2009年
韓国
監督:ボン・ジュノ
出演:キム・ヘジャ/ウォンピン/チン・グ/ユン・ジェムン/チョン・ミソン
05Jun.'10 早稲田松竹にて
★★★★☆
キツい。キツかった。
救われるところが何もなくて、
全てに盲目になって、最後、踊ってる。。。
母の、オモニの愛情?
気色わるい後味だけが、残った。
道徳も倫理も、正義も、
「母」という立場の前では、何の意味もなさず、
ただ、ただ、息子のため、生きるために奔走、
そして、そして、、、
結局、罪を重ねて、事実をねじ曲げてしまった。
息子のため、、、もちろん息子のためなんだろうけど、
息子を障害者にしてしまった贖罪があるために、
盲目的になっているような気もする。
「息子のため」にやることで自分の気持ちを収めている、
エゴイスティックなものも感じる。
かといって、その罪を置き去りにすることなく、
全てを呑み込んで抱えたまま、
「母」をやっていく覚悟もみえる。
しかし知的障害の息子は天使でも悪魔でもなく、
それ以上でも以下でもない反応しかしない。
なのに、いまだにひとつベッドに寝ていたり、
変な溺愛ぶりを見せつけたりするから、
キツくて、重い上に、気色わるさがつきまとう。
これを、「母なる証明」にされるのは、さらにキツいよ。
「母」でも「オモニ」でも「マザー」でもいいけど、
証明にはなってない。
母親の本能でこうなってしまう何かがあるとしても。
またこれを「無償の愛」というのにも、違和感がある。
決して正当化できる話ではない。
母の愛情があれば、許されるというものでもない。
しかし、そう錯覚してしまうのは、
この映画の力強さなのだと思う。
泥にまみれながらも、
大地の底からわき上がってくる力を感じた。
「母」という言葉のもつパワーと、
大陸の地の底からくるパワーが合わさって、
お腹にずんずん響いて、酔ったようになって、
妙に気持ちが悪かったのかもしれない。
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