2010-06-12

タクシードライバー

1976年 
アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ/シビル・シェパード/ピーター・ボイル/ジョディ・フォスター/アルバート・ブルックス/ハーヴェイ・カイテル/ダイアン・アボット/マーティン・スコセッシ

18Jul.'09 DVD
★★★★★

ずいぶん昔に観たきりになってた。
無性に懐かしくなったので観たのだが、
覚えてないもんだなぁ。こんな話だったっけ?
ジョディ・フォスターのくだりはなんとなく記憶にあるけど。

さすがに「俺に用か」といって、
鏡に拳銃をつきつけているところは覚えてた。
このポーズのこの構図、
いろんな映画が真似? オマージュ?してるよなぁ。
ナルシストもここまで徹底してると、
バカバカしいのを超えて、 めちゃくちゃかっこいい。
筋肉質なカラダがたまんないね。

トラヴィスの正義って、 歪んでるし、滑稽だし、
バカとしかいいようがない。
わかっちゃいるけど、
衝動を抑えられないのはどうしようない。
思い込んだらいくところまでいくしかない。
で、いっちゃうんだよね。
映画はこの正義を正当化していないところが、いい。
どこまでもバカな行為という視線で見ている。

最後、なんで死ななかったんだろう。
あえて生き返らせて、
ヒーロー扱いしたのはなぜだろう。
蛇足のように見えるけど、
これでいいのかもとも思える。
タクシードライバーは眠らない街、
狂気の街に戻ってきて、
ずっと闇と対峙しなくちゃならなくて、
そこから抜け出すことはできない。
バカな正義を振りかざしたところで、
現実は何も変わっていない。
ぼやけたネオンの映像が悲哀を帯びているのは、
そのせいなのかも。

スコセッシがこういう映画を作ることはもうないのかな。
泥臭い男の世界をもっと観たいのに。
期待してるんだけどなぁ。
(2009.7.19)

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