1984年
フランス/西ドイツ
監督:ヴィム・ヴェンダース 脚本:サム・シェパード
撮影:ロビー・ミュラー 音楽:ライ・クーダー
出演:ハリー・ディーン・スタントン/ナスターシャ・キンスキー/ディーン・ストックウェル/オロール・クレマン/ハンター・カーソン/ベルンハルト・ヴィッキ
26Nov.'10 早稲田松竹
★★★★☆
2011-01-10
ベルリン・天使の詩
1987年
西ドイツ/フランス
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:ブルーノ・ガンツ/ソルヴェイグ・ドマルタン/オットー・ザンダー/クルト・ボウワ/ピーター・フォーク/ラジョス・コヴァーチ
26Nov.'10 早稲田松竹
★★★★★
なつかしいなぁ。
この映画でワタシの映画観が一変した。
それまではハリウッドものしか観てなかった。
映画にこんな世界があるんだって、知った。
それ以来、映画の虜になった。
そういう意味で、ワタシにとってかけがえのない映画。
20年以上もたって、改めて観ても、
全然色褪せてない。
やっぱり、いい。
導入の思わせぶりな詩といい、
モノクロとカラーの映像といい、
物語の構成といい、
で、図書館を天使のたまり場にしてたり、、、
刑事コロンボ?役の俳優役がキャストされてたり、、、
ヴェンダースならではの、粋なひねりが満載。
ちょっと間違えれば、
ありがちなあざとさになりかねないような演出が
すごく自然に繰り広げられている。
天使も人間の世界がいいって思うんだなぁ。
ま、天使にもよるんだろうけど。
でも雲の上から眺めてるだけで何もできないのよりは、
しんどくても地を這っている方がおもしろいよ。
ダミエルの選択にすごく共感した。
親近感を覚えた。
そして、今はなきベルリンの壁が。
統一前のドイツ、その激動を予感させながら、
それとはよそに、天使の眼差しが柔らかく優しい。
大きなものに包まれている、
安心感があるのはその眼差しのせいかな。
やっぱり、好きだ。
この映画に出会って、よかった。
(2010.12.28)
西ドイツ/フランス
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:ブルーノ・ガンツ/ソルヴェイグ・ドマルタン/オットー・ザンダー/クルト・ボウワ/ピーター・フォーク/ラジョス・コヴァーチ
26Nov.'10 早稲田松竹
★★★★★
なつかしいなぁ。
この映画でワタシの映画観が一変した。
それまではハリウッドものしか観てなかった。
映画にこんな世界があるんだって、知った。
それ以来、映画の虜になった。
そういう意味で、ワタシにとってかけがえのない映画。
20年以上もたって、改めて観ても、
全然色褪せてない。
やっぱり、いい。
導入の思わせぶりな詩といい、
モノクロとカラーの映像といい、
物語の構成といい、
で、図書館を天使のたまり場にしてたり、、、
刑事コロンボ?役の俳優役がキャストされてたり、、、
ヴェンダースならではの、粋なひねりが満載。
ちょっと間違えれば、
ありがちなあざとさになりかねないような演出が
すごく自然に繰り広げられている。
天使も人間の世界がいいって思うんだなぁ。
ま、天使にもよるんだろうけど。
でも雲の上から眺めてるだけで何もできないのよりは、
しんどくても地を這っている方がおもしろいよ。
ダミエルの選択にすごく共感した。
親近感を覚えた。
そして、今はなきベルリンの壁が。
統一前のドイツ、その激動を予感させながら、
それとはよそに、天使の眼差しが柔らかく優しい。
大きなものに包まれている、
安心感があるのはその眼差しのせいかな。
やっぱり、好きだ。
この映画に出会って、よかった。
(2010.12.28)
2010-09-08
霧の中の風景
1988年
ギリシャ・フランス
監督:テオ・アンゲロプロス
出演:ミカリス・ゼーケ/タニア・パライオログウ/イリアス・ロゴテティス・ミハリス・アナトゥス/コスタス・ツァペコス/ディミトリス・カンベリディス/ヴァシリス・コロヴォス/ソクラテス・アラフォウツォス/イェラシモス・スキアダレシス
04Sep.'10 新文芸座
★★★★★
姉弟にとって、父親って何だったんだろう。
ありがちな言葉になってしまうけど、
この旅は、旅というより、人生そのもののように見える。
けど、幼い姉弟には過酷すぎる。。。
そんな過酷な人生を、その齢で知る必要などないはず。。。
列車に乗るという境界をひとつ越してしまったばかりに、
始まってしまった人生の旅路。
引き返すことすらできなくなってしまった。
姉のヴーラは痩せっぽちのカラダで、
覚悟を決めて、全てを受け止めようとしていて、
その健気さが、ホントに切ない。
そして、その酸いも甘いもを知ってしまうことになる。
そこまで姉弟にさせる、
その父親という存在は一体何だったんだろう。
結局、ドイツ国境は越えて、
霧の中が見えるようになって、
ほんのちょっとだけほっとするけど、
決して旅が終わったわけではない。。。
姉弟はいつまでも終わらないこの旅を、
ずっと続けていくのだろう。
なんとも不思議な場面やモチーフがよく出てきて、
例えば、雪が降ってきたといって、
警察の職員が全員上を向いて静止していて、
まるで時間が止まったみたいになったり。
手の塑像がヘリコプターで吊られて、空に浮かんでいたり。
何の意味があるのかは分からないけど、
なんとも意味深、意味ありげ。。。
ヴーラの端正な顔立ちで、まっすぐな目に、
