2009年
アメリカ
監督:リー・ダニエルズ
出演:ガボレイ・シディベ/モニーク/ポーラ・パットン/マライア・キャリー/シェリー・シェパード/レニー・クラヴィッツ/ニーラ・ゴードン/ステファニー・アンドゥハル/アミナ・ロビンソン/チャイナ・レイン/ソーシャ・ロクモア/アンジェリック・ザンブラーナ
13Oct.'10 早稲田松竹
★★★★★
2010-11-18
2010-11-07
第9地区
2009年
アメリカ
監督:ニール・ブロンカンプ
出演:シャルト・コプリー/デイウッド・ジェームズ/ジェイソン・ストライク/ジョン・サマー/ウィリアム・アレン・ヤング/ニック・ブレイク/バリー・ストリドム/ジェド・ブロフィ/ヴィットリオ・レオナルディ/デイウィッド・ジェームズ/ティム・ゴードン/モーン・エラスムス/アンソニー・ビショップ
25Sep.'10 新文芸座
★★★★★
歴史は繰り返すっていうか、
勉強しないというか、
様子の違うものは分けたがるというか。
人間が繰り返してきた人種差別を、
今度は宇宙人を相手にやってる。
ヨハネスブルクが舞台だってことが、
かなりの皮肉だよなぁ。
しかもアメリカ映画なんだ。。。
エイリアンの親子が微笑ましい。
初めはなんてグロい生き物なんだって思ったけど、
観ているうちにだんだん慣れてきて、
慣れた頃にはエイリアンの方がよっぽどまともだと思った。
人間なんて敵わないほどの頭脳をもっていて、
こういう状況に甘んじているのは、
単にエイリアンの方が遠慮してるのか、優しいのか、
じゃないのかって、勝手に思う。
結末は切ないけど、これでいいんだって、
妙に納得してしまった。
起こってしまったことはもう後戻りできない。
ここの数秒のシーンで
カフカの『変身』を思い出して、二重写しになっていた。
(2010.10.24)
アメリカ
監督:ニール・ブロンカンプ
出演:シャルト・コプリー/デイウッド・ジェームズ/ジェイソン・ストライク/ジョン・サマー/ウィリアム・アレン・ヤング/ニック・ブレイク/バリー・ストリドム/ジェド・ブロフィ/ヴィットリオ・レオナルディ/デイウィッド・ジェームズ/ティム・ゴードン/モーン・エラスムス/アンソニー・ビショップ
25Sep.'10 新文芸座
★★★★★
歴史は繰り返すっていうか、
勉強しないというか、
様子の違うものは分けたがるというか。
人間が繰り返してきた人種差別を、
今度は宇宙人を相手にやってる。
ヨハネスブルクが舞台だってことが、
かなりの皮肉だよなぁ。
しかもアメリカ映画なんだ。。。
エイリアンの親子が微笑ましい。
初めはなんてグロい生き物なんだって思ったけど、
観ているうちにだんだん慣れてきて、
慣れた頃にはエイリアンの方がよっぽどまともだと思った。
人間なんて敵わないほどの頭脳をもっていて、
こういう状況に甘んじているのは、
単にエイリアンの方が遠慮してるのか、優しいのか、
じゃないのかって、勝手に思う。
結末は切ないけど、これでいいんだって、
妙に納得してしまった。
起こってしまったことはもう後戻りできない。
ここの数秒のシーンで
カフカの『変身』を思い出して、二重写しになっていた。
(2010.10.24)
2010-08-19
ハート・ロッカー
2008年
アメリカ
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ゲラティ・レイフ・ファインズ/ガイ・ピアース/デイヴィッド・モース/エヴァンジェリン・リリー/クリスチャン・カマルゴ/サム・スプルエル/サム・レッドフォード/バリー・ライス/エリン・ガン/ジャスティン・キャンベル/マルコム・バレット
14Aug.'10
★★★☆☆
「War is Drug」か。
戦うことでしか生きられない人種が、
いるってことは知ってる。
使命感からでも、中毒でも、
戦場に行きたきゃ行けばって思うけど、
自分たちだけで完結してくれと言いたい。
くれぐれも市民を巻き込まないで欲しい。
アメリカ
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ゲラティ・レイフ・ファインズ/ガイ・ピアース/デイヴィッド・モース/エヴァンジェリン・リリー/クリスチャン・カマルゴ/サム・スプルエル/サム・レッドフォード/バリー・ライス/エリン・ガン/ジャスティン・キャンベル/マルコム・バレット
14Aug.'10
★★★☆☆
うーん、うーん、うーん、、、
なんだろう、このイヤな感じ。
まずは、えらく骨太で男っぽい映像で、
なんだかがんばっちゃったなぁ、、、って、
で、
自信満々の男が登場したかとおもいきや、
男同士でじゃれあってたり、
爆弾を仕込まれたのがベッカムだと勘違いして、
いやに落ち込んじゃって、、、
でも、ベッカムじゃなかったんだけど、、、
ならいいって話では決してないんだけど、、、
男っぽさを強調してる割に、
なんかフェミニズム的なものを感じて気持ちが悪かった、
ってのが、最初の印象。
とにかく、ワタシが腑に落ちなかったのは、
子どもを人間爆弾にするなんてこと。ホントにやってるの?
戦争は怖い、嫌だ
=テロリストは怖い、残酷
=アラブ人(イラク人)は訳が分からない、気味が悪い
ってのが、
基盤になって物語が展開されているように、
思えてならなかった。
この映画で描かれているイラク人って、
爆弾処理中に通りかかった人が、
携帯電話をかけていたり、
爆弾処理現場に突っ込んじゃったタクシーが、
立ち往生してしまったり、、、
処理班側からすれば、なんとも迷惑な存在になってた。
携帯電話の件ではひとりアメリカ兵が亡くなって、
被害者だと言わんばかりになってたし、、、
でも、いきなり銃を突きつけられれば、
動けなくなるでしょ。
イラク人は自分らの生活をしていただけだよ。
爆弾処理してやってるってえらそうなこというなら、
市民の安全を確認してやれよ。
せめてアラブ語を覚えてからやれよ。
アメリカ軍のプロパガンダというか、
なぜイラクにいるのかっていう言い訳?
のようにしか、見えなかったんだけど。。。
とにかくアメリカ兵主体の映画で、
彼らの仕事ぶりや苦悩を描いているわけだけど、、、
それを描けば描くほど、言い訳になるように思う。
で、実は暗にイラク派兵は失敗だったといってる?
中盤以降、あんなに自信満々だった主人公が、
ことごとく上手くいかなくなっているのは、
アメリカ軍は完璧じゃないことを暗に示してる?
深読みして、そうとれなくもないけど、
だとしたら、なんて面倒くさい映画なんだ。
なんだろう、このイヤな感じ。
まずは、えらく骨太で男っぽい映像で、
なんだかがんばっちゃったなぁ、、、って、
で、
自信満々の男が登場したかとおもいきや、
男同士でじゃれあってたり、
爆弾を仕込まれたのがベッカムだと勘違いして、
いやに落ち込んじゃって、、、
でも、ベッカムじゃなかったんだけど、、、
ならいいって話では決してないんだけど、、、
男っぽさを強調してる割に、
なんかフェミニズム的なものを感じて気持ちが悪かった、
ってのが、最初の印象。
とにかく、ワタシが腑に落ちなかったのは、
子どもを人間爆弾にするなんてこと。ホントにやってるの?
