1976年
日本
監督・脚本:市川崑 脚本:長田紀生/日高真也
出演:石坂浩二/高峰三枝子/三条美紀/草笛光子/あおい輝彦
27Jul.'08 新文芸座にて
★★★★☆
とにかくあの音楽が頭の中をぐるぐるしていてとまらない。
横溝正史のお家騒動とか山間部の村の因習とかが絡み合って、
ドロドロした愛憎劇の中の推理小説は昔から実は大好き。
事件の背景の重々しさを残しつつ、
人間模様を描きながらそれぞれの心理をついていて、
お決まりの推理が繰り広げられる。
金田一耕助のキャラクターがしっかりしているし、
文句は特にない。
エンターテイメントとしては成功していると思う。
石坂浩二の金田一。
ちょっとかっこよすぎ?って、昔は思ってたけど、
あらためて観たらなかなかよかったかも。
(2008.8.13)
2010-06-02
股旅
1973年
日本
監督・脚本:市川崑 脚本:谷川俊太郎
出演:萩原健一/小倉一郎/尾藤イサオ
26Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
正義の味方や印籠が必ずでてくる時代劇が苦手なワタシには、
これは最高におもしろかった。
三人の渡世人が三人とも、
みっともなくてダサくてどうしようもないけど、
滑稽味溢れるかれらの一挙一動は憎めない愛おしさがある。
宿をみつけるのもいちいち難儀で、
いつも空腹で危険にさらされ、
まともな立ち回りもできず太刀をぶんぶん振り回すだけ。
虫けらのように生きながらえながら、
虫けらのようにあっけなく死んでいく、、、
渡世人なんてこんなもんだったんだろうなって、
妙な説得力があったりする。
そんななのに、悲愴感は不思議とない。
逆に生き生きしているようにみえる。
こういうふうにしか生きられない人種って、
いつの時代にもいるよなぁって、妙に納得できる。
ショーケンは三人の中では結局生き残る。
役得かと思いつつも、変なヒーローなんかじゃなくてよかった。
三人の中でも一番だらしなかったけど、それがよかった。
(2008.8.14)
日本
監督・脚本:市川崑 脚本:谷川俊太郎
出演:萩原健一/小倉一郎/尾藤イサオ
26Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
正義の味方や印籠が必ずでてくる時代劇が苦手なワタシには、
これは最高におもしろかった。
三人の渡世人が三人とも、
みっともなくてダサくてどうしようもないけど、
滑稽味溢れるかれらの一挙一動は憎めない愛おしさがある。
宿をみつけるのもいちいち難儀で、
いつも空腹で危険にさらされ、
まともな立ち回りもできず太刀をぶんぶん振り回すだけ。
虫けらのように生きながらえながら、
虫けらのようにあっけなく死んでいく、、、
渡世人なんてこんなもんだったんだろうなって、
妙な説得力があったりする。
そんななのに、悲愴感は不思議とない。
逆に生き生きしているようにみえる。
こういうふうにしか生きられない人種って、
いつの時代にもいるよなぁって、妙に納得できる。
ショーケンは三人の中では結局生き残る。
役得かと思いつつも、変なヒーローなんかじゃなくてよかった。
三人の中でも一番だらしなかったけど、それがよかった。
(2008.8.14)
東京オリンピック
1965年
日本
総監督:市川崑
20Jul.'08 新文芸座にて
★★★★☆
まさにオリンピックを舞台にした人間ドラマの記録。
テレビでオリンピックが放映されれば選手が主役だけど、
この映画ではオリンピックを支えている人々や観客が、
主役になっていた。
リアルタイムで観たらホントに斬新だったろうなぁと思う。
ワタシには音楽の音が大きすぎて、ちょっと耳障りだった。
(2008.8.6)
日本
総監督:市川崑
20Jul.'08 新文芸座にて
★★★★☆
まさにオリンピックを舞台にした人間ドラマの記録。
テレビでオリンピックが放映されれば選手が主役だけど、