ドギマギする瞬間が何度もあった。
なんとか温かいベッドで二人をゆっくり休ませてあげたい。
そういう場所を早くみつけてほしい。
ギリシャ・フランス
監督:テオ・アンゲロプロス
出演:ミカリス・ゼーケ/タニア・パライオログウ/イリアス・ロゴテティス・ミハリス・アナトゥス/コスタス・ツァペコス/ディミトリス・カンベリディス/ヴァシリス・コロヴォス/ソクラテス・アラフォウツォス/イェラシモス・スキアダレシス
04Sep.'10 新文芸座
★★★★★
姉弟にとって、父親って何だったんだろう。
ありがちな言葉になってしまうけど、
この旅は、旅というより、人生そのもののように見える。
けど、幼い姉弟には過酷すぎる。。。
そんな過酷な人生を、その齢で知る必要などないはず。。。
列車に乗るという境界をひとつ越してしまったばかりに、
始まってしまった人生の旅路。
引き返すことすらできなくなってしまった。
姉のヴーラは痩せっぽちのカラダで、
覚悟を決めて、全てを受け止めようとしていて、
その健気さが、ホントに切ない。
そして、その酸いも甘いもを知ってしまうことになる。
そこまで姉弟にさせる、
その父親という存在は一体何だったんだろう。
結局、ドイツ国境は越えて、
霧の中が見えるようになって、
ほんのちょっとだけほっとするけど、
決して旅が終わったわけではない。。。
姉弟はいつまでも終わらないこの旅を、
ずっと続けていくのだろう。
なんとも不思議な場面やモチーフがよく出てきて、
例えば、雪が降ってきたといって、
警察の職員が全員上を向いて静止していて、
まるで時間が止まったみたいになったり。
手の塑像がヘリコプターで吊られて、空に浮かんでいたり。
何の意味があるのかは分からないけど、
なんとも意味深、意味ありげ。。。
ヴーラの端正な顔立ちで、まっすぐな目に、
ドギマギする瞬間が何度もあった。
なんとか温かいベッドで二人をゆっくり休ませてあげたい。
そういう場所を早くみつけてほしい。
2010-06-25
不思議惑星キン・ザ・ザ
1986年
ソビエト連邦
監督:ゲオルギー・ダネリヤ
出演:スタニスラフ・リュブシン/ユーリー・ヤコヴレフ/エヴゲーニー・レオノフ/レヴァン・ガブリアゼ
12May'10 早稲田松竹
★★★★★
クー。
くせになりそう。クー。
「SFカルトムービー」って、
謳い文句にずっと躊躇していた。
なんか映像も暗そうだし。。。
絶対眠くなるだろうと万全を期して睡眠いっぱいとって、
この映画に臨んだ、
なのに、思惑全部覆された。
いい意味で。
このチープさ加減、たまらん。
旧ソ連って、ロシア人って、、、
実はユーモアの塊だったりして。
かくあるべきって勝手に思い込んでた常識ってやつ、
なんか気持ちよく裏切られた(笑)
こんなにチープでも、メッセージだけは感じられる。
こんなに笑わせて楽しませながら、
伝えるべきことを伝えてる。
これって、驚異。とにかく、感服。
どうでもいいけど、クー。
降参、降参。やっちゃうな、あのポーズ。
(12May'10)
ソビエト連邦
監督:ゲオルギー・ダネリヤ
出演:スタニスラフ・リュブシン/ユーリー・ヤコヴレフ/エヴゲーニー・レオノフ/レヴァン・ガブリアゼ
12May'10 早稲田松竹
★★★★★
クー。
くせになりそう。クー。
「SFカルトムービー」って、
謳い文句にずっと躊躇していた。
なんか映像も暗そうだし。。。
絶対眠くなるだろうと万全を期して睡眠いっぱいとって、
この映画に臨んだ、
なのに、思惑全部覆された。
いい意味で。
このチープさ加減、たまらん。
旧ソ連って、ロシア人って、、、
実はユーモアの塊だったりして。
かくあるべきって勝手に思い込んでた常識ってやつ、
なんか気持ちよく裏切られた(笑)
こんなにチープでも、メッセージだけは感じられる。
こんなに笑わせて楽しませながら、
伝えるべきことを伝えてる。
これって、驚異。とにかく、感服。
どうでもいいけど、クー。
降参、降参。やっちゃうな、あのポーズ。
(12May'10)
2010-06-24
エル・スール
1983年
スペイン/フランス
監督:ビクトル・エリセ
出演:オメロ・アントヌッティ/ソンソレス・アラングレーン/イシアル・ボリャン/ロラ・カルドナ/ラファエラ・アパリシオ/ジェルメーヌ・モンテロ/オロール・クレマン
07Nov.'09 早稲田松竹
★★★★★
娘と父親の間の微妙な波動が、
温かいんだけどなんとなく不調和を感じてしまって、
知らないうちに涙がぽろぽろ落ちていた。
泣くようなシーンじゃないだけに、
自分でもびっくりした。
エストレリャの父アグスティンを思う気持ちが、
痛いほど伝わる。
父親は慕うべき大きな存在で、
その背中をいつも追いかけていた。
なのに、 いつの間にか立場が逆転することがあろうとは。
父親としてはそれが堪えられなかったのか、、、
それだけじゃないだろうけど、
しかしエストレリャにとっては結果的に、
一生追い続けるしかできない存在になってしまった。
静かに静かに、知らない間に、
気がついたら状況が変わっていた。
それは時の流れのせいなのか、
エストレリャの成長のせいなのか、
どうすることもできないことだけに、
ちょっと残酷なものを感じた。
映像は『ミツバチ〜』もそうだけど、
光と闇の操り方が絶妙。
アングルも、すごく好き。
ずっと観ていたくなる。
この世界に入りたくなる。
またどこかでやってくれないかな。
また映画館で観たい。
(2009.11.21)
スペイン/フランス
監督:ビクトル・エリセ