戦争は怖い、嫌だ
=テロリストは怖い、残酷
=アラブ人(イラク人)は訳が分からない、気味が悪い
ってのが、
基盤になって物語が展開されているように、
思えてならなかった。
この映画で描かれているイラク人って、
爆弾処理中に通りかかった人が、
携帯電話をかけていたり、
爆弾処理現場に突っ込んじゃったタクシーが、
立ち往生してしまったり、、、
処理班側からすれば、なんとも迷惑な存在になってた。
携帯電話の件ではひとりアメリカ兵が亡くなって、
被害者だと言わんばかりになってたし、、、
でも、いきなり銃を突きつけられれば、
動けなくなるでしょ。
イラク人は自分らの生活をしていただけだよ。
爆弾処理してやってるってえらそうなこというなら、
市民の安全を確認してやれよ。
せめてアラブ語を覚えてからやれよ。
アメリカ軍のプロパガンダというか、
なぜイラクにいるのかっていう言い訳?
のようにしか、見えなかったんだけど。。。
とにかくアメリカ兵主体の映画で、
彼らの仕事ぶりや苦悩を描いているわけだけど、、、
それを描けば描くほど、言い訳になるように思う。
で、実は暗にイラク派兵は失敗だったといってる?
中盤以降、あんなに自信満々だった主人公が、
ことごとく上手くいかなくなっているのは、
アメリカ軍は完璧じゃないことを暗に示してる?
深読みして、そうとれなくもないけど、
だとしたら、なんて面倒くさい映画なんだ。
「War is Drug」か。
戦うことでしか生きられない人種が、
いるってことは知ってる。
使命感からでも、中毒でも、
戦場に行きたきゃ行けばって思うけど、
自分たちだけで完結してくれと言いたい。
くれぐれも市民を巻き込まないで欲しい。
フローズン・リバー
2008年
アメリカ
監督・脚本:コートニー・ハント
出演:メリッサ・レオ/ミスティ・アップハム/チャーリー・マクダーモット/マーク・プーン・ジュニア/マイケル・オキーフ/ディラン・カルソナ/ジェイムズ・ライリー/マイケル・スカイ/ナンシー・ウー/ジェイ・クレイツ
14Aug.'10
★★★★★
ニューヨーク州最北部、
カナダとの国境のモホーク族保留地で、
実際に起きていた事件の映画化。
起こっていることは、とにかくスリリングで、
どうなっていくんだろうと終始ヒヤヒヤする。
もう、とにかく寒そうで、、、
家を買うために溜めていた金をもって夫がいなくなり、
もうすぐクリスマスだというのに、
ポップコーンとジュースという食事だったり、、、
川が、車が通れるぐらい凍ってて、
でもその国境を越えるってことも、
危険ぎりぎりの覚悟なわけだし、、、
もう、観ているこっちが、とにかく冷えた。
アメリカと先住民族との問題をよく知らなくても、
映画自体はわかりやすく描かれている。
母親として覚悟を決めていくのだが、
変な感傷に浸ったりしない。
ライラにも最初は不信感でいっぱいだったのが、
次第に友情に変わっていくのが、とても自然で、
お涙頂戴的いやらしさはなかった。
最後の展開もすごく納得できた。
観終わった時に、
イヤだと思うところはひとつもなかったんだけど、
ただあまりに淡々としていて山場がないせいか、
すーっと観ちゃったなって、感想だった。
でもドキュメンタリーではないにしろ、
実際の話なわけだし、
山場なんて作っちゃいけないんだと思った。
そういう意味でも、作り手側の主観はほとんどない。
プアホワイトという層が確実にある現実や、
先住民族との歴史や関わり方や、
パキスタン人だというだけで、
テロリストだと思い込む市民の意識、
そういう社会問題、
それもアメリカの一般市民の生活に密着した問題が、
垣間見える映画だったように思う。
アメリカ
監督・脚本:コートニー・ハント
出演:メリッサ・レオ/ミスティ・アップハム/チャーリー・マクダーモット/マーク・プーン・ジュニア/マイケル・オキーフ/ディラン・カルソナ/ジェイムズ・ライリー/マイケル・スカイ/ナンシー・ウー/ジェイ・クレイツ
14Aug.'10
★★★★★
ニューヨーク州最北部、
カナダとの国境のモホーク族保留地で、
実際に起きていた事件の映画化。
起こっていることは、とにかくスリリングで、
どうなっていくんだろうと終始ヒヤヒヤする。
もう、とにかく寒そうで、、、
家を買うために溜めていた金をもって夫がいなくなり、
もうすぐクリスマスだというのに、
ポップコーンとジュースという食事だったり、、、
川が、車が通れるぐらい凍ってて、
でもその国境を越えるってことも、
危険ぎりぎりの覚悟なわけだし、、、
もう、観ているこっちが、とにかく冷えた。
アメリカと先住民族との問題をよく知らなくても、
映画自体はわかりやすく描かれている。
母親として覚悟を決めていくのだが、
変な感傷に浸ったりしない。
ライラにも最初は不信感でいっぱいだったのが、
次第に友情に変わっていくのが、とても自然で、
お涙頂戴的いやらしさはなかった。
最後の展開もすごく納得できた。
観終わった時に、
イヤだと思うところはひとつもなかったんだけど、
ただあまりに淡々としていて山場がないせいか、
すーっと観ちゃったなって、感想だった。
でもドキュメンタリーではないにしろ、
実際の話なわけだし、
山場なんて作っちゃいけないんだと思った。
そういう意味でも、作り手側の主観はほとんどない。
プアホワイトという層が確実にある現実や、
先住民族との歴史や関わり方や、
パキスタン人だというだけで、
テロリストだと思い込む市民の意識、
そういう社会問題、
それもアメリカの一般市民の生活に密着した問題が、
垣間見える映画だったように思う。
2010-08-04
かいじゅうたちのいるところ
2009年
アメリカ
監督・脚本:スパイク・ジョーン
原作:モーリス・センダック
18Jun.'10 早稲田松竹にて
★★☆☆☆
こんな湿っぽい話だっけ?
センダックの持ち味はからっと乾いているところ。
決していい子なんかじゃなくて、
時には、だだっ子にもなるけど、
でも子どもたちが自分自身で、
楽しいこと、面白いことをみつけて、
得意げになって、笑顔になって、
いつの間にか、だだをこねてたことも忘れてるってのが、
ワタシの中のセンダックの絵本のイメージ。
ま、原作に忠実になる必要はないけど、、、
映像化されて、どうなるんだろうって思ったけど、
ワタシには全然合わなかった。
なぜか、かいじゅうたちのせかいが、暗かった。
青空のシーンもあったのに、陰気な印象。
逆光の映像がやたら多かったからかな。
シルエットにして、かいじゅうたちの憂鬱を表現してる?
ノスタルジックなイメージ自体が違う気がする。
セットやかいじゅうたちは凝っているとは思う。
だからこそ、なんだかもったいなく感じてしまう。
へんな感動話になってきて、
しまいにはダレちゃって、ちょっと辛かった。
アメリカ
監督・脚本:スパイク・ジョーン
原作:モーリス・センダック
18Jun.'10 早稲田松竹にて
★★☆☆☆
こんな湿っぽい話だっけ?
センダックの持ち味はからっと乾いているところ。
決していい子なんかじゃなくて、
時には、だだっ子にもなるけど、
でも子どもたちが自分自身で、
楽しいこと、面白いことをみつけて、
得意げになって、笑顔になって、
いつの間にか、だだをこねてたことも忘れてるってのが、
ワタシの中のセンダックの絵本のイメージ。
ま、原作に忠実になる必要はないけど、、、
映像化されて、どうなるんだろうって思ったけど、
ワタシには全然合わなかった。
なぜか、かいじゅうたちのせかいが、暗かった。
青空のシーンもあったのに、陰気な印象。
逆光の映像がやたら多かったからかな。
シルエットにして、かいじゅうたちの憂鬱を表現してる?
