2010-06-15

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

2008年 
アメリカ
監督:デイヴィッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/タラジ・P・ヘンソン/ジュリア・オーモンド

04Apr.'09 ワーナーマイカルシネマズ新百合ケ丘にて
★★★☆☆

数奇な人生を送る、なんて孤独で切ないのだろう。
若くなって、颯爽と清々しくなる反面、
老い先を考えなくてはならない現実をつきつけられる。
外見と中身のアンバランスさがいつまでもつきまとう。
それは誰にも理解されない。
またベンジャミンを愛してしまったデイジーにとっても、
えも言われぬほど残酷なことだ。
デイジーはベンジャミンが若く精悍になっていくにつれて、
自分が老いて衰えていくのをまざまざとみせつけられる。
齢をとるという当たり前のことが、
受け入れられなくなってしまう。
気がついたらお互いおじいさん、おばあさんになってたね、
ってのは、つくづく幸せなことだと思う。

ストーリーはすごくおもしろい。
あり得ない設定にすることで、
人間の本質や大切なものが見えてくる。
でもこれは短編小説だからこそ、効果的なのだと思う。
俯瞰でこの数奇な人生をとらえるから、
自分たちの人生に置き換えられる。
それを大河ドラマにしてしまって、
2時間半以上もかけて長々と描くのはどうなんだろう。
数奇な人生をことごとく詳細に見せられても、、、
どうもちぐはぐな感じがしてしまうのだが。
結局ブラピが若返っただとか、
CGや特殊メイクの最新技術を駆使したとか、
そんな話題ばかりが先行してしまったことが残念。
もっとこぢんまりした映画だったら、
すごく好きになっていたかもしれない。

ケイト・ブランシェットの凛とした感じはよかった。
(2009.6.4)

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