出演:オメロ・アントヌッティ/ソンソレス・アラングレーン/イシアル・ボリャン/ロラ・カルドナ/ラファエラ・アパリシオ/ジェルメーヌ・モンテロ/オロール・クレマン
07Nov.'09 早稲田松竹
★★★★★
娘と父親の間の微妙な波動が、
温かいんだけどなんとなく不調和を感じてしまって、
知らないうちに涙がぽろぽろ落ちていた。
泣くようなシーンじゃないだけに、
自分でもびっくりした。
エストレリャの父アグスティンを思う気持ちが、
痛いほど伝わる。
父親は慕うべき大きな存在で、
その背中をいつも追いかけていた。
なのに、 いつの間にか立場が逆転することがあろうとは。
父親としてはそれが堪えられなかったのか、、、
それだけじゃないだろうけど、
しかしエストレリャにとっては結果的に、
一生追い続けるしかできない存在になってしまった。
静かに静かに、知らない間に、
気がついたら状況が変わっていた。
それは時の流れのせいなのか、
エストレリャの成長のせいなのか、
どうすることもできないことだけに、
ちょっと残酷なものを感じた。
映像は『ミツバチ〜』もそうだけど、
光と闇の操り方が絶妙。
アングルも、すごく好き。
ずっと観ていたくなる。
この世界に入りたくなる。
またどこかでやってくれないかな。
また映画館で観たい。
(2009.11.21)
2010-06-23
アニエス・v によるジェーン・b
1987年
フランス
監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
出演:ジェーン・バーキン/フィリップ・レオタール/ジャン・ピエール・レオ/アラン・スーション/セルジュ・ゲンズブール/ラウラ・ベッティ
27Jun.'09 DVD
★★★☆☆
う〜ん、、、
ジェーン・バーキン好きにはたまらない一本なんだろうな。
これを観て、ワタシはジェーン・バーキンって人が、
あんまり好きじゃないってことがわかっちゃった。
少なくともジェーン・バーキンが
そんなに魅力的に見えなかった。
「普通」をそんなに強調されても、、、
自然体っていえばきこえはいいけど、
なんか違う気がした。
だいたいアニエス・ヴァルダ と
こういう映画を作っていることが、
もう「普通」じゃない。
女優でいながら「普通」になるなんて虫がいい話でしょ。
べつに鞄の中がきたないのなんてどうでもいいんだけど、
あの鞄の中の混沌(カオス)がこの人の混沌(カオス)なら、
それはおもしろいと思った。
ある意味、実験的なのかもしれないけど、
成功しているようには思えなかった。退屈だったし。
でもそれはワタシがジェーン・バーキンに、
退屈していただけかもしれないからなぁ。
映画のせいじゃない気がする。
しょっぱなにでてくる絵画をパロディにしている映像は、
なかなかよくて、これからの展開を期待させられたし、
インタビューやショート劇?やフロフィール的なものの、
構成は絶妙だと思った。
他の女優(男優でも)だったらどうだったんだろう、
なんて、身もふたもないことを思ってしまう。
このシリーズで『アニエス・v による・・・who』を、
ぜひ観たい。
(2009.6.29)
フランス
監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
出演:ジェーン・バーキン/フィリップ・レオタール/ジャン・ピエール・レオ/アラン・スーション/セルジュ・ゲンズブール/ラウラ・ベッティ
27Jun.'09 DVD
★★★☆☆
う〜ん、、、
ジェーン・バーキン好きにはたまらない一本なんだろうな。
これを観て、ワタシはジェーン・バーキンって人が、
あんまり好きじゃないってことがわかっちゃった。
少なくともジェーン・バーキンが
そんなに魅力的に見えなかった。
「普通」をそんなに強調されても、、、
自然体っていえばきこえはいいけど、
なんか違う気がした。
だいたいアニエス・ヴァルダ と
こういう映画を作っていることが、
もう「普通」じゃない。
女優でいながら「普通」になるなんて虫がいい話でしょ。
べつに鞄の中がきたないのなんてどうでもいいんだけど、
あの鞄の中の混沌(カオス)がこの人の混沌(カオス)なら、
それはおもしろいと思った。
ある意味、実験的なのかもしれないけど、
成功しているようには思えなかった。退屈だったし。
でもそれはワタシがジェーン・バーキンに、
退屈していただけかもしれないからなぁ。
映画のせいじゃない気がする。
しょっぱなにでてくる絵画をパロディにしている映像は、
なかなかよくて、これからの展開を期待させられたし、
インタビューやショート劇?やフロフィール的なものの、
構成は絶妙だと思った。
他の女優(男優でも)だったらどうだったんだろう、
なんて、身もふたもないことを思ってしまう。
このシリーズで『アニエス・v による・・・who』を、
ぜひ観たい。
(2009.6.29)
2010-06-22
秘密の子供
1982年
フランス
監督:フィリップ・ガレル
出演:アンヌ・ヴィアゼムスキー/アンリ・ド・モブラン/シュワン・リンデンマウアー/セシル・ル・バイイ
05Aug.'09 DVD
★★★★★
ありえないところで、
なんとか均衡を保っているやじろべえみたいな二人。
いつか落っこちちゃうんじゃないかと、
はらはらしながら、どっぷり映画に浸かって観ていた。
モノクロの映像の美しさはため息もの。
台詞もなく動かない映像がいつまでも続くので、
それでまた、息が詰まってくる。
いつの間にか意識を失ってることも、、、