ノスタルジックなイメージ自体が違う気がする。
セットやかいじゅうたちは凝っているとは思う。
だからこそ、なんだかもったいなく感じてしまう。
へんな感動話になってきて、
しまいにはダレちゃって、ちょっと辛かった。
2010-06-24
3時10分、決断のとき
2007年
アメリカ
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ラッセル・クロウ/クリスチャン・ベール/ピーター・フォンダ/グレッチェン・モル/ベン・フォスター/ダラス・ロバーツ/アラン・テュディック/ヴィネッサ・ショウ
20Nov.'09 早稲田松竹
★★★★☆
ラッセル・クロウかぁ、って感じで、
『レスラー』目当ての2本立てで、
ついでだしせっかくだからぐらいで、
ちっとも期待してなかった。
だいたいワタシはラッセル・クロウがキライ。
遅れたら観なくてもいいやって思ってた。
でも、でも!
この映画でラッセル・クロウ観は変わったわ。
すっごいいい男になってた。かっこよかった。
なんか痩せたのかしら? 引き締まったように見えたわ。
西部劇もそんなに好きじゃない。 ドンパチは基本キライ。
だからクリスチャン・ベイルがいてくれてよかった。
この役のおかげで映画に惹き込まれたもの。
最後はあっけにとられたけど、 その潔さに、感服。
多くを語らなくともちゃんと芽生えてる男の友情は、
羨ましいと素直に思う。
(2009.11.25)
アメリカ
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ラッセル・クロウ/クリスチャン・ベール/ピーター・フォンダ/グレッチェン・モル/ベン・フォスター/ダラス・ロバーツ/アラン・テュディック/ヴィネッサ・ショウ
20Nov.'09 早稲田松竹
★★★★☆
ラッセル・クロウかぁ、って感じで、
『レスラー』目当ての2本立てで、
ついでだしせっかくだからぐらいで、
ちっとも期待してなかった。
だいたいワタシはラッセル・クロウがキライ。
遅れたら観なくてもいいやって思ってた。
でも、でも!
この映画でラッセル・クロウ観は変わったわ。
すっごいいい男になってた。かっこよかった。
なんか痩せたのかしら? 引き締まったように見えたわ。
西部劇もそんなに好きじゃない。 ドンパチは基本キライ。
だからクリスチャン・ベイルがいてくれてよかった。
この役のおかげで映画に惹き込まれたもの。
最後はあっけにとられたけど、 その潔さに、感服。
多くを語らなくともちゃんと芽生えてる男の友情は、
羨ましいと素直に思う。
(2009.11.25)
レスラー
2008年
アメリカ
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ミッキー・ローク/マリサ・トメイ/エヴァン・レイチェル・ウッド/マーク・マーゴリス/トッド・バリー/ワス・スティーヴンス/ジュダ・フリードランダー
20Nov.'09 早稲田松竹
★★★☆☆
久しぶりのミッキー・ローク見たさに駆け込んだので、
すっかり『レスラー』の映画だということを忘れてた(笑)
始まって1分で後悔。
格闘技、中でもプロレスは超苦手なのよ。
有刺鉄線がなんでリングにあるわけ?
ホッチキスとかありえないし。。。(汗)
それはさておき、ミッキー・ローク。
昔の切れ味鋭い刃物のようなミッキー・ロークも、
嫌いじゃなかった。
『ランブル・フィッシュ』も『ナイン・ハーフ』も好きだった。
さすがに猫ぱんちはいただけなかったけどね。
で、この変貌ぶりに、ま、びっくりはしたけど、
でも再起をかける熱意だけは感じるので、これもいいと思う。
一皮むけたというか、ふっきれたというか、
抜け出したというか、、、そんな感じがした。
ストーリーは確かにありがちだけど、
ダメダメな男が唯一輝けるのがリングの上で、
そこで命をかけて全うする姿は涙を誘う。
冷静になれば、肯定する気にはなれないけど、
でも、泣けてくる。
やっぱりダメじゃん、って踏まえた上での、
ザ・男の世界ってことなら、悪くないと思う。
映画の雰囲気もまぁ好みだし、
マリサ・トメイはかわいかったし、
スプリングスティーンの歌はめちゃくちゃよかった。
プロレス嫌いを差し引いたって、
文句のつけようなんてない映画になってたはず。
だけど、どうしようもなくイヤだったのは、
「ランディって、
ダメダメだけど人間臭くていいやつなんだよ〜」 ってのが、
映画の全面的に押し出されていて、
すごく訴えられてる感じがしてしまったこと。
それが何ともいえずむず痒くて、 とにかく気持ちが悪かった。
ダメダメなのはダメダメなんだから、
ダメダメのままをさらけ出して、
それで観客が「でもいいやつだよね」って思うのはありだけど、
映画がそれを正当化しちゃうのはどうかと思う。
そこにどうしても違和感を感じてしまった。
(2009.11.24)
アメリカ
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ミッキー・ローク/マリサ・トメイ/エヴァン・レイチェル・ウッド/マーク・マーゴリス/トッド・バリー/ワス・スティーヴンス/ジュダ・フリードランダー
20Nov.'09 早稲田松竹
★★★☆☆
久しぶりのミッキー・ローク見たさに駆け込んだので、
すっかり『レスラー』の映画だということを忘れてた(笑)
始まって1分で後悔。
格闘技、中でもプロレスは超苦手なのよ。
有刺鉄線がなんでリングにあるわけ?
