2005年
香港
監督:ジョニー・トー
出演:ニック・チョン/サイモン・ヤム/レオン・カーフェイ/ルイス・クー/チョン・シウファイ/ラム・シュー/ラム・カートン/ウォン・ティンラム/タム・ビンマン/マギー・シュウ/デイヴィッド・チャン
20Oct.'10 早稲田松竹
★★★★☆
2010-11-29
2010-06-23
ぼくを葬る
2005年
フランス
監督:フランソワ・オゾン
出演:メルヴィル・プボー/ジャンヌ・モロー/ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ/ダニエル・デュバル/マリー・リヴィエール/クリスチャン・センゲワルド/ルイーズ=アン・ヒッポー
25Aug.'09 DVD
★★★★☆
余命3ヶ月の宣告されたロマン。
ひとつ、またひとつと、残すものと手放すものを、
潔く割り切りながら、死に向かって片付けていく。
いろんな感情に揺れながらも、
淡々と、でも確実にこなしていく。
ジャンヌ・モローのおばあちゃん。
皺の一本一本にいろんな人生がみえる。
自分がしてしまった失敗をロマンに話す。
ロマンを信用してるから、話したんだと思う。
そんなおばあちゃんだから、
ロマンは病気のことを話せたのだろう。
似た者同士というのは、つながってるもの同士。
信じて愛し合える相手なのだと思う。
オゾンはロマンに自分を投影してるらしいけど、
この映画、きれいすぎるよ。
もうちょっと人間臭くてもよかったんじゃないかな。
ホント、ナルシストだよね。
でも変に感傷を押し付けられたりはしてないので、
そこはよかったと思う。
(2009.8.28)
フランス
監督:フランソワ・オゾン
出演:メルヴィル・プボー/ジャンヌ・モロー/ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ/ダニエル・デュバル/マリー・リヴィエール/クリスチャン・センゲワルド/ルイーズ=アン・ヒッポー
25Aug.'09 DVD
★★★★☆
余命3ヶ月の宣告されたロマン。
ひとつ、またひとつと、残すものと手放すものを、
潔く割り切りながら、死に向かって片付けていく。
いろんな感情に揺れながらも、
淡々と、でも確実にこなしていく。
ジャンヌ・モローのおばあちゃん。
皺の一本一本にいろんな人生がみえる。
自分がしてしまった失敗をロマンに話す。
ロマンを信用してるから、話したんだと思う。
そんなおばあちゃんだから、
ロマンは病気のことを話せたのだろう。
似た者同士というのは、つながってるもの同士。
信じて愛し合える相手なのだと思う。
オゾンはロマンに自分を投影してるらしいけど、
この映画、きれいすぎるよ。
もうちょっと人間臭くてもよかったんじゃないかな。
ホント、ナルシストだよね。
でも変に感傷を押し付けられたりはしてないので、
そこはよかったと思う。
(2009.8.28)
キリクと魔女2 4つのちっちゃな大冒険
2005年
フランス
監督:ミッシェル・オスロ
10Jul.'09 DVD
★★★☆☆
ちょっと絵が雑?って思ったけど、
でも女たちが集まった時の身につけている布の色や
畑の野菜や市場の様子や花や動物たちの描写は、
やっぱり美しい。
日本のアニメにはない色彩感覚だよなぁ。
1と比べては申し訳ないのだけど、
4つのお話のオムニバスになっているせいか、
1よりは深みがないかも。
でも水を引いて畑を作ったり、
黒ヒョウにその畑を荒らされたり、
陶器を作って売ったり、 キリンに乗ったり、
毒の花に冒されたり、
アフリカの生活の中の一コマが垣間みることができて、
おもしろかった。
(2009.7.10)
フランス
監督:ミッシェル・オスロ
10Jul.'09 DVD
★★★☆☆
ちょっと絵が雑?って思ったけど、
でも女たちが集まった時の身につけている布の色や
畑の野菜や市場の様子や花や動物たちの描写は、
やっぱり美しい。
日本のアニメにはない色彩感覚だよなぁ。
1と比べては申し訳ないのだけど、
4つのお話のオムニバスになっているせいか、
1よりは深みがないかも。
でも水を引いて畑を作ったり、
黒ヒョウにその畑を荒らされたり、
陶器を作って売ったり、 キリンに乗ったり、
毒の花に冒されたり、
アフリカの生活の中の一コマが垣間みることができて、
おもしろかった。
(2009.7.10)
恋人たちの失われた革命
2005年
フランス
監督・脚本:フィリップ・ガレル
共同脚本:アルレット・ラングマン/マルク・ショロデンコ
出演:ルイ・ガレル/クロティルド・エスム/エリック・ルリヤ/ジュリアン・リュカ/ニコラ・ブリデ
30Jan.'07 東京都写真美術館にて
★★★★★
ハイキーな自然光の映像の一瞬一瞬が、
一枚一枚の写真を観ているかのよう。
どこで切り取っても説得力のある絵がずっと続く。
ストーリーは何も予備知識を入れずに観たので、
歴史的背景はよくわからずじまいだった。
が、映画はその時の出会い、それも良しと思わせる、
五月革命がわかる人にはそれなりに、
わからなくてもちゃんと楽しませてくれる映画の余裕を感じた。
全てが絶妙なところで成り立っている。
特に、微妙なタイミングできわどい感じの音楽。
そのどこか不安定さが、 フランソワの若さというか、
どうしようもないそわそわしたものを駆り立てている。
この若者の詩的な恋物語。
それがどこまでもやるせなく危ういのである。
フランソワ演じる、ルイ・ガレルが息を呑むほど美しい。
(2007.2.1)
フランス
監督・脚本:フィリップ・ガレル
共同脚本:アルレット・ラングマン/マルク・ショロデンコ
出演:ルイ・ガレル/クロティルド・エスム/エリック・ルリヤ/ジュリアン・リュカ/ニコラ・ブリデ