(眠くなります。。。何度、巻き戻したことか)
で、これまた微妙なバランスで音楽が流れたりする。
すっかり酔わされてしまった。
フィリップ・ガレルとニコとの私生活を、
別れてからその記憶を紡いでできた作品。
お互いに愛を探り合っているのが、切ない。痛々しい。
アンヌ・ヴィアゼムスキーがすごく魅力的だった。
(2009.8.12)
フランス
監督:フィリップ・ガレル
出演:アンヌ・ヴィアゼムスキー/アンリ・ド・モブラン/シュワン・リンデンマウアー/セシル・ル・バイイ
05Aug.'09 DVD
★★★★★
ありえないところで、
なんとか均衡を保っているやじろべえみたいな二人。
いつか落っこちちゃうんじゃないかと、
はらはらしながら、どっぷり映画に浸かって観ていた。
モノクロの映像の美しさはため息もの。
台詞もなく動かない映像がいつまでも続くので、
それでまた、息が詰まってくる。
いつの間にか意識を失ってることも、、、
(眠くなります。。。何度、巻き戻したことか)
で、これまた微妙なバランスで音楽が流れたりする。
すっかり酔わされてしまった。
フィリップ・ガレルとニコとの私生活を、
別れてからその記憶を紡いでできた作品。
お互いに愛を探り合っているのが、切ない。痛々しい。
アンヌ・ヴィアゼムスキーがすごく魅力的だった。
(2009.8.12)
2010-06-20
ノスタルジア
1983年
イタリア
監督:アンドレイ・タルコフスキー
出演:オレグ・ヤンコフスキー/エルランド・ヨセフソン/デリア・ボッカルド/ドミツィアーナ・ジョルダーノ
17Jul.'08 シネマヴェーラ渋谷にて
★★★★★
この映画、TSUTAYAで何度借りても挫折して、
スクリーンじゃなきゃダメなのかと
映画館に観に行ったのに寝ちゃってしまって。
そんななのにまたもや凝りもせずリベンジ。
やってるなら観なくちゃとシネマヴェーラへ。
今回はとりあえず寝なかった。通して全部観たはず。
朦朧としてたけど、寝てないはず。
でも映像を追うのが精一杯だった。
映像は怖いぐらいに、美しかった。
なんだかよくわかんないから、
画を観るだけでいいやって、
またもやあきらめちゃった。
神殿の水と緑と光と陰。 広場、火、蝋燭。。。
思わせぶりなものが次々でてくる。
あ、そうそう、1 + 1 = 2 じゃなくて 1 だという話。
『赤い砂漠』でも同じエピソードが描かれていて、
ちょっと興味深かった。
『ノスタルジア』っていうぐらいだから、
なつかしいんだろうな。この地が。
で、旅人にとって郷愁を感じるってことなのかな。
映画自体もなつかしいものになってるような。。。
機会があったらまた観に行く。
たぶん何度観てもわかんないと思う。
ただ、この美しさにはまた浸かってみたいのだ。
きっとまたまた朦朧としながら観るんだろうけど。
(2008.8.2)
イタリア
監督:アンドレイ・タルコフスキー
出演:オレグ・ヤンコフスキー/エルランド・ヨセフソン/デリア・ボッカルド/ドミツィアーナ・ジョルダーノ
17Jul.'08 シネマヴェーラ渋谷にて
★★★★★
この映画、TSUTAYAで何度借りても挫折して、
スクリーンじゃなきゃダメなのかと
映画館に観に行ったのに寝ちゃってしまって。
そんななのにまたもや凝りもせずリベンジ。
やってるなら観なくちゃとシネマヴェーラへ。
今回はとりあえず寝なかった。通して全部観たはず。
朦朧としてたけど、寝てないはず。
でも映像を追うのが精一杯だった。
映像は怖いぐらいに、美しかった。
なんだかよくわかんないから、
画を観るだけでいいやって、
またもやあきらめちゃった。
神殿の水と緑と光と陰。 広場、火、蝋燭。。。
思わせぶりなものが次々でてくる。
あ、そうそう、1 + 1 = 2 じゃなくて 1 だという話。
『赤い砂漠』でも同じエピソードが描かれていて、
ちょっと興味深かった。
『ノスタルジア』っていうぐらいだから、
なつかしいんだろうな。この地が。
で、旅人にとって郷愁を感じるってことなのかな。
映画自体もなつかしいものになってるような。。。
機会があったらまた観に行く。
たぶん何度観てもわかんないと思う。
ただ、この美しさにはまた浸かってみたいのだ。
きっとまたまた朦朧としながら観るんだろうけど。
(2008.8.2)
2010-06-16
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
1989年
フィンランド・スウェーデン
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:マッティ・ペロンパー/カリ・ヴァーナネン/サッケ・ヤルヴェンパー
13Feb.'08 早稲田松竹にて
★★★★★
どこまでも、おバカでゴキゲンな映画。
なんかおかしくて。そう、「なんか」なんだけど。
オナカ抱えて笑うというのとは、ちょっと違う。
ずっと前から知ってはいたけど
なかなか機会を失っていたのだが、
こんなにおもしろいならもっと前に観ておけばよかった。
ツンドラの荒野から悪徳マネージャーにそそのかされて、
アメリカに連れてこられ、メキシコに行くハメになり、、、
彼らはとにかく無口で無表情。
やっとしゃべったかと思えば「腹減った」
悪徳マネージャーは、自分用のパンを隠しながら、
メンバーにはタマネギをひとり一個ずつ与える。
メンバーはそれを無表情に生のまま齧っている。
そういうことのひとつひとつが、妙におかしくて。
なんで、タマネギ? なんで、齧ってんの?