ホッチキスとかありえないし。。。(汗)
それはさておき、ミッキー・ローク。
昔の切れ味鋭い刃物のようなミッキー・ロークも、
嫌いじゃなかった。
『ランブル・フィッシュ』も『ナイン・ハーフ』も好きだった。
さすがに猫ぱんちはいただけなかったけどね。
で、この変貌ぶりに、ま、びっくりはしたけど、
でも再起をかける熱意だけは感じるので、これもいいと思う。
一皮むけたというか、ふっきれたというか、
抜け出したというか、、、そんな感じがした。
ストーリーは確かにありがちだけど、
ダメダメな男が唯一輝けるのがリングの上で、
そこで命をかけて全うする姿は涙を誘う。
冷静になれば、肯定する気にはなれないけど、
でも、泣けてくる。
やっぱりダメじゃん、って踏まえた上での、
ザ・男の世界ってことなら、悪くないと思う。
映画の雰囲気もまぁ好みだし、
マリサ・トメイはかわいかったし、
スプリングスティーンの歌はめちゃくちゃよかった。
プロレス嫌いを差し引いたって、
文句のつけようなんてない映画になってたはず。
だけど、どうしようもなくイヤだったのは、
「ランディって、
ダメダメだけど人間臭くていいやつなんだよ〜」 ってのが、
映画の全面的に押し出されていて、
すごく訴えられてる感じがしてしまったこと。
それが何ともいえずむず痒くて、 とにかく気持ちが悪かった。
ダメダメなのはダメダメなんだから、
ダメダメのままをさらけ出して、
それで観客が「でもいいやつだよね」って思うのはありだけど、
映画がそれを正当化しちゃうのはどうかと思う。
そこにどうしても違和感を感じてしまった。
(2009.11.24)
2010-06-23
マイケル・ジャクソン THIS IS IT
2009年
アメリカ
監督:ケニー・オルテガ
出演:マイケル・ジャクソン
13Nov.'09 ワーナーマイカルシネマズ新百合ケ丘
★★★☆☆
マイケルはやっぱりすごかった。
とても50歳とは思えない。
若かった頃の動きとまるで同じ。
関節があるのかと思うぐらい柔らかい身のこなし。
それさえ観ていられれば、満足だった。
ほとんどの歌を知ってた。歌えた。
歌詞はうろ覚えだし早いところはついていけないけど、
でも歌えた。
物心ついた頃から、ずっと必ずいた人なんだよなぁ。
ファンだったとかどうとかじゃなくて、
そういうのを超えて、いるのが当たり前だった。
曲のひとつひとつにいろんなことを思い出した。
でも映画としては、いま一つだった。
これがメイキングの記録だとしても、なんか、大味。
材料がないのはわかるけど、
詰め込めばいいってもんじゃない。
巧く作ってあげられる人、いなかったのか。。。
整形やら裁判やら、その他のスキャンダラスな報道が、
彼の本当にしたかったこと、言いたかったことと、
うまく噛み合っていないちぐはぐさを、
いつもどこかで感じていた。
一言何か言えば、全然違う意味で大げさに伝わってしまう、、、
何かのインタビューでマイケル自身も言ってたっけ。
この映画もそんなちぐはぐさを抱えたまま、
終わってしまった。
マイケルは本来すごく繊細な人。
歌も踊りも、すごく繊細。
このライブのスタッフにもすごく繊細な指示をだしている。
なのに、その本意はちゃんと汲取られていないように感じた。
うまく言えないけど、例えば『スリラー』なんかは、
昔MTVで観た映像は手作り感が残りながらも、
当時は感動的だった。
技術的には今の方がすごいんだろう。
お金もかかっているんだろう。
でも、響かない。そこに高揚感も湧いてこない。
単に昔を懐かしんでるだけのことじゃない。
うーん、 いいものが出来上がってヒットしたものと、
売れることが前提で作っているものとの違いかな。
(2009.11.15)
アメリカ
監督:ケニー・オルテガ
出演:マイケル・ジャクソン
13Nov.'09 ワーナーマイカルシネマズ新百合ケ丘
★★★☆☆
マイケルはやっぱりすごかった。
とても50歳とは思えない。
若かった頃の動きとまるで同じ。
関節があるのかと思うぐらい柔らかい身のこなし。
それさえ観ていられれば、満足だった。
ほとんどの歌を知ってた。歌えた。
歌詞はうろ覚えだし早いところはついていけないけど、
でも歌えた。
物心ついた頃から、ずっと必ずいた人なんだよなぁ。
ファンだったとかどうとかじゃなくて、
そういうのを超えて、いるのが当たり前だった。
曲のひとつひとつにいろんなことを思い出した。
でも映画としては、いま一つだった。
これがメイキングの記録だとしても、なんか、大味。
材料がないのはわかるけど、
詰め込めばいいってもんじゃない。
巧く作ってあげられる人、いなかったのか。。。
整形やら裁判やら、その他のスキャンダラスな報道が、
彼の本当にしたかったこと、言いたかったことと、
うまく噛み合っていないちぐはぐさを、
いつもどこかで感じていた。
一言何か言えば、全然違う意味で大げさに伝わってしまう、、、
何かのインタビューでマイケル自身も言ってたっけ。
この映画もそんなちぐはぐさを抱えたまま、
終わってしまった。
マイケルは本来すごく繊細な人。
歌も踊りも、すごく繊細。
このライブのスタッフにもすごく繊細な指示をだしている。
なのに、その本意はちゃんと汲取られていないように感じた。
うまく言えないけど、例えば『スリラー』なんかは、
昔MTVで観た映像は手作り感が残りながらも、
当時は感動的だった。
技術的には今の方がすごいんだろう。
お金もかかっているんだろう。
でも、響かない。そこに高揚感も湧いてこない。
単に昔を懐かしんでるだけのことじゃない。
うーん、 いいものが出来上がってヒットしたものと、
売れることが前提で作っているものとの違いかな。
(2009.11.15)
2010-06-15
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2008年
アメリカ
監督:デイヴィッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/タラジ・P・ヘンソン/ジュリア・オーモンド
04Apr.'09 ワーナーマイカルシネマズ新百合ケ丘にて
★★★☆☆
数奇な人生を送る、なんて孤独で切ないのだろう。
若くなって、颯爽と清々しくなる反面、
老い先を考えなくてはならない現実をつきつけられる。
外見と中身のアンバランスさがいつまでもつきまとう。
それは誰にも理解されない。
またベンジャミンを愛してしまったデイジーにとっても、
えも言われぬほど残酷なことだ。
デイジーはベンジャミンが若く精悍になっていくにつれて、
自分が老いて衰えていくのをまざまざとみせつけられる。
齢をとるという当たり前のことが、
受け入れられなくなってしまう。
気がついたらお互いおじいさん、おばあさんになってたね、
ってのは、つくづく幸せなことだと思う。
ストーリーはすごくおもしろい。
あり得ない設定にすることで、
人間の本質や大切なものが見えてくる。
でもこれは短編小説だからこそ、効果的なのだと思う。
俯瞰でこの数奇な人生をとらえるから、
自分たちの人生に置き換えられる。
それを大河ドラマにしてしまって、
2時間半以上もかけて長々と描くのはどうなんだろう。
数奇な人生をことごとく詳細に見せられても、、、
どうもちぐはぐな感じがしてしまうのだが。
結局ブラピが若返っただとか、
CGや特殊メイクの最新技術を駆使したとか、
そんな話題ばかりが先行してしまったことが残念。
もっとこぢんまりした映画だったら、
すごく好きになっていたかもしれない。
ケイト・ブランシェットの凛とした感じはよかった。
(2009.6.4)
アメリカ
監督:デイヴィッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/タラジ・P・ヘンソン/ジュリア・オーモンド
04Apr.'09 ワーナーマイカルシネマズ新百合ケ丘にて
★★★☆☆
数奇な人生を送る、なんて孤独で切ないのだろう。
若くなって、颯爽と清々しくなる反面、
老い先を考えなくてはならない現実をつきつけられる。
外見と中身のアンバランスさがいつまでもつきまとう。
それは誰にも理解されない。
またベンジャミンを愛してしまったデイジーにとっても、
えも言われぬほど残酷なことだ。
デイジーはベンジャミンが若く精悍になっていくにつれて、
自分が老いて衰えていくのをまざまざとみせつけられる。
齢をとるという当たり前のことが、
受け入れられなくなってしまう。
気がついたらお互いおじいさん、おばあさんになってたね、
ってのは、つくづく幸せなことだと思う。
ストーリーはすごくおもしろい。
あり得ない設定にすることで、
人間の本質や大切なものが見えてくる。
でもこれは短編小説だからこそ、効果的なのだと思う。
俯瞰でこの数奇な人生をとらえるから、
自分たちの人生に置き換えられる。
それを大河ドラマにしてしまって、
2時間半以上もかけて長々と描くのはどうなんだろう。