30Jan.'07 東京都写真美術館にて
★★★★★
ハイキーな自然光の映像の一瞬一瞬が、
一枚一枚の写真を観ているかのよう。
どこで切り取っても説得力のある絵がずっと続く。
ストーリーは何も予備知識を入れずに観たので、
歴史的背景はよくわからずじまいだった。
が、映画はその時の出会い、それも良しと思わせる、
五月革命がわかる人にはそれなりに、
わからなくてもちゃんと楽しませてくれる映画の余裕を感じた。
全てが絶妙なところで成り立っている。
特に、微妙なタイミングできわどい感じの音楽。
そのどこか不安定さが、 フランソワの若さというか、
どうしようもないそわそわしたものを駆り立てている。
この若者の詩的な恋物語。
それがどこまでもやるせなく危ういのである。
フランソワ演じる、ルイ・ガレルが息を呑むほど美しい。
(2007.2.1)
2010-06-20
マリア・カラス 最後の恋
2005年
イタリア
監督:ジョルジョ・カピターニ
出演:ルイーザ・ラニエリ/ジェラール・ダルモン/アウグスト・ズッキ/シドニー・ローム/セレナ・アウティエリ/ロベルト・アルバレス
25May.'08 早稲田松竹にて
★★★☆☆
いささかメロドラマチックな展開には辟易しながらも、
マリアの恋には嘘はなかったと思う。
その芯にあるのは揺るぎないものだ。
カラスの歌が高貴に満ち溢れていれば、
その反面この恋は俗にまみれていて悲哀さえ感じる。
野心家の男と燃え上がる恋というのは、
どうしてこうもお決まりの物語になるのか、、、
ステロタイプっぶりに嘲笑ってしまう。
さすがラテン、イタリア。
怒るのも笑うのも愛し合うのも激しい。
ここまで感情をあらわにされると、
無防備に人間臭さが強調される。
天才ディーバも女だったと思い知らされる。
成功した者につきものの満たされないゆえの焦燥感は、
マリア・カラスも例外じゃなかった。
予告でも気になっていたのだが、
映像が妙に古くさいのは何なのだろう。
意図的なのか、単にそうなっただけなのか?
ルイーザ・ラニエリが美しかったので、
助けられていたような気がするが。
(2008.5.27)
イタリア
監督:ジョルジョ・カピターニ
出演:ルイーザ・ラニエリ/ジェラール・ダルモン/アウグスト・ズッキ/シドニー・ローム/セレナ・アウティエリ/ロベルト・アルバレス
25May.'08 早稲田松竹にて
★★★☆☆
いささかメロドラマチックな展開には辟易しながらも、
マリアの恋には嘘はなかったと思う。
その芯にあるのは揺るぎないものだ。
カラスの歌が高貴に満ち溢れていれば、
その反面この恋は俗にまみれていて悲哀さえ感じる。
野心家の男と燃え上がる恋というのは、
どうしてこうもお決まりの物語になるのか、、、
ステロタイプっぶりに嘲笑ってしまう。
さすがラテン、イタリア。
怒るのも笑うのも愛し合うのも激しい。
ここまで感情をあらわにされると、
無防備に人間臭さが強調される。
天才ディーバも女だったと思い知らされる。
成功した者につきものの満たされないゆえの焦燥感は、
マリア・カラスも例外じゃなかった。
予告でも気になっていたのだが、
映像が妙に古くさいのは何なのだろう。
意図的なのか、単にそうなっただけなのか?
ルイーザ・ラニエリが美しかったので、
助けられていたような気がするが。
(2008.5.27)
ミルコのひかり
2005年
イタリア
監督:クリスティアーノ・ボルトーネ
出演:ルカ・カプリオッティ/シモーネ・グッリー/アンドレア・グッソーニ/ミケレ・イオリオ
20Mar.'08 三軒茶屋シネマにて
★★★★★
興味をもつってすごい。
問題児になろうが、退学になろうが、
やりたいことにのめり込んでいく行動力には
目を見張るものがある。
視力を失ったミルコにとって、
古ぼけたテープレコーダーがひかりとなった。
オトナはどうしてもレールを敷いてしまう。
安全で楽な道を与えようとする。
そこからちょっとでも外れると問題児となる。
障害児ともなれば、
そういうレールをもっと頑丈に敷こうとする。
それが愛情だと思い込んでたりするから始末が悪い。
視力を失ったら盲学校に行かなくちゃならない法律がある、
そんな時代のイタリアだった。
そんな時代のそんな盲学校の寄宿舎に、
ジュリオ神父のような人がいてよかった。
童話劇のシーンは涙が流れるまま釘付けになった。
無限大の可能性をみさせてもらった。
ミルコの意志の強い黒い瞳が印象的だった。
(2008.3.22)
イタリア
監督:クリスティアーノ・ボルトーネ
出演:ルカ・カプリオッティ/シモーネ・グッリー/アンドレア・グッソーニ/ミケレ・イオリオ
20Mar.'08 三軒茶屋シネマにて
★★★★★
興味をもつってすごい。
問題児になろうが、退学になろうが、
やりたいことにのめり込んでいく行動力には
目を見張るものがある。
視力を失ったミルコにとって、
古ぼけたテープレコーダーがひかりとなった。
オトナはどうしてもレールを敷いてしまう。
安全で楽な道を与えようとする。
そこからちょっとでも外れると問題児となる。
障害児ともなれば、
そういうレールをもっと頑丈に敷こうとする。
それが愛情だと思い込んでたりするから始末が悪い。
視力を失ったら盲学校に行かなくちゃならない法律がある、
そんな時代のイタリアだった。
そんな時代のそんな盲学校の寄宿舎に、
ジュリオ神父のような人がいてよかった。
童話劇のシーンは涙が流れるまま釘付けになった。
無限大の可能性をみさせてもらった。
ミルコの意志の強い黒い瞳が印象的だった。
(2008.3.22)
2010-06-18
いのちの食べかた
2005年
ドイツ・オーストラリア