笑ってもいないし怒ってもいない。
感情があまりにみえないので、余計に滑稽にみえてしまう。
コメディなのに、淡々としてる。なんかね。
ジム・ジャームッシュが出てる? まさかと思っていたら、
エンドロールに名前があって、びっくり。
カウリスマキと仲がいいの?
ま、よく似たニオイはあるけど。
レニングラード・カウボーイズの来日はないのかな(笑)
(2008.2.14)
フィンランド・スウェーデン
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:マッティ・ペロンパー/カリ・ヴァーナネン/サッケ・ヤルヴェンパー
13Feb.'08 早稲田松竹にて
★★★★★
どこまでも、おバカでゴキゲンな映画。
なんかおかしくて。そう、「なんか」なんだけど。
オナカ抱えて笑うというのとは、ちょっと違う。
ずっと前から知ってはいたけど
なかなか機会を失っていたのだが、
こんなにおもしろいならもっと前に観ておけばよかった。
ツンドラの荒野から悪徳マネージャーにそそのかされて、
アメリカに連れてこられ、メキシコに行くハメになり、、、
彼らはとにかく無口で無表情。
やっとしゃべったかと思えば「腹減った」
悪徳マネージャーは、自分用のパンを隠しながら、
メンバーにはタマネギをひとり一個ずつ与える。
メンバーはそれを無表情に生のまま齧っている。
そういうことのひとつひとつが、妙におかしくて。
なんで、タマネギ? なんで、齧ってんの?
笑ってもいないし怒ってもいない。
感情があまりにみえないので、余計に滑稽にみえてしまう。
コメディなのに、淡々としてる。なんかね。
ジム・ジャームッシュが出てる? まさかと思っていたら、
エンドロールに名前があって、びっくり。
カウリスマキと仲がいいの?
ま、よく似たニオイはあるけど。
レニングラード・カウボーイズの来日はないのかな(笑)
(2008.2.14)
2010-06-12
ミッドナイト・ラン
1988年
アメリカ
監督:マーティン・ブレスト
出演:ロバート・デ・ニーロ/チャールズ・グローディン/ヤフェット・コットー/ジョン・アシュトン/デニス・ファリーナ/ジョー・パントリアーノ/リチャード・フォロンジー/ロバート・ミランダ/ジャック・キホー
19Jul.'09 DVD
★★★☆☆
これも、昔観てるはずなんだけど、
すっかり忘れてる、、、ってことに愕然とする。
この手のロードムービーは他のと混じってるなぁ。
面白かった。声を出して笑ったし。
おじさん二人が好対照だし、二人っていうか、
デュークを追うFBIとマフィアがどんどん増えていって、
どんどん大げさなことになってくし、、、 何にも考えずにそのまますっと入ってきて、 まぁ、楽しめる。
??UTAYAのDVDの棚のキャッチに、
デ・ニーロ自身が出演した中で一番気に入ってる映画、
って書いてあって、へ〜って思ったんだけど、
楽しんでやってる感じが伝わってくるので、
なるほど、それもわからなくもない。
娯楽としては申し分ないけど、
まとまりすぎてるせいかな。
それ以上にココロを掴まれることはなかった。
(2009.7.19)
アメリカ
監督:マーティン・ブレスト
出演:ロバート・デ・ニーロ/チャールズ・グローディン/ヤフェット・コットー/ジョン・アシュトン/デニス・ファリーナ/ジョー・パントリアーノ/リチャード・フォロンジー/ロバート・ミランダ/ジャック・キホー
19Jul.'09 DVD
★★★☆☆
これも、昔観てるはずなんだけど、
すっかり忘れてる、、、ってことに愕然とする。
この手のロードムービーは他のと混じってるなぁ。
面白かった。声を出して笑ったし。
おじさん二人が好対照だし、二人っていうか、
デュークを追うFBIとマフィアがどんどん増えていって、
どんどん大げさなことになってくし、、、 何にも考えずにそのまますっと入ってきて、 まぁ、楽しめる。
??UTAYAのDVDの棚のキャッチに、
デ・ニーロ自身が出演した中で一番気に入ってる映画、
って書いてあって、へ〜って思ったんだけど、
楽しんでやってる感じが伝わってくるので、
なるほど、それもわからなくもない。
娯楽としては申し分ないけど、
まとまりすぎてるせいかな。
それ以上にココロを掴まれることはなかった。
(2009.7.19)
ブレードランナー
1982年
アメリカ
監督:リドリー・スコット
出演:ハリソン・フォード/ルトガー・ハウアー/ショーン・ヤング/エドワード・ジェームズ・オルモス/M・エメット・ウォルシュ/ダリル・ハンナ
21Aug.'09 DVD
★★★☆☆
'70年代、'80年代のSFは好き。
いずれ来るだろう近い未来に、
無邪気に夢がもてた時代だと思う。
この頃のは発想が素朴で、楽に受け入れられる。
人間が創り出してしまったレプリカントが、
人間に反抗するようになり、
レプリカントを殺すために、
ブレードランナーなるものが。
ホントに、人間って愚かで勝手だ。
なんとなく、それを背景に匂わせてはいるけど、
さして問題にするわけではなく、、、
ブレードランナーのハリソン・フォードが、
彼らレプリカントをやっつけるのが見せ場だからね。