数奇な人生をことごとく詳細に見せられても、、、
どうもちぐはぐな感じがしてしまうのだが。
結局ブラピが若返っただとか、
CGや特殊メイクの最新技術を駆使したとか、
そんな話題ばかりが先行してしまったことが残念。
もっとこぢんまりした映画だったら、
すごく好きになっていたかもしれない。
ケイト・ブランシェットの凛とした感じはよかった。
(2009.6.4)
イントゥ・ザ・ワイルド
2007年
アメリカ
監督:ショーン・ペン
出演:エミール・ハーシュ/マーシャ・ゲイ・ハーデン/ウィリアム・ハート /ジェナ・マローン
14Feb.'09 早稲田松竹にて
★★★★☆
ほんとうの自由か。
アラスカに自由はあったのか。
クリスは自由だったのか。
アラスカの自然の美しさはワクワクするし、
何かをやろうとしたり、起きたりするたびにドキドキするし、
文明社会にどっぷり浸かっていては見られないものや、
体験できないことが、いっぱいある。
さぞかし刺激的だろう。
若者が行きたくなる衝動を抑えられないのは、わかる。
大自然を前にしたら、人間の命なんてちっぽけなもの。
虫けらの命もクリスの命も、同じひとつの命でしかない。
クリスの死を特別なものでなく、大仰なものでなく、
淡々と、でもしっかりと描かれていたことに好感がもてた。
(2009.6.5)
アメリカ
監督:ショーン・ペン
出演:エミール・ハーシュ/マーシャ・ゲイ・ハーデン/ウィリアム・ハート /ジェナ・マローン
14Feb.'09 早稲田松竹にて
★★★★☆
ほんとうの自由か。
アラスカに自由はあったのか。
クリスは自由だったのか。
アラスカの自然の美しさはワクワクするし、
何かをやろうとしたり、起きたりするたびにドキドキするし、
文明社会にどっぷり浸かっていては見られないものや、
体験できないことが、いっぱいある。
さぞかし刺激的だろう。
若者が行きたくなる衝動を抑えられないのは、わかる。
大自然を前にしたら、人間の命なんてちっぽけなもの。
虫けらの命もクリスの命も、同じひとつの命でしかない。
クリスの死を特別なものでなく、大仰なものでなく、
淡々と、でもしっかりと描かれていたことに好感がもてた。
(2009.6.5)
最高の人生の見つけ方
2008年
アメリカ
監督:ロブ・ライナー
出演:ジャック・ニコルソン/モーガン・フリーマン/ショーン・ヘイズ/ロブ・モロー
28Nov.'08 飯田橋ギンレイホールにて
★★★☆☆
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。
この二人が余命をやりたいことをやり尽くして、
生き抜くとなれば、当然期待をしてしまう。
たしかにいっぱい笑ったし、
ほろりとくるところもあった。
二人とも齢を重ねることがどういうことかが、
ちゃんとわかってるからこその行動だから、
これぐらいさせてあげてもいいじゃないとも思う。
でもなんだか納得がいかないのは何だろう。
だれだって生き抜いて悔いなく死を迎えたいだろうけど、
なかなかそうはいかないのが現実だと思う。
なんと言うか、しらじらしいものを感じてしまった。
う〜ん。
ま、おじいちゃん二人のファンタジーってことなら、
ありっちゃ、ありだと思えないわけじゃないけど。
最後はちょっと吹き出しちゃった。
くれぐれも真似はしないでね。
って、そうそう真似はできないとは思うけど。
(2008.11.29)
アメリカ
監督:ロブ・ライナー
出演:ジャック・ニコルソン/モーガン・フリーマン/ショーン・ヘイズ/ロブ・モロー
28Nov.'08 飯田橋ギンレイホールにて
★★★☆☆
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。
この二人が余命をやりたいことをやり尽くして、
生き抜くとなれば、当然期待をしてしまう。
たしかにいっぱい笑ったし、
ほろりとくるところもあった。
二人とも齢を重ねることがどういうことかが、
ちゃんとわかってるからこその行動だから、
これぐらいさせてあげてもいいじゃないとも思う。
でもなんだか納得がいかないのは何だろう。
だれだって生き抜いて悔いなく死を迎えたいだろうけど、
なかなかそうはいかないのが現実だと思う。
なんと言うか、しらじらしいものを感じてしまった。
う〜ん。
ま、おじいちゃん二人のファンタジーってことなら、
ありっちゃ、ありだと思えないわけじゃないけど。
最後はちょっと吹き出しちゃった。
くれぐれも真似はしないでね。
って、そうそう真似はできないとは思うけど。
(2008.11.29)
アメリカを売った男
2007年
アメリカ
監督:ビリー・レイ
出演:クリス・クーパー/ライアン・フィリップ/ローラ・リニー/デニス・ヘイスバート
10Jan.'09 新文芸座にて
★★★☆☆
クリス・クーパーは渋かった。
齢を重ねてでてくるものなのか、
この一筋縄ではいかない深みのある凄味はいったい、何。
彼の目線がうごくだけで、
ちょっとした緊張感に襲われる。
主人公のぼっちゃん捜査官との心理合戦は、見応えはある。
手に汗を握る。
映画自体は粛々と進んでいく感じできらいじゃない。
BGMも邪魔にならず、なかなかよかった。
ただ、アメリカ映画にありがちな、
アメリカ背負ってます的な使命感みたいなものが、
ぷんぷんするのはどうも好きになれない。
結局正義は勝つんだってことで締めくくられるのも、苦手。
FBI捜査官なんだから実際背負ってるわけだし、
実話だから、しょうがないのかもしれないけど。
(2009.6.15)
アメリカ
監督:ビリー・レイ
出演:クリス・クーパー/ライアン・フィリップ/ローラ・リニー/デニス・ヘイスバート
10Jan.'09 新文芸座にて
★★★☆☆
クリス・クーパーは渋かった。
齢を重ねてでてくるものなのか、
この一筋縄ではいかない深みのある凄味はいったい、何。
彼の目線がうごくだけで、
ちょっとした緊張感に襲われる。
主人公のぼっちゃん捜査官との心理合戦は、見応えはある。
手に汗を握る。
映画自体は粛々と進んでいく感じできらいじゃない。
BGMも邪魔にならず、なかなかよかった。
ただ、アメリカ映画にありがちな、
アメリカ背負ってます的な使命感みたいなものが、
ぷんぷんするのはどうも好きになれない。
結局正義は勝つんだってことで締めくくられるのも、苦手。
FBI捜査官なんだから実際背負ってるわけだし、
実話だから、しょうがないのかもしれないけど。
(2009.6.15)
JUNO/ジュノ
2007年
アメリカ
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コディ
出演:エレン・ペイジ/マイケル・セラ/ジェニファー・ガーナー/ジェイソン・ベイトマン/オリヴィア・サルビー/J・K・シモンズ
17Oct.'08 飯田橋ギンレイホールにて
★★★☆☆
高校生のジュノが妊娠してしまった。
けど、あまり深刻にならずコミカルで明るい。
ジュノは一見ハチャメチャに見えるけど、
ちゃんと自分で考えて行動ができる。
ちゃんと自分のしたいことを主張できる。
しかも、父親も継母もジュノのすることを受け入れ、
見守っている。そこのところはすごいと思った。
普通、そのいきさつがどうであれ、
相手のところに怒鳴り込みにいくところだろう。
ま、養子が決まったからというのもあるだろうけど、
それでも。
だけどなぁ。
自分の産んだ赤ちゃんを見ないと、
あっけらかんと言われちゃうとなぁ。
ホントにそれでいいの?と思った。
養子に決めたから?
代理母に徹したってこと?
なんていうか、
そういうことで割り切れるものなのかな。
全体的にジュノに好感は持てるんだけど、
軽快でポップな印象もいいんだけど、
命というか、母子のつながりというか、
ちょっと軽くみている感じがして、
それがちょっと引っかかってしまった。
国民性なのか、世代なのか。
価値観の違いなのかなぁ。
(2008.10.18)
アメリカ
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コディ
出演:エレン・ペイジ/マイケル・セラ/ジェニファー・ガーナー/ジェイソン・ベイトマン/オリヴィア・サルビー/J・K・シモンズ
17Oct.'08 飯田橋ギンレイホールにて
★★★☆☆
高校生のジュノが妊娠してしまった。
けど、あまり深刻にならずコミカルで明るい。
ジュノは一見ハチャメチャに見えるけど、
ちゃんと自分で考えて行動ができる。
ちゃんと自分のしたいことを主張できる。
しかも、父親も継母もジュノのすることを受け入れ、
見守っている。そこのところはすごいと思った。
普通、そのいきさつがどうであれ、
相手のところに怒鳴り込みにいくところだろう。
ま、養子が決まったからというのもあるだろうけど、
それでも。
だけどなぁ。
自分の産んだ赤ちゃんを見ないと、
あっけらかんと言われちゃうとなぁ。
ホントにそれでいいの?と思った。
養子に決めたから?