監督:ニコラウス・ゲイハルター
脚本:ウォルフガング・ヴィダーホーファー/ニコラウス・ゲイハルター
24Feb.'08 イメージフォーラムにて
★★★★★
わかっていたはずだった。
目を叛けない覚悟があったはずだった。
なのに現実をみせつけられ、
動揺しているどうにもだらしのない自分を
思い知らされてしまった。
ワタシは同じ形の生き物が
大量にうようよしているというのがどうしても苦手だ。
うようよが不気味で仕方がない。
異常気象のせいなどでトンポやセミのが大量発生するとか、
カラスの大群とか、
都会のビルに潜んでいるネズミの群れとか。
おんなじ制服の何千人にもなる軍隊とか、、、
音楽もなく、ナレーションもなく、
映像だけが永遠に続く。
たまごもひよこもにわとりも、
どのシーンでもうようよいっぱいいる映像。
果てしなくいっぱいいる。
しかもにわとりやぶたは
同じぐらいの大きさで同じ向きに並んでいる。
それが全部オートメーション化されている。
そこにいる人間はオートメーション的に作業している。
彼らは何の感情も見せず、淡々と作業をする。
「いのち」を扱っているという感傷などもつはずもない。
とことん合理的だ。
そして、その合理主義で機械的に作られたもので、
ワタシたちも作られていくというわけである。
この合理的という現実をみせつけられた92分。
その現実に目眩がし、震えさえ感じた。
ここでとりあげられているものに
「いのち」をほとんど感じられなかった。
合理性を求めているのだ。
ここで働く人々がもののように扱っても当然のことだ。
何も間違っていない。
ところが、である。
うしは種付けさえこの合理主義でおこなわれ、
最初から人間の食用としていのちを授かり育てられる。
そんなうしでも、最期に機械に押し込まれるのを厭がった。
それが「いのち」の本能ってものだろう。
そんな一面もみることができた。
あのうしのつぶらな目が切なくて、忘れられない。
でもワタシは生きるために「いのち」をいただく。
いつか土に還るためにいただく。
だったら、きちんと向きあっていただきたい。
そのことを身にしみて感じた。
(2008.2.29)
ドイツ・オーストラリア
監督:ニコラウス・ゲイハルター
脚本:ウォルフガング・ヴィダーホーファー/ニコラウス・ゲイハルター
24Feb.'08 イメージフォーラムにて
★★★★★
わかっていたはずだった。
目を叛けない覚悟があったはずだった。
なのに現実をみせつけられ、
動揺しているどうにもだらしのない自分を
思い知らされてしまった。
ワタシは同じ形の生き物が
大量にうようよしているというのがどうしても苦手だ。
うようよが不気味で仕方がない。
異常気象のせいなどでトンポやセミのが大量発生するとか、
カラスの大群とか、
都会のビルに潜んでいるネズミの群れとか。
おんなじ制服の何千人にもなる軍隊とか、、、
音楽もなく、ナレーションもなく、
映像だけが永遠に続く。
たまごもひよこもにわとりも、
どのシーンでもうようよいっぱいいる映像。
果てしなくいっぱいいる。
しかもにわとりやぶたは
同じぐらいの大きさで同じ向きに並んでいる。
それが全部オートメーション化されている。
そこにいる人間はオートメーション的に作業している。
彼らは何の感情も見せず、淡々と作業をする。
「いのち」を扱っているという感傷などもつはずもない。
とことん合理的だ。
そして、その合理主義で機械的に作られたもので、
ワタシたちも作られていくというわけである。
この合理的という現実をみせつけられた92分。
その現実に目眩がし、震えさえ感じた。
ここでとりあげられているものに
「いのち」をほとんど感じられなかった。
合理性を求めているのだ。
ここで働く人々がもののように扱っても当然のことだ。
何も間違っていない。
ところが、である。
うしは種付けさえこの合理主義でおこなわれ、
最初から人間の食用としていのちを授かり育てられる。
そんなうしでも、最期に機械に押し込まれるのを厭がった。
それが「いのち」の本能ってものだろう。
そんな一面もみることができた。
あのうしのつぶらな目が切なくて、忘れられない。
でもワタシは生きるために「いのち」をいただく。
いつか土に還るためにいただく。
だったら、きちんと向きあっていただきたい。
そのことを身にしみて感じた。
(2008.2.29)
2010-06-17
隠された記憶
2005年
フランス/オーストリア/ドイツ/イタリア
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:ダニエル・オートゥイユ/ジュリエット・ビノシュ/モーリス・ベニシュー/アニー・ジラルド/ベルナール・ル・コック/ワリッド・アフキ/レスター・マクドンスキ
12Aug.'09 DVD
★★★★★
すっきりしない不安感だけが残ったまま、
終わってしまった。
あんまりすっきりしないので、もう一度観たけど、
誰がビデオを送りつけた犯人
(犯人といっても、ビデオと絵を送っただけなんだけど)
かは、わからなかった。
あと、予告で衝撃のラストといっているシーンも、
巻き戻してみて、ようやく見つけたけど、
それがどうビデオと関係があるのかはやっぱり、不明。
いろんな方のレビューやブログを拝読したものの、
そういう解釈もあるなー、どまり。
ただ、ああだ、こうだと、いろんなふうに考えられるのは、
この映画の面白いところなのかもしれない。
監督も「誰がビデオを送ったかは重要ではない」と、
いっているし、犯人探しはあまり意味がなさそう。
で、もうひとつ腑に落ちないのが、マジッド。
なぜ、死ななくちゃならなかったんだろう。
ジョルジュへの見せしめ?