でもレプリカントが健気でいじらしいのには、
ちょっと泣けた。
それにしてもハリソン・フォード、弱っちいな。
そんなにヒーロー然としてないのは、
ワタシには好感がもてた。
人間は人間、レプリカントはレプリカントと、
だんだん割り切れなくなってしまう、
どうしようもない切なさは伝わっていた。
映像が暗いのも、悪くないと思う。
でもなぁ。なんで、近未来がアジアなんだろう。
すしバーだの、芸者のネオンだの、
なんかあざとさを感じる。
原作を読んでないので、
意味があるのかどうかわからないけど、
この映画にこのアジアっぽい街は功を奏しているのかな。
ワタシにはよくわからなかった。
ヴァンゲリスは懐かしい。音楽はよかった。
(2009.8.22)
アメリカ
監督:リドリー・スコット
出演:ハリソン・フォード/ルトガー・ハウアー/ショーン・ヤング/エドワード・ジェームズ・オルモス/M・エメット・ウォルシュ/ダリル・ハンナ
21Aug.'09 DVD
★★★☆☆
'70年代、'80年代のSFは好き。
いずれ来るだろう近い未来に、
無邪気に夢がもてた時代だと思う。
この頃のは発想が素朴で、楽に受け入れられる。
人間が創り出してしまったレプリカントが、
人間に反抗するようになり、
レプリカントを殺すために、
ブレードランナーなるものが。
ホントに、人間って愚かで勝手だ。
なんとなく、それを背景に匂わせてはいるけど、
さして問題にするわけではなく、、、
ブレードランナーのハリソン・フォードが、
彼らレプリカントをやっつけるのが見せ場だからね。
でもレプリカントが健気でいじらしいのには、
ちょっと泣けた。
それにしてもハリソン・フォード、弱っちいな。
そんなにヒーロー然としてないのは、
ワタシには好感がもてた。
人間は人間、レプリカントはレプリカントと、
だんだん割り切れなくなってしまう、
どうしようもない切なさは伝わっていた。
映像が暗いのも、悪くないと思う。
でもなぁ。なんで、近未来がアジアなんだろう。
すしバーだの、芸者のネオンだの、
なんかあざとさを感じる。
原作を読んでないので、
意味があるのかどうかわからないけど、
この映画にこのアジアっぽい街は功を奏しているのかな。
ワタシにはよくわからなかった。
ヴァンゲリスは懐かしい。音楽はよかった。
(2009.8.22)
2010-06-07
マラノーチェ
1985年
アメリカ
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ティム・ストリーター /ダグ・クーヤティ/サム・ダウニー/ナイラ・マッカーシー
13May'09 DVD
★★★★★
かっこよかった。
コントラストの強いモノクロは苦手だけど、
この粗っぽさがガス・ヴァン・サントなんだろうな。
ポートランドのストリートの風景と、
愚かだけれども、妙に切なく哀しい恋物語が溶合って、
モノクロの映像自体が抒情詩だった。
あまり多くを語らない登場人物のなかで、
映像がその心理を饒舌に語っていた。
カメラワークは狙っているにおいがぷんぷんしてたし、
やっぱり若かったんだなぁって思わないわけじゃなかったけど、
でも勢いがあって、説得力もあるし、
なによりずっと観ていたい気持ちにさせられたんで、
ま、いいか。
こういうのが、才能ってやつなんだと思う。
この映画に登場する女性は、
実はどうでもいい存在で、
でもあえて存在させることで、
主人公の一目惚れの恋を昇華しているようにみえる。
うーん、特別なものとして大事に大事に扱っているというか。
主人公はもちろん、映画自体が。
ゲイだからってことじゃなく、、、
いやゲイだから?
だから無闇やたらに踏み込んではいけない領域のように感じて、
で、やたらに美しいもののようにみえちゃって、
ずっと目が離せなくなっちゃったんだよな。
単に俗っぽい話でしかないのに、やられちゃった。
(2009.5.17)
アメリカ
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ティム・ストリーター /ダグ・クーヤティ/サム・ダウニー/ナイラ・マッカーシー
13May'09 DVD
★★★★★
かっこよかった。
コントラストの強いモノクロは苦手だけど、
この粗っぽさがガス・ヴァン・サントなんだろうな。
ポートランドのストリートの風景と、
愚かだけれども、妙に切なく哀しい恋物語が溶合って、
モノクロの映像自体が抒情詩だった。
あまり多くを語らない登場人物のなかで、
映像がその心理を饒舌に語っていた。
カメラワークは狙っているにおいがぷんぷんしてたし、
やっぱり若かったんだなぁって思わないわけじゃなかったけど、
でも勢いがあって、説得力もあるし、
なによりずっと観ていたい気持ちにさせられたんで、
ま、いいか。
こういうのが、才能ってやつなんだと思う。
この映画に登場する女性は、
実はどうでもいい存在で、
でもあえて存在させることで、
主人公の一目惚れの恋を昇華しているようにみえる。
うーん、特別なものとして大事に大事に扱っているというか。
主人公はもちろん、映画自体が。
ゲイだからってことじゃなく、、、
いやゲイだから?