この映画ではオリンピックを支えている人々や観客が、
主役になっていた。
リアルタイムで観たらホントに斬新だったろうなぁと思う。
ワタシには音楽の音が大きすぎて、ちょっと耳障りだった。
(2008.8.6)
雪之丞変化
1963年
日本
監督:市川崑 原作:三上於菟吉
出演:長谷川一夫/山本富士子/若尾文子/中村鴈治郎/市川雷蔵/船越英二/勝新太郎
21Jul.'08 新文芸座にて
★★☆☆☆
長谷川一夫のファンにはたまらない一本なのだろう。
映画じゃなくて、舞台で観たかった。
若尾文子は綺麗だった。
山本富士子は粋だった。
市川雷蔵のおとぼけはよかった。
(2008.8.7)
日本
監督:市川崑 原作:三上於菟吉
出演:長谷川一夫/山本富士子/若尾文子/中村鴈治郎/市川雷蔵/船越英二/勝新太郎
21Jul.'08 新文芸座にて
★★☆☆☆
長谷川一夫のファンにはたまらない一本なのだろう。
映画じゃなくて、舞台で観たかった。
若尾文子は綺麗だった。
山本富士子は粋だった。
市川雷蔵のおとぼけはよかった。
(2008.8.7)
破戒
1962年
日本
監督:市川崑
出演:市川雷蔵/長門裕之/船越英二/藤村志保/三国連太郎/中村鴈治郎/岸田今日子
21May'09 DVD
★★★★★
丑松の苦悩を演ずる雷蔵が艶っぽくて目が離せない。
合間合間にある、山の稜線や雪の景色の引きの映像が美しい。
丑松さん、笑ってないもんね。
つらいよ、そんなんじゃ。
でも部落出身を世間に公表して解放運動をしている猪子は、
背負っているものは重くても、どこか明るい。
この差は何なんだろう。
猪子が亡くなって丑松に告げる猪子の妻の台詞で、
目が覚める。なぜなのかを教えられる。
部落民だとわかっても、
丑松には支えてくれる人がいっぱいいる。
さいごはずっとこわばっていた顔が、
心なしか緩んでいた。
ちょっと、ほっとした。
(2009.5.22)
日本
監督:市川崑
出演:市川雷蔵/長門裕之/船越英二/藤村志保/三国連太郎/中村鴈治郎/岸田今日子
21May'09 DVD
★★★★★
丑松の苦悩を演ずる雷蔵が艶っぽくて目が離せない。
合間合間にある、山の稜線や雪の景色の引きの映像が美しい。
丑松さん、笑ってないもんね。
つらいよ、そんなんじゃ。
でも部落出身を世間に公表して解放運動をしている猪子は、
背負っているものは重くても、どこか明るい。
この差は何なんだろう。
猪子が亡くなって丑松に告げる猪子の妻の台詞で、
目が覚める。なぜなのかを教えられる。
部落民だとわかっても、
丑松には支えてくれる人がいっぱいいる。
さいごはずっとこわばっていた顔が、
心なしか緩んでいた。
ちょっと、ほっとした。
(2009.5.22)
黒い十人の女
1961年
日本
監督:市川崑 脚本:和田夏十 音楽:芥川也寸志
出演:岸恵子/山本富士子/宮城まり子/中村玉緒/岸田今日子/宇野良子/村井千恵子/有明マスミ/紺野ユカ/倉田マユミ/船越英二
25Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
初めて観たときもかっこいい映画だと惚れたけど、
今回もすっかり魅了された。
テンポよく展開していく。
10人も女がいると何をしようとするかまさに十人十色。
そして非常にビジュアル的で、ある意味シュール。
モノクロが似合ってる。
岸恵子のキャラクターがワタシの岸恵子像と180。違っていて、
めちゃくちゃ新鮮だった。
船越英二ののらくらぶりはいい味をだしていた。
(2008.8.12)
日本
監督:市川崑 脚本:和田夏十 音楽:芥川也寸志
出演:岸恵子/山本富士子/宮城まり子/中村玉緒/岸田今日子/宇野良子/村井千恵子/有明マスミ/紺野ユカ/倉田マユミ/船越英二
25Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