そりゃ裕福じゃないし、移民の子どもで苦労もあったろうし、
幼い頃のジョルジュの仕打ちは許せないかもしれないけど、
でも、息子は立派に成長しるし、
それなりに生きているように見えたのに。。。
見せしめだろうが何だろうが、
ジョルジュのために死ぬなんてあり得ないと思う。
じゃ、なぜ?
だけど、ひとつだけいえるのは、
ジョルジュはマジッドが死んだことで、
またひとつ「疚しさ」を抱えなくてはならなくなった。
マジッドに再会できたのは、
6才の時についてしまった嘘の清算をするいい機会だったはず。
なのに、ジョルジュはビデオのことばかりで、
結局それは自分の不安を解消したかっただけで、
マジッドを気遣いもせず、
謝罪するなんてことに到底及ばなかった。
それどころか脅迫めいたことまで言っていた。
お金持ちで教養のあるジョルジュ。
品位などかけらも見せることなく、
使用人の息子のマジッドをいまだに蔑んでいた。
傲慢という罠に思いっきり嵌っていた。
表向きには犯罪者ではないし、
これからも今まで通りの暮らしができるだろう。
でも、目の前で起きたことはあまりに強烈で、
今度ばかりはどんなに封じたくても、
封じきれるようなものではない。
死ぬまで、このずっしりと重い「疚しさ」という荷物を、
持ち続けなくてはならなくなってしまったのだ。
これって、どんな罰より耐えがたいことだと思う。
だんだん背筋が寒くなってきた。。。
やっぱり、ハネケだ。
(2009.8.14)
フランス/オーストリア/ドイツ/イタリア
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:ダニエル・オートゥイユ/ジュリエット・ビノシュ/モーリス・ベニシュー/アニー・ジラルド/ベルナール・ル・コック/ワリッド・アフキ/レスター・マクドンスキ
12Aug.'09 DVD
★★★★★
すっきりしない不安感だけが残ったまま、
終わってしまった。
あんまりすっきりしないので、もう一度観たけど、
誰がビデオを送りつけた犯人
(犯人といっても、ビデオと絵を送っただけなんだけど)
かは、わからなかった。
あと、予告で衝撃のラストといっているシーンも、
巻き戻してみて、ようやく見つけたけど、
それがどうビデオと関係があるのかはやっぱり、不明。
いろんな方のレビューやブログを拝読したものの、
そういう解釈もあるなー、どまり。
ただ、ああだ、こうだと、いろんなふうに考えられるのは、
この映画の面白いところなのかもしれない。
監督も「誰がビデオを送ったかは重要ではない」と、
いっているし、犯人探しはあまり意味がなさそう。
で、もうひとつ腑に落ちないのが、マジッド。
なぜ、死ななくちゃならなかったんだろう。
ジョルジュへの見せしめ?
そりゃ裕福じゃないし、移民の子どもで苦労もあったろうし、
幼い頃のジョルジュの仕打ちは許せないかもしれないけど、
でも、息子は立派に成長しるし、
それなりに生きているように見えたのに。。。
見せしめだろうが何だろうが、
ジョルジュのために死ぬなんてあり得ないと思う。
じゃ、なぜ?
だけど、ひとつだけいえるのは、
ジョルジュはマジッドが死んだことで、
またひとつ「疚しさ」を抱えなくてはならなくなった。
マジッドに再会できたのは、
6才の時についてしまった嘘の清算をするいい機会だったはず。
なのに、ジョルジュはビデオのことばかりで、
結局それは自分の不安を解消したかっただけで、
マジッドを気遣いもせず、
謝罪するなんてことに到底及ばなかった。
それどころか脅迫めいたことまで言っていた。
お金持ちで教養のあるジョルジュ。
品位などかけらも見せることなく、
使用人の息子のマジッドをいまだに蔑んでいた。
傲慢という罠に思いっきり嵌っていた。
表向きには犯罪者ではないし、
これからも今まで通りの暮らしができるだろう。
でも、目の前で起きたことはあまりに強烈で、
今度ばかりはどんなに封じたくても、
封じきれるようなものではない。
死ぬまで、このずっしりと重い「疚しさ」という荷物を、
持ち続けなくてはならなくなってしまったのだ。
これって、どんな罰より耐えがたいことだと思う。
だんだん背筋が寒くなってきた。。。
やっぱり、ハネケだ。
(2009.8.14)
2010-06-16
ローズ・イン・タイドランド
2005年
イギリス・カナダ
監督:テリー・ギリアム
出演:ジョデル・フェルランド/ジェフ・ブリッジス/ジェニファー・ティリー/ジャネット・マクティア/ブレンダン・フレッチャー
20Nov.'06 ギンレイホールにて
★★★★☆
孤独感、不安感、寂寥感、焦燥感、、、
とらえどころのない恐怖がずっとあった。
いつまでたっても、ほっとできない。
ローズはぐっすり眠れていたのだろうか。
ローズはバービー人形の頭の部分だけを指にはめて、
一人遊びをしていた。
無邪気に遊ぶ姿は子どもらしくかわいらしい。
しかし、そこに人形の頭が4つ並んで、
何も語らぬ顔が無表情なままこちらをみつめている。
子どものおもちゃなのに、なんとも意味ありげなのだ。
そのアンバランスさに息が詰まりそうだった。
ローズの端正な顔立ちが美しすぎて、
大人を見透かしていながらも、
その眼がなおもけがれがなくせつなかった。
テリー・ギリアムの映画とは、
いままでどうも相性が悪かったらしく、
決して嫌いな世界感ではないのにいつも理解不能だった。
でも、この映画はなかなかだと思った。
(2006.11.21)