だから無闇やたらに踏み込んではいけない領域のように感じて、
で、やたらに美しいもののようにみえちゃって、
ずっと目が離せなくなっちゃったんだよな。
単に俗っぽい話でしかないのに、やられちゃった。
(2009.5.17)
2010-06-06
フルメタル・ジャケット
1987年
アメリカ
監督:スタンリー・キューブリック
出演:マシュー・モディン/アダム・ボールドウィン/ヴィンセント・ドノフリオ/R・リー・アーメイ/ドリアン・ヘアウッド/ケウ゛ィン・メジャー・ハワード/アーリス・ハワード
15Aug.'09 DVD
★★★★★
無性にキューブリックの映画が観たくなった。
この映画、通してきちんと観たことがなかったかも。
こんなに有名な作品なのに。
汚い言葉がマシンガンのように炸裂して、
たまに字幕に追いつかなくなる。
ハートマン軍曹、しゃべるのが早すぎるよ。
よくもまぁ、こんなに下ネタ言葉があったもんだ。
この訓練シーンにどれだけのリアリティがあるのかは、
わからないけど、兵士を英雄に仕立て上げて、
きれいごとを並べられるより、ずっとましだ。
ここで描かれているのは「狂気の沙汰」
訓練の間に狂っていくもの、、、と、
ベトナムに赴いて、戦地で狂っていくもの。
主人公のジョーカーは、
戦争映画にありがちな屈強な男ではなく、
どちらかと言えばやさ男風で、インテリで、
でも、どこか余裕があるというか、涼しげな顔をしている。
キャラクターとしてはあまり目立たなくて、
実際ハートマンとかデブのレナードの方が強烈な印象がある。
でも張りつめた緊張感の中でジョーカーの眼鏡がみつかると、
ちょっとほっとしたりして、、、
でもそんなジョーカーも戦地で、実戦で、
だんだん目つきが変わっていた。
「1000ミリ望遠の目つき」になり、
「あの世まで見通せる目」になっていった。
最後のミッキーマウスの歌は、鳥肌ものだった。
ねずみだもん。
ベトコンもアメリカ兵も、
どぶねずみなんだよ、所詮。
明るく歌えば歌うほど、最上級の皮肉になる。
描かれている内容は狂気でも、観ていてなんか落ち着く。
カメラが見ている位置か、角度か、レンズの画角か、 が、
安定しているからかな。
取り立てて変わったことは何もしていないと思うけど、
キューブリックならではの視線があるような気がする。
それがすごく楽に映画を観させてくれる。
そして、適材適所の音楽。
およそ戦争映画じゃ使わないような明るい曲だったり、
ミッキーマウスもそうだけど、とにかく絶妙なのだ。
エンドロールの『黒くぬれ』にもはっとした。
ベトコンの女の子のシーンからこの『黒くぬれ』への流れが、
すごく巧いと思う。
久々に、観終わった時の満足度が高かった。
(2009.8.16)
アメリカ
監督:スタンリー・キューブリック
出演:マシュー・モディン/アダム・ボールドウィン/ヴィンセント・ドノフリオ/R・リー・アーメイ/ドリアン・ヘアウッド/ケウ゛ィン・メジャー・ハワード/アーリス・ハワード
15Aug.'09 DVD
★★★★★
無性にキューブリックの映画が観たくなった。
この映画、通してきちんと観たことがなかったかも。
こんなに有名な作品なのに。
汚い言葉がマシンガンのように炸裂して、
たまに字幕に追いつかなくなる。
ハートマン軍曹、しゃべるのが早すぎるよ。
よくもまぁ、こんなに下ネタ言葉があったもんだ。
この訓練シーンにどれだけのリアリティがあるのかは、
わからないけど、兵士を英雄に仕立て上げて、
きれいごとを並べられるより、ずっとましだ。
ここで描かれているのは「狂気の沙汰」
訓練の間に狂っていくもの、、、と、
ベトナムに赴いて、戦地で狂っていくもの。
主人公のジョーカーは、
戦争映画にありがちな屈強な男ではなく、
どちらかと言えばやさ男風で、インテリで、
でも、どこか余裕があるというか、涼しげな顔をしている。
キャラクターとしてはあまり目立たなくて、
実際ハートマンとかデブのレナードの方が強烈な印象がある。
でも張りつめた緊張感の中でジョーカーの眼鏡がみつかると、
ちょっとほっとしたりして、、、
でもそんなジョーカーも戦地で、実戦で、
だんだん目つきが変わっていた。
「1000ミリ望遠の目つき」になり、
「あの世まで見通せる目」になっていった。
最後のミッキーマウスの歌は、鳥肌ものだった。
ねずみだもん。
ベトコンもアメリカ兵も、
どぶねずみなんだよ、所詮。
明るく歌えば歌うほど、最上級の皮肉になる。
描かれている内容は狂気でも、観ていてなんか落ち着く。
カメラが見ている位置か、角度か、レンズの画角か、 が、
安定しているからかな。
取り立てて変わったことは何もしていないと思うけど、
キューブリックならではの視線があるような気がする。
それがすごく楽に映画を観させてくれる。
そして、適材適所の音楽。
およそ戦争映画じゃ使わないような明るい曲だったり、
ミッキーマウスもそうだけど、とにかく絶妙なのだ。
エンドロールの『黒くぬれ』にもはっとした。
ベトコンの女の子のシーンからこの『黒くぬれ』への流れが、
すごく巧いと思う。
久々に、観終わった時の満足度が高かった。
(2009.8.16)
2010-06-02
ツィゴイネルワイゼン
1980年
日本
監督:鈴木清順
出演:原田芳雄/大谷直子/大楠道代/藤田敏八/真喜志きさ子/麿赤児/木村有希/玉寄長政
09Jun.'09 DVD
★★★★★
「骨をしゃぶるみたいな抱き方だもの」
この台詞にノックアウト。
