? まさかと思っていたら、
エンドロールに名前があって、びっくり。
カウリスマキと仲がいいの?
ま、よく似たニオイはあるけど。

レニングラード・カウボーイズの来日はないのかな(笑)
(2008.2.14)