イギリス・カナダ
監督:テリー・ギリアム
出演:ジョデル・フェルランド/ジェフ・ブリッジス/ジェニファー・ティリー/ジャネット・マクティア/ブレンダン・フレッチャー
20Nov.'06 ギンレイホールにて
★★★★☆
孤独感、不安感、寂寥感、焦燥感、、、
とらえどころのない恐怖がずっとあった。
いつまでたっても、ほっとできない。
ローズはぐっすり眠れていたのだろうか。
ローズはバービー人形の頭の部分だけを指にはめて、
一人遊びをしていた。
無邪気に遊ぶ姿は子どもらしくかわいらしい。
しかし、そこに人形の頭が4つ並んで、
何も語らぬ顔が無表情なままこちらをみつめている。
子どものおもちゃなのに、なんとも意味ありげなのだ。
そのアンバランスさに息が詰まりそうだった。
ローズの端正な顔立ちが美しすぎて、
大人を見透かしていながらも、
その眼がなおもけがれがなくせつなかった。
テリー・ギリアムの映画とは、
いままでどうも相性が悪かったらしく、
決して嫌いな世界感ではないのにいつも理解不能だった。
でも、この映画はなかなかだと思った。
(2006.11.21)
プルートで朝食を
2005年
アイルランド・イギリス
監督:ニール・ジョーダン
出演:キリアン・マーフィー/リーアム・ニーソン/スティーヴン・レイ/ブライアン・フェリー/イアン・ハート
03Nov.'06 三軒茶屋シネマにて
★★★★☆
まず、キトゥンの美しさにやられました。
ファッションもことごとくかわいい。
当時アイルランドの時代背景は暗く重苦しい。
キトゥンはそうでなくても生きにくい状況にありながらも、
そういう時代だからこそなのか、
すごく正直に生きている。その姿に感銘をうける。
「深刻」とか「真剣」をことごとく嫌っていた。
すごく辛い立場にあるのに、
のほほんとふるまうことで、
キトゥンのキャラクターを成り立たせていたと思う。
そういう図太さに見習うべきところは多い。
始まってすぐの音楽『Sugar Baby Love』の明るいこと。
そういう場面じゃないだろってところでも
ずっと続く『Sugar Baby Love』
なんか、これに全てが象徴されていると感じた。
なかなか元気をもらった映画だった。
(2006.11.6)
アイルランド・イギリス
監督:ニール・ジョーダン
出演:キリアン・マーフィー/リーアム・ニーソン/スティーヴン・レイ/ブライアン・フェリー/イアン・ハート
03Nov.'06 三軒茶屋シネマにて
★★★★☆
まず、キトゥンの美しさにやられました。
ファッションもことごとくかわいい。
当時アイルランドの時代背景は暗く重苦しい。
キトゥンはそうでなくても生きにくい状況にありながらも、
そういう時代だからこそなのか、
すごく正直に生きている。その姿に感銘をうける。
「深刻」とか「真剣」をことごとく嫌っていた。
すごく辛い立場にあるのに、
のほほんとふるまうことで、
キトゥンのキャラクターを成り立たせていたと思う。
そういう図太さに見習うべきところは多い。
始まってすぐの音楽『Sugar Baby Love』の明るいこと。
そういう場面じゃないだろってところでも
ずっと続く『Sugar Baby Love』
なんか、これに全てが象徴されていると感じた。
なかなか元気をもらった映画だった。
(2006.11.6)
この道は母へとつづく
2005年
ロシア
監督:アンドレイ・クラフチューク
出演:コーリャ・スピリドノフ/マリヤ・クズネツォーワ/ダーリヤ・レスニコーワ/ユーリイ・イツコーフ/ニコライ・レウトフ
19Mar.'08 ギンレイホールにて
★★★★☆
北の国ならではのやわらかな窓の光に、
ワーニャの透きとおるような白い肌が映される。
ロシアの少年特有のかわいらしさに、なんとも和まされる。
ワーニャにイタリア人夫婦の里親が決まるのだが、
実のママのことが気になってしまう。
そこからワーニャの『母をたずねて』が始まる。
自我に目覚める少年の純粋なひたむきさに、
つい応援したくなる。
オトナは私服を肥やすことに躍起になっているだけだ。
他の子どもたちだって、
ワーニャを妬んだり羨んだりするのはお門違いでしょ。
ワーニャが断っても里親の話がこなくなったりしないよ。
自分たちの都合で言いたいことを言ってるんだから。
こうなってしまうロシアの社会的な背景があるんだろうけどね。
ところどころで高音の旋律が流れるのだけど、
その音が無性に不安にさせ、なんだかそわそわしてしまう。
でもロシアのやわらかい光と相俟って溶け込んでいくと、
ワーニャの次の展開が気になって映画に惹き込まれる。
よくある話といえばそうだし話の筋はすぐ読めてしまうけど、
ワーニャのまっすぐな信念には心打たれるものがある。
温かい気持ちになれる。
(2008.3.22)
ロシア
監督:アンドレイ・クラフチューク
出演:コーリャ・スピリドノフ/マリヤ・クズネツォーワ/ダーリヤ・レスニコーワ/ユーリイ・イツコーフ/ニコライ・レウトフ
19Mar.'08 ギンレイホールにて
★★★★☆
北の国ならではのやわらかな窓の光に、
ワーニャの透きとおるような白い肌が映される。
ロシアの少年特有のかわいらしさに、なんとも和まされる。
ワーニャにイタリア人夫婦の里親が決まるのだが、
実のママのことが気になってしまう。
そこからワーニャの『母をたずねて』が始まる。
自我に目覚める少年の純粋なひたむきさに、
つい応援したくなる。