悪い酒に酔っぱらっているみたいに火照っちゃった。
中砂はこの平成の時代なら、
間違いなく身勝手で我が儘なだめんずでしょ。
小汚いし無粋だし、、、
なのになぜこうも
色気があるんだろう。
女も男も周りのものは
みんな惹き寄せられ、
翻弄されてしまう。
そしてそれぞれのいろんな
感情があちこちで渦巻いている。
渦は行き場がどこにもなくいつまでも巻き続けるしかない。
中砂は死んでさえも、
青地や小稲や周子のココロを掴んだまま離さない。
周子さん、ほとんどの場面で何か食べていた。
食べるという行為は裸になるのと同じぐらい素になることだと、
誰かが言ってたっけ。
水蜜桃の甘ったるい匂いに、これまた酔いそうになった。
酔わされて逆上せたアタマではもう、
生きていようが死んでいようが、現世だろうが来世だろうが、
そんなことはたいしたことじゃないといわんばかりに、
この映画の世界にまんまと引きずり込まれていた。
青地がまともであればあるほど、紳士然とした姿が切なくて、
その抑圧された顔に中込とは正反対の極地の艶っぽさを感じた。
(2009.6.11)
日本
監督:鈴木清順
出演:原田芳雄/大谷直子/大楠道代/藤田敏八/真喜志きさ子/麿赤児/木村有希/玉寄長政
09Jun.'09 DVD
★★★★★
「骨をしゃぶるみたいな抱き方だもの」
この台詞にノックアウト。
悪い酒に酔っぱらっているみたいに火照っちゃった。
中砂はこの平成の時代なら、
間違いなく身勝手で我が儘なだめんずでしょ。
小汚いし無粋だし、、、
なのになぜこうも
色気があるんだろう。
女も男も周りのものは
みんな惹き寄せられ、
翻弄されてしまう。
そしてそれぞれのいろんな
感情があちこちで渦巻いている。
渦は行き場がどこにもなくいつまでも巻き続けるしかない。
中砂は死んでさえも、
青地や小稲や周子のココロを掴んだまま離さない。
周子さん、ほとんどの場面で何か食べていた。
食べるという行為は裸になるのと同じぐらい素になることだと、
誰かが言ってたっけ。
水蜜桃の甘ったるい匂いに、これまた酔いそうになった。
酔わされて逆上せたアタマではもう、
生きていようが死んでいようが、現世だろうが来世だろうが、
そんなことはたいしたことじゃないといわんばかりに、
この映画の世界にまんまと引きずり込まれていた。
青地がまともであればあるほど、紳士然とした姿が切なくて、
その抑圧された顔に中込とは正反対の極地の艶っぽさを感じた。
(2009.6.11)
陽炎座
1981年
日本
監督:鈴木清順
出演:松田優作/大楠道代/加賀まりこ/楠田絵里子/大友柳太朗/原田芳雄/中村嘉葎雄
08Jun.'09 DVD
★★★★★
幻覚か、幻惑か。
あやかし、あやかり。
とり憑かれてる。
ほとんど見せてないのに、エロい。
青白い肌、細い肩、、、
それだけで妖気が漂ってる。
毒気に当てられて、エロが充満している。
大楠道代の声に酔いしれてしまった。
あの声で誘われたら、彼岸にだっていってしまいそう。
風鈴の音だったり、小鳥のさえずりだったり、
何気ない音にちょっとだけほっとするも、
実はそれが妙に不気味だったりして、、、
おいねさんの青い目と金髪にはさすがに笑ったけど、
この世のものじゃないんだからいいのか。
確かに気持ちが悪かった。
鈴木清順の映画は実は初めて。
安易に観たらやけどしそうで手が出せなかった。
でも一度観ちゃったら、ダメだ。
思いっきり嵌りそう。
(2009.6.9)
日本
監督:鈴木清順
出演:松田優作/大楠道代/加賀まりこ/楠田絵里子/大友柳太朗/原田芳雄/中村嘉葎雄
08Jun.'09 DVD
★★★★★
幻覚か、幻惑か。
あやかし、あやかり。
とり憑かれてる。
ほとんど見せてないのに、エロい。
青白い肌、細い肩、、、
それだけで妖気が漂ってる。
毒気に当てられて、エロが充満している。
大楠道代の声に酔いしれてしまった。
あの声で誘われたら、彼岸にだっていってしまいそう。
風鈴の音だったり、小鳥のさえずりだったり、
何気ない音にちょっとだけほっとするも、
実はそれが妙に不気味だったりして、、、
おいねさんの青い目と金髪にはさすがに笑ったけど、
この世のものじゃないんだからいいのか。
確かに気持ちが悪かった。
鈴木清順の映画は実は初めて。
安易に観たらやけどしそうで手が出せなかった。
でも一度観ちゃったら、ダメだ。
思いっきり嵌りそう。
(2009.6.9)
登録:
投稿 (Atom)
こんなにかっこよくて、こんなに切ない、
理屈じゃないんだよって、この空気感なら、
なんでも受け入れられた。
なのに20年近くたった、今改めて観たら、
うーん、なんだか、すごくアメリカっぽくて、、、
そのアメリカ臭さがハナについてしまった。
そりゃ、テキサスが舞台なんだし、
アメリカの俳優が出てるんだから、当然で、
そんなこと思う方がどうかしてる。それはわかってる。
近年、ヴェンダースの映画をいくつか観たせいなのか、
より、ヴェンダースにはまっているのかも。
『パリ・テキサス』は他のヴェンダース映画より、
わかりやすいし、観やすい。
だから余計につまんないことが気になっちゃったのかも。。。
とはいえ、ギターの音色にしろ、
テキサスのランドスケープにしろ、
ヴェンダース色は炸裂してる。
この映画に不満なんて、ホントないんだけど。
なんだろうな。
まあ、次に観たら、また違ってるかも。
気まぐれなので、ね。
主人公はサム・シェパードじゃなくて、ホントよかったと思う。
ナスターシャ・キンスキーは雰囲気あるなぁ。