初めて観たときもかっこいい映画だと惚れたけど、
今回もすっかり魅了された。
テンポよく展開していく。
10人も女がいると何をしようとするかまさに十人十色。
そして非常にビジュアル的で、ある意味シュール。
モノクロが似合ってる。
岸恵子のキャラクターがワタシの岸恵子像と180。違っていて、
めちゃくちゃ新鮮だった。
船越英二ののらくらぶりはいい味をだしていた。
(2008.8.12)
おとうと
1960年
日本
監督:市川崑 原作:幸田文
出演:岸恵子/川口浩/田中絹代/森雅之/仲谷昇/浜村純/岸田今日子
25Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
全体的に漂う空気感や心地いい間がとにかく好き。
「銀残し」という手法の色もとてもこの映画に合ってる。
姉とおとうとの距離感が絶妙で羨ましいぐらいだった。
お互い思いやりながら、時には嫉妬したりしながら、
べたべたするわけでも突き放すわけでもない距離感。
あひるがやってきたのには笑った。
岸恵子はかわいい。
彼女の着物とか番傘とかさりげなくお洒落だし、
家の中の家具とか器も落ち着いた感じでそれがまたいい。
姉とおとうとを通して、
この時代の家族の有り様や価値観が垣間見える。
でも実はそれは今も通用するものだと思った。
(2008.8.12)
日本
監督:市川崑 原作:幸田文
出演:岸恵子/川口浩/田中絹代/森雅之/仲谷昇/浜村純/岸田今日子
25Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
全体的に漂う空気感や心地いい間がとにかく好き。
「銀残し」という手法の色もとてもこの映画に合ってる。
姉とおとうとの距離感が絶妙で羨ましいぐらいだった。
お互い思いやりながら、時には嫉妬したりしながら、
べたべたするわけでも突き放すわけでもない距離感。
あひるがやってきたのには笑った。
岸恵子はかわいい。
彼女の着物とか番傘とかさりげなくお洒落だし、
家の中の家具とか器も落ち着いた感じでそれがまたいい。
姉とおとうとを通して、
この時代の家族の有り様や価値観が垣間見える。
でも実はそれは今も通用するものだと思った。
(2008.8.12)
ぼんち
1960年
日本
監督・脚本:市川崑 原作:山崎豊子 脚色:和田夏十
出演:市川雷蔵/若尾文子/中村玉緒/草笛光子/山田五十鈴/船越英二/京マチ子
21Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
船場の足袋問屋のぼんぼん、喜久ぼん。
飄々としてあっけらかんと次々妾をつくりながらも、
浪速のぼんちなるもの、算盤を弾くことは決して忘れない。
この商家は喜久ぼんの祖母と母が仕切っており、
女事情はその執念が絡み合っていて、そりゃ背筋が凍る。
まともに嫁にきた弘子は陰湿ないじめで離婚させられる。
が、一方妾になったと挨拶にきたぽん太には、
給与が出されたりするから、
狐と狸の化かし合いというかなんというか。
さすが山崎豊子原作だけあって、
ドロドロ加減は半端ではない。
そうでありながら、ぼんちがつきぬけているせいか、
結局、明るく乾いていて笑ってすませられる。
で、女は強いなぁって話で締めくくられる。
それも、ぼんちがどうしようもない奴でいるからこそ、
女たちも普通なら笑ってられない状況を、
受け入れられるのではないか、という気がした。
やっぱり雷蔵ぼんちははまり役である。
けっして下品にならない。
俳優陣は豪華絢爛、いろんな狐と狸に会える。
かなり贅沢な映画だと思う。
(2008.8.7)
日本
監督・脚本:市川崑 原作:山崎豊子 脚色:和田夏十
出演:市川雷蔵/若尾文子/中村玉緒/草笛光子/山田五十鈴/船越英二/京マチ子
21Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