オトナは私服を肥やすことに躍起になっているだけだ。
他の子どもたちだって、
ワーニャを妬んだり羨んだりするのはお門違いでしょ。
ワーニャが断っても里親の話がこなくなったりしないよ。
自分たちの都合で言いたいことを言ってるんだから。
こうなってしまうロシアの社会的な背景があるんだろうけどね。
ところどころで高音の旋律が流れるのだけど、
その音が無性に不安にさせ、なんだかそわそわしてしまう。
でもロシアのやわらかい光と相俟って溶け込んでいくと、
ワーニャの次の展開が気になって映画に惹き込まれる。
よくある話といえばそうだし話の筋はすぐ読めてしまうけど、
ワーニャのまっすぐな信念には心打たれるものがある。
温かい気持ちになれる。
(2008.3.22)
太陽
ロシア・イタリア・フランス・スイス
監督:アレクサンドル・ソクーロフ
出演:イッセー尾形/ロバート・ドーソン/桃井かおり/佐野史郎
28Aug.'06 銀座シネパトスにて
★★★★★
この鬼気迫る空気はなんなんだろう。
イッセー尾形、すごすぎる。
無駄が一切ない映像。
とにかく静かに静かにすすんでいく。
これを日本人が撮ったらどうなるんだろうって、
ずっと思いながら観ていた。
ロシア人のソクーロフでなくてはならなかったのはなぜか。
的確な答えは出しようもないけど、 観ていてその必然、
なるべくしてできた映画だというのは確かだと思った。
イッセー尾形は演じているというより、
天皇ヒロヒトその人になっていたかのようだった。
どっちが本物なの?というぐらい。
この映画に描かれているものが
真実だろうが虚構だろうが
そんなことが問題じゃないような気がした。
人間ヒロヒトは限りなく表現されていたと思う。
(2006.8.29)
2010-06-13
酔いどれ詩人になるまえに
2005年
アメリカ・ノルウェー
監督・脚本:ベント・ハーメル
原作:チャールズ・ブコウスキー
出演:マット・ディロン/リリ・テイラー/マリサ・トメイ/ディディエ・フラマン/フィッシャー・スティーヴンス/エイドリアン・シェリー
01Sep.'07 銀座テアトルシネマにて
★★★★★
ブコウスキーの映画だと知って、
絶対行かなきゃと使命感にかられ観に行った。
チナスキー(ブコウスキー)のだめだめっぷりは期待どおりで、
かえって潔くって気持ちがいいぐらいだった。
奇を衒ったり、妙な小細工をしたり、
言い訳がましい表現は一切感じなかった。
たぶんかなり素に近いチナスキーが描かれていたのだろう。
マット・ディロン、
久しぶりに見たらずいぶん渋くなってて、かっこよかった。
なんかひとつ殻を破ったような印象をうけた。
でも時折みせるつぶらな瞳は昔とおんなじで、
妙にかわいくてピュアなものがみえ隠れしていた。
それが憎みきれないチナスキーになっていたのかもしれない。
リリー・テイラーは最高だった。
あの妙に湿っぽいんだけどどっか風が抜けてる感じが、
めちゃくちゃいい。
下着姿のぬめり感がなんだかたまんなかった。
(2007.9.3)
アメリカ・ノルウェー
監督・脚本:ベント・ハーメル
原作:チャールズ・ブコウスキー
出演:マット・ディロン/リリ・テイラー/マリサ・トメイ/ディディエ・フラマン/フィッシャー・スティーヴンス/エイドリアン・シェリー
01Sep.'07 銀座テアトルシネマにて
★★★★★
ブコウスキーの映画だと知って、
絶対行かなきゃと使命感にかられ観に行った。
チナスキー(ブコウスキー)のだめだめっぷりは期待どおりで、
かえって潔くって気持ちがいいぐらいだった。
奇を衒ったり、妙な小細工をしたり、
言い訳がましい表現は一切感じなかった。
たぶんかなり素に近いチナスキーが描かれていたのだろう。
マット・ディロン、
久しぶりに見たらずいぶん渋くなってて、かっこよかった。
なんかひとつ殻を破ったような印象をうけた。
でも時折みせるつぶらな瞳は昔とおんなじで、
妙にかわいくてピュアなものがみえ隠れしていた。
それが憎みきれないチナスキーになっていたのかもしれない。
リリー・テイラーは最高だった。
あの妙に湿っぽいんだけどどっか風が抜けてる感じが、
めちゃくちゃいい。
下着姿のぬめり感がなんだかたまんなかった。
(2007.9.3)
カンバセーションズ
2005年
アメリカ
監督:ハンス・カノーサ
脚本:ガブリエル・ゼヴィン
出演:ヘレナ・ボナム=カーター/アーロン・エッカート/ノラ・ザヘットナー/エリック・アイデム
14Mar.'07 シネスイッチ銀座にて
★★★★★
とにかく、いい映画だった。
肩の力をぬいて、
気持ちよく会話に惹き込まれて楽しめた。
退くところは退き、押すところは押す。
そのメリハリの妙にやられた。
オトコってば、
オンナってば、
ってのを代弁してくれてる。
デュアル・フレームという手法は初めて観た。
最初はとまどいながら、なんか忙しいなぁと思いながら、
どこみりゃいいんだという感じだったが、
慣れるとなかなかこれが、おもしろかった。
おかげでずいぶん映画の幅が広がっていると思う。
しかもそのふたつの画像が、
二人の会話に絶妙に絡み合っている。
その小気味よさがとにかくいいツボを押していたのである。
主役二人のロケ場所はホテルとタクシーだけだし、
ほとんど二人の掛け合いだし、
たぶんおそろしく低予算だろう。
でもそれがよかったんだと思う。
変に予算があったらできなかっただろうと思う映画だった。
(2007.3.15)