代理母に徹したってこと?
なんていうか、
そういうことで割り切れるものなのかな。
全体的にジュノに好感は持てるんだけど、
軽快でポップな印象もいいんだけど、
命というか、母子のつながりというか、
ちょっと軽くみている感じがして、
それがちょっと引っかかってしまった。
国民性なのか、世代なのか。
価値観の違いなのかなぁ。
(2008.10.18)
幻影師アイゼンハイム
2006年
アメリカ・チェコ
監督・脚本:ニール・バーガー
原作:スティーヴン・ミルハウザー
出演:エドワード・ノートン/ポール・ジアマッティ/ジェシカ・ビール/ルーファス・シーウェル
25Jun.'08 シャンテ・シネにて
★★★★☆
すっかり騙された、欺かれた(笑)
すっかりご無沙汰だったエドワード・ノートン。
やっぱり存在感がある。巧いよなぁ。
もっととんがったイメージだったのが、
役柄のせいか、
ずいぶんと柔らかくなった気がする。
でも髭は馴染んでないなぁと
ずっと気になってしまった。
なんでこの髭にしたんだろう。。。
19世紀のヨーロッパのイリュージョン。
この設定も陰影のある映像もCGの多用も
ありがちなんだけど、
最後まですんなり物語に入り込めて無条件に愉しめる。
安心して肩の力を抜いて没頭できる。
で、しっかり欺かれたけど、
それがとても心地よく感じる欺かれ方だった。
ウール警部が味があってなかなかよかった。
(2008.7.01)
アメリカ・チェコ
監督・脚本:ニール・バーガー
原作:スティーヴン・ミルハウザー
出演:エドワード・ノートン/ポール・ジアマッティ/ジェシカ・ビール/ルーファス・シーウェル
25Jun.'08 シャンテ・シネにて
★★★★☆
すっかり騙された、欺かれた(笑)
すっかりご無沙汰だったエドワード・ノートン。
やっぱり存在感がある。巧いよなぁ。
もっととんがったイメージだったのが、
役柄のせいか、
ずいぶんと柔らかくなった気がする。
でも髭は馴染んでないなぁと
ずっと気になってしまった。
なんでこの髭にしたんだろう。。。
19世紀のヨーロッパのイリュージョン。
この設定も陰影のある映像もCGの多用も
ありがちなんだけど、
最後まですんなり物語に入り込めて無条件に愉しめる。
安心して肩の力を抜いて没頭できる。
で、しっかり欺かれたけど、
それがとても心地よく感じる欺かれ方だった。
ウール警部が味があってなかなかよかった。
(2008.7.01)
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
2007年
アメリカ
監督・製作・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
原作:アプトン・シンクレア
出演:ダニエル・デイ=ルイス/ディロン・フレイジャー/ポール・ダノ/ケビン・J・オコナー/キアラン・ハインズ
04Jun.'08 チネチッタにて
★★★★★
石油、黒い血、欲望、欺瞞、狂気、、、
まさにアメリカ経済の闇を映し出している。
音楽というよりは効果音にしか聞こえない音が、
どうしようもなく不安を煽る。
息が詰まりそうになりながら、
2時間半以上もこの主人公から目がはなせなかった。
たったひとりで鉱山を掘っていた男が
石油によって富と権力を得るが、
終いにはまたひとりになってしまう、、、
どんなに財を成しても、
というより経済の波に乗れば乗るほど、
だれも信用できなくなっていった。
「欲望と言う名の黒い血が彼を怪物に変えていく・・・」
この男が一番怖れていたのは実はこれだったのではないか。
成功の夢を追いながらもそのうらはらで、
怪物になっていくことを誰よりも察していたのではないか。
そんな気がした。
成功者となる一方で、
精神的な支えを探していたようにもみえる。
たぶんそれは、ずっとH.W.だったはず。
なのに何が大切なのかを見失い、そして結局手放してしまう。
また、神の存在も。
イーライが信仰の名のもとにつきまとってはくるのだが、
それもつまりは経済の上にのっかっている神でしかない。
胡散臭い上にあまりに不安定な神。
そんなものは神とはいえない。
石油が溢れ出る楽園だと思っていたこの地は、
信じられるものが何もない地獄だった、、、
石油という麻薬を手にしてしまったがために、
安らぎからはほど遠いこの地獄に身を置くことしか、
できなくなってしまったということか。
それにしても、ダニエル・デイ=ルイスだった。
ほとんど彼の独壇場だった。
この人の実際の顔がどんなだったかがわからなくなるほど、
この主人公そのものになっていた。
身震いするほど、すごかった。
(2008.6.17)
アメリカ
監督・製作・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
原作:アプトン・シンクレア
出演:ダニエル・デイ=ルイス/ディロン・フレイジャー/ポール・ダノ/ケビン・J・オコナー/キアラン・ハインズ
04Jun.'08 チネチッタにて
★★★★★
石油、黒い血、欲望、欺瞞、狂気、、、
まさにアメリカ経済の闇を映し出している。
音楽というよりは効果音にしか聞こえない音が、
どうしようもなく不安を煽る。
息が詰まりそうになりながら、
2時間半以上もこの主人公から目がはなせなかった。
たったひとりで鉱山を掘っていた男が
石油によって富と権力を得るが、
終いにはまたひとりになってしまう、、、
どんなに財を成しても、
というより経済の波に乗れば乗るほど、
だれも信用できなくなっていった。
「欲望と言う名の黒い血が彼を怪物に変えていく・・・」
この男が一番怖れていたのは実はこれだったのではないか。
成功の夢を追いながらもそのうらはらで、
怪物になっていくことを誰よりも察していたのではないか。
そんな気がした。
成功者となる一方で、
精神的な支えを探していたようにもみえる。
たぶんそれは、ずっとH.W.だったはず。
なのに何が大切なのかを見失い、そして結局手放してしまう。
また、神の存在も。
イーライが信仰の名のもとにつきまとってはくるのだが、
それもつまりは経済の上にのっかっている神でしかない。
胡散臭い上にあまりに不安定な神。
そんなものは神とはいえない。
石油が溢れ出る楽園だと思っていたこの地は、
信じられるものが何もない地獄だった、、、
石油という麻薬を手にしてしまったがために、
安らぎからはほど遠いこの地獄に身を置くことしか、
できなくなってしまったということか。
それにしても、ダニエル・デイ=ルイスだった。
ほとんど彼の独壇場だった。
この人の実際の顔がどんなだったかがわからなくなるほど、