船場の足袋問屋のぼんぼん、喜久ぼん。
飄々としてあっけらかんと次々妾をつくりながらも、
浪速のぼんちなるもの、算盤を弾くことは決して忘れない。
この商家は喜久ぼんの祖母と母が仕切っており、
女事情はその執念が絡み合っていて、そりゃ背筋が凍る。
まともに嫁にきた弘子は陰湿ないじめで離婚させられる。
が、一方妾になったと挨拶にきたぽん太には、
給与が出されたりするから、
狐と狸の化かし合いというかなんというか。
さすが山崎豊子原作だけあって、
ドロドロ加減は半端ではない。
そうでありながら、ぼんちがつきぬけているせいか、
結局、明るく乾いていて笑ってすませられる。
で、女は強いなぁって話で締めくくられる。
それも、ぼんちがどうしようもない奴でいるからこそ、
女たちも普通なら笑ってられない状況を、
受け入れられるのではないか、という気がした。
やっぱり雷蔵ぼんちははまり役である。
けっして下品にならない。
俳優陣は豪華絢爛、いろんな狐と狸に会える。
かなり贅沢な映画だと思う。
(2008.8.7)
鍵
1960年
日本
監督:市川崑 原作:谷崎潤一郎 脚本:市川崑/長谷部慶冶/和田夏十
出演:中村鴈治郎(二代目)/京マチ子/仲代達矢/叶順子/北林谷栄
24Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
美術鑑定士の夫とその妻、娘と娘の婚約者の四人が、
どうにも空々しくて恐ろしい。
四人とも涼しげで何くわぬ顔をして家族を演じているが、
その裏ではそれぞれのエゴと欲望と執念が縺れ合っている。
妖しいエロスが渦巻いている。
中村鴈治郎は目といい、視線といいエロそのもの。
仲代達矢は計算ずくだし、叶順子の見え隠れする母への嫉妬。
ずっと本性を見せなかった京マチ子の牝狐ぶりにはやられた。
あのニヤリは犯罪でしょ。
くわばら、くわばら。
(2008.8.12)
日本
監督:市川崑 原作:谷崎潤一郎 脚本:市川崑/長谷部慶冶/和田夏十
出演:中村鴈治郎(二代目)/京マチ子/仲代達矢/叶順子/北林谷栄
24Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
美術鑑定士の夫とその妻、娘と娘の婚約者の四人が、
どうにも空々しくて恐ろしい。
四人とも涼しげで何くわぬ顔をして家族を演じているが、
その裏ではそれぞれのエゴと欲望と執念が縺れ合っている。
妖しいエロスが渦巻いている。
中村鴈治郎は目といい、視線といいエロそのもの。
仲代達矢は計算ずくだし、叶順子の見え隠れする母への嫉妬。
ずっと本性を見せなかった京マチ子の牝狐ぶりにはやられた。
あのニヤリは犯罪でしょ。
くわばら、くわばら。
(2008.8.12)
野火
1959年
日本
監督:市川崑 原作:大岡昇平 脚色:和田夏十
出演:船越英二/ミッキー・カーチス/月田昌也/杉田康/山茶花究/稲葉義男/星ひかる
22Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
まさに、これが戦争というものだろう。
極限状態の敵は飢えである。
何のためにここにいるのかすらどうでもよくなる。
人間の尊厳などなんの救いになるというのか。
行く宛もなくただ戦地を彷徨う。
ただ、狂気と化していく。
野火の煙に向かう。
「普通に生活している人に会いたい」
唯一の願いだったのだろう。
戦争はそれを許してはくれないのだが。
船越英二。
最近昔の映画を観てるとよく出てきて、
すごい俳優だったんだと認識をあらたにした。
痩せすぎていて、ずっと誰だかわからなかった。
(2008.8.7)
日本
監督:市川崑 原作:大岡昇平 脚色:和田夏十
出演:船越英二/ミッキー・カーチス/月田昌也/杉田康/山茶花究/稲葉義男/星ひかる
22Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