アメリカ
監督:ハンス・カノーサ
脚本:ガブリエル・ゼヴィン
出演:ヘレナ・ボナム=カーター/アーロン・エッカート/ノラ・ザヘットナー/エリック・アイデム
14Mar.'07 シネスイッチ銀座にて
★★★★★
とにかく、いい映画だった。
肩の力をぬいて、
気持ちよく会話に惹き込まれて楽しめた。
退くところは退き、押すところは押す。
そのメリハリの妙にやられた。
オトコってば、
オンナってば、
ってのを代弁してくれてる。
デュアル・フレームという手法は初めて観た。
最初はとまどいながら、なんか忙しいなぁと思いながら、
どこみりゃいいんだという感じだったが、
慣れるとなかなかこれが、おもしろかった。
おかげでずいぶん映画の幅が広がっていると思う。
しかもそのふたつの画像が、
二人の会話に絶妙に絡み合っている。
その小気味よさがとにかくいいツボを押していたのである。
主役二人のロケ場所はホテルとタクシーだけだし、
ほとんど二人の掛け合いだし、
たぶんおそろしく低予算だろう。
でもそれがよかったんだと思う。
変に予算があったらできなかっただろうと思う映画だった。
(2007.3.15)
2010-06-12
キンキーブーツ
2005年
アメリカ・イギリス
監督:ジュリアン・ジャロルド
脚本:ティム・ファース/ジェフ・ディーン
出演:ジョエル・エドガートン/キウェテル・イジョフォー/サラ=ジェーン・ボッツ/ユアン・フーパー
23Jan.'07 ギンレイホールにて
★★☆☆☆
う〜ん。
ちょっと期待していただけに、う〜ん。
途中で寝てしまったし。
どうにもこの主人公に好感が持てなかった。
ドラッグクイーンもの、
好きなんだけどなぁ。
う〜ん???
(2007.1.25)
アメリカ・イギリス
監督:ジュリアン・ジャロルド
脚本:ティム・ファース/ジェフ・ディーン
出演:ジョエル・エドガートン/キウェテル・イジョフォー/サラ=ジェーン・ボッツ/ユアン・フーパー
23Jan.'07 ギンレイホールにて
★★☆☆☆
う〜ん。
ちょっと期待していただけに、う〜ん。
途中で寝てしまったし。
どうにもこの主人公に好感が持てなかった。
ドラッグクイーンもの、
好きなんだけどなぁ。
う〜ん???
(2007.1.25)
美しい人
2005年
アメリカ
監督・脚本:ロドリゴ・ガルシア
出演:キャシー・ベイカー/グレン・クローズ/ダコタ・ファニング/ホリー・ハンター
03Nov.'06 三軒茶屋シネマにて
★★★★☆
9つのお話のオムニバス。
ひとつひとつは10分足らずのお話。
そのひとつひとつが不条理でありながらも、
しかしその裏側に愛が見え隠れする。
その9つのお話がいろんなところで
錯綜していたのは興味深かった。
ただ9つのお話というだけではない広がりがあったと思う。
(2006.11.4)
アメリカ
監督・脚本:ロドリゴ・ガルシア
出演:キャシー・ベイカー/グレン・クローズ/ダコタ・ファニング/ホリー・ハンター
03Nov.'06 三軒茶屋シネマにて
★★★★☆
9つのお話のオムニバス。
ひとつひとつは10分足らずのお話。
そのひとつひとつが不条理でありながらも、
しかしその裏側に愛が見え隠れする。
その9つのお話がいろんなところで
錯綜していたのは興味深かった。
ただ9つのお話というだけではない広がりがあったと思う。
(2006.11.4)
2010-06-07
マッチポイント
2005年
イギリス
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ/スカーレット・ヨハンソン
06Sep.'06 恵比寿ガーデンシネマにて
★★★★★
観終わって、ワタシのアタマは???がいっぱいだった。
ロマンスに落ちるのが、
雨だという設定からしてありきたり感があり、
その後は質の悪い昼ドラを見せられているような気になり、
それに思わせぶりなCG、で、結末は、、、
映画館から一歩出てふと、思った。
あ〜〜これって、ウッディ・アレンにやられてんじゃん。
要は究極のダメ男を描いていたのね。ナルホド!
マッチポイントってコト自体、
すごく皮肉が込められている。
ボールがコートのあっちとかこっちとか、
勝ちとか負けとか、 そんなことはどうでもよくて、
それにこだわる世間への警告だったのだ。
一見よかったねって思わせておいて、
おいおい、ホントによかったの?って、
無言で問いかけている。
すごいなぁ。こんな手法、初めて観た。
スカーレット・ヨハンソン。
なんかすっごく艶っぽかったなぁ。
『ロスト・イン・トランスレーション』の時は、
まだあどけなさがあって、かわいかった。
あれからまだ2~3年しかたってないのに、
すっかり牝狐ぶりを発揮していた。
これ、演技だよね、恐るべし。
(2006.9.7)
イギリス
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ/スカーレット・ヨハンソン
06Sep.'06 恵比寿ガーデンシネマにて
★★★★★
観終わって、ワタシのアタマは???がいっぱいだった。
ロマンスに落ちるのが、
雨だという設定からしてありきたり感があり、
その後は質の悪い昼ドラを見せられているような気になり、
それに思わせぶりなCG、で、結末は、、、
映画館から一歩出てふと、思った。
あ〜〜これって、ウッディ・アレンにやられてんじゃん。
要は究極のダメ男を描いていたのね。ナルホド!