この主人公そのものになっていた。
身震いするほど、すごかった。
(2008.6.17)
悲しみが乾くまで
2007年
アメリカ
監督:スサンネ・ビア
出演:ハル・ベリー/ベニチオ・デルトロ/デヴィッド・ドゥカヴニー/アリソン・ローマン/ジョン・キャロル・リンチ
24Apr.'08 恵比寿ガーデンシネマにて
★★☆☆☆
ベニチオ・デル・トロとハル・ベリーに
期待して観に行ったのだが、、、う〜ん。
ふたりとも、映画にうまく溶け込んでなかった。
なんだかわざとらしささえ感じてしまった。
演技は巧いんだと思う。
でもその巧さが裏目に出ていたように見えた。
デル・トロが麻薬に苦しむのはさすがだった。
ところどころでみせる彼の表情は、
ジェリーの感情を的確に掴んでいたし、すばらしかった。
でも、なんだかしっくりこない。
ストーリー設定に問題があるのか。
キャスティングがちがったのか。
何より、
心情的にオードリーに共感できなかった。
ワタシ自身がこの映画に
入り込めなかったからなのかもしれないのだが。。。
(2008.5.3)
アメリカ
監督:スサンネ・ビア
出演:ハル・ベリー/ベニチオ・デルトロ/デヴィッド・ドゥカヴニー/アリソン・ローマン/ジョン・キャロル・リンチ
24Apr.'08 恵比寿ガーデンシネマにて
★★☆☆☆
ベニチオ・デル・トロとハル・ベリーに
期待して観に行ったのだが、、、う〜ん。
ふたりとも、映画にうまく溶け込んでなかった。
なんだかわざとらしささえ感じてしまった。
演技は巧いんだと思う。
でもその巧さが裏目に出ていたように見えた。
デル・トロが麻薬に苦しむのはさすがだった。
ところどころでみせる彼の表情は、
ジェリーの感情を的確に掴んでいたし、すばらしかった。
でも、なんだかしっくりこない。
ストーリー設定に問題があるのか。
キャスティングがちがったのか。
何より、
心情的にオードリーに共感できなかった。
ワタシ自身がこの映画に
入り込めなかったからなのかもしれないのだが。。。
(2008.5.3)
ノーカントリー
アメリカ
監督・脚本:ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
原作:コーマック・マッカーシー
出演:トミー・リー・ジョーンズ/ハビエル・バルデム/ジョシュ・ブローリン/ケリー・マクドナルド
23Mar.'08 ワーナーマイカルシネマズ新百合ケ丘にて
★★★★★
テキサスの荒涼とした砂漠の景色の映像が映った瞬間、
コーエン兄弟だなぁとそれだけで納得できた。
音楽もほとんどなく、台詞も最小限。
音がないので、逆にいろんな音が気になる。
足音、風の音、息づかい、物が擦れる音。
淡々としているようで、展開だけは次へ次へと進んでいく。
そのアンバランスさにドギマギしてしまう。
独特な時間の流れがそこにはあった。
殺人鬼役のハピエル・バルデムは、ホントに怖かった。
爬虫類のようなひたひたやってくる怖さというか。
蜈蚣のようないるはずのないものがそこにいる怖さというか。
それなりに立端があって、
あんなエアポンプを持ち歩いていて、
しかもあのおかっぱの髪型で、、、
目立つはずなのに、いつの間にかそこにいるのだ。
その度に心臓を掴まれたかと思う。
そしてその怖さはいつまでも永遠に続く、、、
終わらないのである。
一体、この映画で何を言いたかったのか。
単なるミステリーじゃないだろう。
ってか、ミステリーとしては成立してないし。
『No Country for Old Men』の本意は汲み取れきれない。
アメリカという国を象徴しているだろう、
この怖さや不安は決してなくなることがないのだろう、
と、そんなところしか察することができない。
このテキサスの渇いた埃っぽい映像が、
余計に不安にさせているのかもしれないが、
それでもとても美しいと感じた。
ちょっとした矛盾であり、皮肉なのだが。
謎は謎のままとして、
映画としての見応えは十分あると思う。
さすがコーエン兄弟、といえる作品だと思う。
(2008.3.28)
2010-06-14
ダージリン急行
2007年
アメリカ
監督・製作・脚本:ウェス・アンダーソン
出演:オーウェン・ウィルソン/エイドリアン・ブロディ/ジェイソン・シュワルツマン/アンジェリカ・ヒューストン/ビル・マーレイ
07May.'08 シネ・リーブルにて
★★★★★
ゆるくてゆるくて、、、 しまりが、まるでない。
3人ともいいたいコトを言って、
やりたいコトしかしない。
しかもやるコトなすコトがおバカ。
列車の中もなんだかごちゃごちゃしてて、
トランクが積まれてるし、、、
はて、なんでこんなにトランクが必要なのよ?
こんなにゆるゆるなのに、なんでスーツ着てるの?
喪中とはいえ、ここで着てなくても、、、
で、列車が迷子だって???
とにかく、とりとめもなく、ヘンなのだ。
そんな混沌の中で、
インドならではというか生と死に直面して、
そんな母親の言葉が妙にぐっとくるし、
おバカなだけじゃなかった。
絡まっていた伏線が終わり近くなって
すっきり解かれて納得することしきり。
3人とも求めていたものは同じだったり。
とてもわかりやすいシンプルなコトだったり。
結局ジグゾーパズルの最後のピースがきちんと嵌められて、
きれいに終わるのである。
このごちゃごちゃ感満載のダージリン急行に乗りたい。
シャンデリアが吊るしてあったり、
壁の色がポップで、窓枠が木だったり、
椅子の模様もかわいい。
楽しい旅になりそう。
ワタシとしてはインド人もこの3人とは違うベクトルで、
ヘンさ加減を発揮してもらいたかった。
この映画のインド人、ちょっと大人しすぎだもん。
でもそうなったらこの5倍は混沌としちゃうだろうな。
こんなにうまくエンディングがおさまったかどうかは
わかんないけどね。
『ホテル・シュバリエ』はお洒落でかっこよかった。
すっごく得した気分になった。
(2008.5.12)
アメリカ
監督・製作・脚本:ウェス・アンダーソン
出演:オーウェン・ウィルソン/エイドリアン・ブロディ/ジェイソン・シュワルツマン/アンジェリカ・ヒューストン/ビル・マーレイ
07May.'08 シネ・リーブルにて
★★★★★
ゆるくてゆるくて、、、 しまりが、まるでない。
3人ともいいたいコトを言って、
やりたいコトしかしない。
しかもやるコトなすコトがおバカ。
列車の中もなんだかごちゃごちゃしてて、
トランクが積まれてるし、、、
はて、なんでこんなにトランクが必要なのよ?
こんなにゆるゆるなのに、なんでスーツ着てるの?
喪中とはいえ、ここで着てなくても、、、
で、列車が迷子だって???
