2010-06-02

書を捨てよ町へ出よう

1971年 
日本
監督・原作・脚本:寺山修司
出演:佐々木英明/斉藤正冶/小林由紀子/新高恵子/平泉征/森めぐみ/丸山明宏

10Jun.'08 早稲田松竹にて
★★★☆☆

この映画、せめて10年ぐらい前に観たかった。
かなり素直にこの世界に入り込めたと思う。
もともとアングラなものには妙な憧れがある。
麻薬のように、たぶん若さに任せてとり憑かれてたと思う。
寺山さん、若いよなぁっていうのが一番の印象。
つまり映画が若い。
実験ということでいろんな奇抜な手法は使っているけど、
深みが感じられなかった。
内容はあの時代の若者の心象風景だと思えば理解はできる。
だから若者に賞賛されるのもわからないでもないのだが。

ちょっと鼻についたのは、最後のキャスト紹介。
この映画は舞台映画だというのだが、、、
はたして成功していたのか、ちょっと疑問。
舞台ならライブ感ゆえに同じ空間、
同じ時間を共にしたという意味ではありだと思うけど、
映画はライブではなく、
その映画の物語に観客を引きずり込んで、
その世界の余韻を残すのが醍醐味だと思う。
キャスト紹介なんかしてしまうと、 余韻は途切れてしまい、
その上現実に引き戻されてしまう。
残すべき普遍性さえ失ってしまったように感じた。

ま、たぶんそんなことは百も承知なんでしょう。
そんな暗闇で映画なんか観てんじゃねーって、
ことなんでしょうけどね。
(2008.6.24)

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