マッチポイントってコト自体、
すごく皮肉が込められている。
ボールがコートのあっちとかこっちとか、
勝ちとか負けとか、 そんなことはどうでもよくて、
それにこだわる世間への警告だったのだ。
一見よかったねって思わせておいて、
おいおい、ホントによかったの?って、
無言で問いかけている。
すごいなぁ。こんな手法、初めて観た。
スカーレット・ヨハンソン。
なんかすっごく艶っぽかったなぁ。
『ロスト・イン・トランスレーション』の時は、
まだあどけなさがあって、かわいかった。
あれからまだ2~3年しかたってないのに、
すっかり牝狐ぶりを発揮していた。
これ、演技だよね、恐るべし。
(2006.9.7)
2010-06-03
蟻の兵隊
2005年
日本
監督:池谷薫
出演:奥村和一/金子傳/村山隼人
26Aug.'06 イメージフォーラムにて
★★★★★
あの戦争が何だったのかを真摯に追求する姿に心打たれる。
淡々と事実だけをカメラは追っている。
被害者だということを主張するだけでなく、
どんな酷いことをしたか、 せざるを得なかったということ、
記憶から消してしまいたいようなことにも、
きちんと向きあっている。
奥村さんは見た目には、
普通のどこにでもいるようなおじいちゃん。
そんな普通の人が経験してきた過酷な過去。
これは奥村さんが特別なのではなく、
戦争に行った人はみんな経験しているのである。
決して特別なことじゃないのだということを、 おもいしった。
奥村さんは80歳。
戦友はどんどん亡くなっている。
戦争を伝える人がいなくなってしまうことは、
とても恐ろしいことだと思う。
そういう意味でも、
こうやって真の叫びを残したこの映画の意義は大きい。
奥村さんの頑固でありながら実直な人柄に好感がもてた。
(2006.8.28)
日本
監督:池谷薫
出演:奥村和一/金子傳/村山隼人
26Aug.'06 イメージフォーラムにて
★★★★★
あの戦争が何だったのかを真摯に追求する姿に心打たれる。
淡々と事実だけをカメラは追っている。
被害者だということを主張するだけでなく、
どんな酷いことをしたか、 せざるを得なかったということ、
記憶から消してしまいたいようなことにも、
きちんと向きあっている。
奥村さんは見た目には、
普通のどこにでもいるようなおじいちゃん。
そんな普通の人が経験してきた過酷な過去。
これは奥村さんが特別なのではなく、
戦争に行った人はみんな経験しているのである。
決して特別なことじゃないのだということを、 おもいしった。
奥村さんは80歳。
戦友はどんどん亡くなっている。
戦争を伝える人がいなくなってしまうことは、
とても恐ろしいことだと思う。
そういう意味でも、
こうやって真の叫びを残したこの映画の意義は大きい。
奥村さんの頑固でありながら実直な人柄に好感がもてた。
(2006.8.28)
かもめ食堂
2005年
日本
監督・脚本:荻上直子
出演:小林聡美/片桐はいり/もたいまさこ/マルック・ペルトラ/ヤルッコ・ニエミ
06Nov.'06 パルコ調布シネマにて
★★★★★
平生をきちんと生きるということの、
強さみたいなものを切に感じた。
サチエさんは特別なことは何もしていない。
まわりで起こることを淡々と受け止めているだけだ。
硝子のコップを磨いたり、 テーブルをふいたり、
そういうことを当たり前のようにする日常。
そういう当たり前が何より大切なのだと思う。
「やりなくないことは、やらないだけ」
この言葉に勇気をもらった。
(2006.11.6)
日本
監督・脚本:荻上直子
出演:小林聡美/片桐はいり/もたいまさこ/マルック・ペルトラ/ヤルッコ・ニエミ
06Nov.'06 パルコ調布シネマにて
★★★★★
平生をきちんと生きるということの、
強さみたいなものを切に感じた。
サチエさんは特別なことは何もしていない。
まわりで起こることを淡々と受け止めているだけだ。
硝子のコップを磨いたり、 テーブルをふいたり、
そういうことを当たり前のようにする日常。
そういう当たり前が何より大切なのだと思う。
「やりなくないことは、やらないだけ」
この言葉に勇気をもらった。
(2006.11.6)
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香港マフィアものが好きなわけでもなんでもないけど、
ま、男の世界が繰り広げられて、なかなか興味深い。
「組織には調和が大切だ」って、
マフィアといえども大組織ともなれば、
こういうことが優先されるんだなって、思った。
そもそも人と調和なんてできない人間の集まりが、
マフィアなんじゃないのかって、、、
勝手にそう思い込んでたけど。
ロクぐらいの常識があったら、
一般社会で通用するって思うんだけどね。
まあ、それはいいとして、さすがにマフィア映画。
いろんな拷問を考えるなぁ。
さすがに生きたまま崖から転がされるなんて、、、
こっちが生きた心地がしなかったよ。
登場人物が多すぎて、もう誰がどっち側なのか、
しまいには判別不能になってた。
レオン・カーファイは渋い。かっこいい。
(2010.11.4)