まさに、これが戦争というものだろう。
極限状態の敵は飢えである。
何のためにここにいるのかすらどうでもよくなる。
人間の尊厳などなんの救いになるというのか。
行く宛もなくただ戦地を彷徨う。
ただ、狂気と化していく。
野火の煙に向かう。
「普通に生活している人に会いたい」
唯一の願いだったのだろう。
戦争はそれを許してはくれないのだが。
船越英二。
最近昔の映画を観てるとよく出てきて、
すごい俳優だったんだと認識をあらたにした。
痩せすぎていて、ずっと誰だかわからなかった。
(2008.8.7)
炎上
1958年
日本
監督:市川崑 原作:三島由紀夫 脚本:和田夏十/長谷部慶治
出演:市川雷蔵/仲代達矢/中村鴈治郎/浦路洋子/新珠三千代/中村玉緒
19Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
モノクロの炎が妖しく揺らめく。
青年の魂の昇華していくような禁断の美しさ。
目映い煌めきに心を奪われる。
市川雷蔵は艶っぽかった。
吃音で抑圧されているからこそ、
端正な顔立がなお美しい。
中村鴈治郎の一見物わかり良さそうにしていながら、
その裏の奥行きの深さが立ち振る舞いでみえてくるから凄い。
仲代達矢は雷蔵とは真逆の極地の艶を感じた。
驟閣も青年もあまりに脆く儚い。
それゆえに美しいのかもしれない。
(2008.8.6)
日本
監督:市川崑 原作:三島由紀夫 脚本:和田夏十/長谷部慶治
出演:市川雷蔵/仲代達矢/中村鴈治郎/浦路洋子/新珠三千代/中村玉緒
19Jul.'08 新文芸座にて
★★★★★
モノクロの炎が妖しく揺らめく。
青年の魂の昇華していくような禁断の美しさ。
目映い煌めきに心を奪われる。
市川雷蔵は艶っぽかった。
吃音で抑圧されているからこそ、
端正な顔立がなお美しい。
中村鴈治郎の一見物わかり良さそうにしていながら、
その裏の奥行きの深さが立ち振る舞いでみえてくるから凄い。
仲代達矢は雷蔵とは真逆の極地の艶を感じた。
驟閣も青年もあまりに脆く儚い。
それゆえに美しいのかもしれない。
(2008.8.6)
ビルマの竪琴
1956年
日本
監督:市川崑 原作:竹山道雄 脚色:和田夏十
出演:安井昌二/三國連太郎/浜村純/内藤武敏/西村晃/春日俊二/北林谷栄/沢村国太郎
22Jul.'08 新文芸座にて
★★★★☆
昔からこの話があまり好きではない。
水島上等兵のとった行動はアタマでは理解できても、
根本のところではどうしても納得できない。
確かに涙ぐましい話だけど。。。
でも映画としての美しさは、
この水島上等兵の純粋さによるものであるのは否めない。
日に日に僧侶然としていく姿は凛々しい。
そして、 竪琴の旋律がカラダ中に沁みわたる。
荒んだ乾いたココロに潤いをもたらす。
降伏後とはいえ、ビルマが戦地であることを忘れてしまう。
三国連太郎の若く精悍で、
しかも優しいまなざしがたまらなくよかった。
(2008.8.7)
日本
監督:市川崑 原作:竹山道雄 脚色:和田夏十
出演:安井昌二/三國連太郎/浜村純/内藤武敏/西村晃/春日俊二/北林谷栄/沢村国太郎
22Jul.'08 新文芸座にて
★★★★☆
昔からこの話があまり好きではない。
水島上等兵のとった行動はアタマでは理解できても、
根本のところではどうしても納得できない。
確かに涙ぐましい話だけど。。。
でも映画としての美しさは、
この水島上等兵の純粋さによるものであるのは否めない。
日に日に僧侶然としていく姿は凛々しい。
そして、 竪琴の旋律がカラダ中に沁みわたる。
荒んだ乾いたココロに潤いをもたらす。
降伏後とはいえ、ビルマが戦地であることを忘れてしまう。
三国連太郎の若く精悍で、
しかも優しいまなざしがたまらなくよかった。
(2008.8.7)
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