とにかく、とりとめもなく、ヘンなのだ。
そんな混沌の中で、
インドならではというか生と死に直面して、
そんな母親の言葉が妙にぐっとくるし、
おバカなだけじゃなかった。
絡まっていた伏線が終わり近くなって
すっきり解かれて納得することしきり。
3人とも求めていたものは同じだったり。
とてもわかりやすいシンプルなコトだったり。
結局ジグゾーパズルの最後のピースがきちんと嵌められて、
きれいに終わるのである。
このごちゃごちゃ感満載のダージリン急行に乗りたい。
シャンデリアが吊るしてあったり、
壁の色がポップで、窓枠が木だったり、
椅子の模様もかわいい。
楽しい旅になりそう。
ワタシとしてはインド人もこの3人とは違うベクトルで、
ヘンさ加減を発揮してもらいたかった。
この映画のインド人、ちょっと大人しすぎだもん。
でもそうなったらこの5倍は混沌としちゃうだろうな。
こんなにうまくエンディングがおさまったかどうかは
わかんないけどね。
『ホテル・シュバリエ』はお洒落でかっこよかった。
すっごく得した気分になった。
(2008.5.12)
いつか眠りにつく前に
2007年
アメリカ
監督:ラホス・コルタイ
出演:クレア・デインズ/ヴァネッサ・レッドグレイヴ/メリル・ストリープ/グレン・クローズ/トニ・コレット/ナターシャ・リチャードソン/パトリック・ウィルソン/ヒュー・ダンシー
12Jun.'08 ギンレイホールにて
★★☆☆☆
ひとつの人生が終わって、新しい命につながっていく。
不安を抱えながらも生きる道をみつけていく姿が
見えて終わった気がしたので、いいっちゃいいのだが。
「一生懸命生きた(生きている)のよ」ってのが、
姉妹にも過去のアンにもとにかくいっぱい溢れていて、
事あるごとに饒舌に説明されているように感じてしまった。
ふうん〜とは思うけど、どうも共感できない。
ニナのイライラして「ワタシは悩んでいるのよ」ってのに、
ワタシがイライラしてしまった。
それに、それがアンの過去とどう関係あるのか。
無理矢理こじつけようとしているような気がして、
これもなんだかなぁという感じがしてしまった。
うまくいかなかった恋愛や夢があった。後悔もあった。
ライラが訪ねてきて、彼女の言葉にはっとする。
「人生に過ちはない」か。
いいたいコトはわかる気がする。
アンのことを知っているからこそいえる言葉だとも思う。
でも、それでそれを「すばらしい人生だったのよ」で
片付けられてしまったことには、
とにかく違和感を感じてしまった。
映画の方で答えが出ちゃってるんだよね。
誰にも文句をいわせないようにしてるっていうか。
がんばった人生に感動してといわんばかりの。
あまのじゃくのワタシはそういうのには、感動はしない。
それ以上に何かを感じることはできない。
ガードを固められることほど、不愉快なことはない。
観る側がそれぞれに思いが持てる余白が欲しかった。
(2008.6.24)
アメリカ
監督:ラホス・コルタイ
出演:クレア・デインズ/ヴァネッサ・レッドグレイヴ/メリル・ストリープ/グレン・クローズ/トニ・コレット/ナターシャ・リチャードソン/パトリック・ウィルソン/ヒュー・ダンシー
12Jun.'08 ギンレイホールにて
★★☆☆☆
ひとつの人生が終わって、新しい命につながっていく。
不安を抱えながらも生きる道をみつけていく姿が
見えて終わった気がしたので、いいっちゃいいのだが。
「一生懸命生きた(生きている)のよ」ってのが、
姉妹にも過去のアンにもとにかくいっぱい溢れていて、
事あるごとに饒舌に説明されているように感じてしまった。
ふうん〜とは思うけど、どうも共感できない。
ニナのイライラして「ワタシは悩んでいるのよ」ってのに、
ワタシがイライラしてしまった。
それに、それがアンの過去とどう関係あるのか。
無理矢理こじつけようとしているような気がして、
これもなんだかなぁという感じがしてしまった。
うまくいかなかった恋愛や夢があった。後悔もあった。
ライラが訪ねてきて、彼女の言葉にはっとする。
「人生に過ちはない」か。
いいたいコトはわかる気がする。
アンのことを知っているからこそいえる言葉だとも思う。
でも、それでそれを「すばらしい人生だったのよ」で
片付けられてしまったことには、
とにかく違和感を感じてしまった。
映画の方で答えが出ちゃってるんだよね。
誰にも文句をいわせないようにしてるっていうか。
がんばった人生に感動してといわんばかりの。
あまのじゃくのワタシはそういうのには、感動はしない。
それ以上に何かを感じることはできない。
ガードを固められることほど、不愉快なことはない。
観る側がそれぞれに思いが持てる余白が欲しかった。
(2008.6.24)
アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生
2007年
アメリカ
監督・製作:バーバラ・リーボヴィッツ
出演:アニー・リーボヴィッツ/オノ・ヨーコ/デミ・ムーア/キルスティン・ダンスト/ジョージ・クルーニー/パティ・スミス/ミック・ジャガー/ミハイル・バリシニコフ
22Feb.'08 シネマGAGAにて
★★★★★
RZを手持ちで撮影をしているリーボヴィッツを
何かで見かけたことがあって、
見間違いか?と思っていたのだけど、
この映画でやっぱりそうだったことがわかった。
とにかく、なにしろ、パワフルだ。
ジョン・レノンとオノ・ヨーコのあまりにも有名な写真。
その後のいきさつは知ってはいた。
そういう一瞬に立ち会わざるを得ない
フォトグラファーとしての宿命というか、
ある種のジレンマと言うか、、、
なにがそうさせたのか、
たぶんジョンもヨーコもリーボヴィッツも
意識していなかったであろう、その一瞬。
その至福のときをすごした数時間後に起きた悲劇、、、
あの写真が世に残らなくてはならなくなった偶然の必然。
いろんな魂が込められた写真。
その運命じみたものに鳥肌が立ってしまう。
基本はやはりそのパワフル全開なリーボヴィッツなのだが、
それはプロフェッショナルとしては当然なのだが、
ところどころでその人間性というか、
弱さみたいなものが、 見え隠れしていた。
ほんのちょっとだけだけど、
それを覗かせてもらえただけでも、
この映画をみてよかったと思った。
(2008.2.23)
アメリカ
監督・製作:バーバラ・リーボヴィッツ
出演:アニー・リーボヴィッツ/オノ・ヨーコ/デミ・ムーア/キルスティン・ダンスト/ジョージ・クルーニー/パティ・スミス/ミック・ジャガー/ミハイル・バリシニコフ
22Feb.'08 シネマGAGAにて
★★★★★
RZを手持ちで撮影をしているリーボヴィッツを
何かで見かけたことがあって、
見間違いか?と思っていたのだけど、
この映画でやっぱりそうだったことがわかった。
とにかく、なにしろ、パワフルだ。
ジョン・レノンとオノ・ヨーコのあまりにも有名な写真。
その後のいきさつは知ってはいた。
そういう一瞬に立ち会わざるを得ない
フォトグラファーとしての宿命というか、
ある種のジレンマと言うか、、、
なにがそうさせたのか、
たぶんジョンもヨーコもリーボヴィッツも
意識していなかったであろう、その一瞬。
その至福のときをすごした数時間後に起きた悲劇、、、
あの写真が世に残らなくてはならなくなった偶然の必然。
いろんな魂が込められた写真。
その運命じみたものに鳥肌が立ってしまう。
基本はやはりそのパワフル全開なリーボヴィッツなのだが、
それはプロフェッショナルとしては当然なのだが、
ところどころでその人間性というか、
弱さみたいなものが、 見え隠れしていた。
ほんのちょっとだけだけど、
それを覗かせてもらえただけでも、
この映画をみてよかったと思った。
(2008.2.23)
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でもこれが現実なんだよね。
ハーレムじゃ、
そんなに珍しいことでもないんだよね。
プレシャスの楽しみといえば、
現実から逃避して、妄想に浸ることぐらい。
ちょっと数学の先生が気を使ってくれたといって、
ココロがほかほかするという。
それぐらい優しくされたことがなかったってこと。
家に帰ると、煮込みの鍋の前にいるのだが、
これがなんとも不気味。とても美味しそうには見えない。
ふつう煮込みの鍋がぐつぐつしてる図というのは、
幸せの象徴ってのが万国共通のはず。
なのにプレシャスんちでは、なんだか暗い。
そのプレシャスの後ろにいる母親が、
苦虫をつぶしたような顔をして、悪態をついている。
その姿が視界に入るだけで、
ワタシのカラダは強ばってしまう。
代替学校に通うようになって、
プレシャスはみるみる変わっていく。
自分がどうしたいのかをひとつひとつみつけていく。
最後に母親と対峙するも、
プレシャスなりに乗り越えていくように見えた。
決していい状況じゃないけど、
それでも生きていく方向に光が見えたのはよかったと思う。
しかし、問題は母親だろう。
彼女も愛情に枯渇していて、支えるものがなかった。
プレシャスにしてきたことは決して許されることではない。
けど、、、けど、、、
モニークの迫力には参った。
彼女の姿が出てくると、
スクリーンから目を逸らしたくなったよ。
彼女自身が虐待を受けて育ったらしく、
この役はかなりきつかっただろう。。。
マライア・キャリーとレニー・クラヴィッツは、
素朴な役どころでよかった。