2010-06-22
メイド・イン・U.S.A
1966年
フランス
監督:ジャン・リュック・ゴダール
出演:アンナ・カリーナ/ラズロ・サボ/ジャン・ピエール・レオ/イヴ・アフォンソ/ジャン・クロード・ブイヨン/キョウコ・コサカ/マリアンヌ・フェイスフル/エルネスト・メンジェル/ジャン・リュック・ゴダール
03Aug.'09 DVD
★★★★☆
相変わらずの凄まじい色彩感覚と映像センスに、
気を取られてしまい、台詞も引用が多いし隠喩だらけで、
一回目はチンプンカンプンだった。
二度三度観るうちに、やっと、でもなんとなく、
把握できたような気がする。
プロデューサーの借金のために、
急遽、低予算で商業的に作られた映画だと、
映画サイト等にあったけど、低予算はそうだとしても、
商業的って割には不親切だよなぁ。
娯楽要素を含むために探偵ものにしたのはいいけど、
ミステリーとしての状況説明がなかったら、
観客にはさっぱりわからない。
極端に説明をしないこだわりなら、とことん貫かれている。
ゴダール的というなら、とことんゴダール的である。
舞台になっている「アトランチック・シティ」は、
レイモンド・チャンドラーの架空都市ということ
(キネマ旬報のサイトのあらすじによる)らしく、
フランス政府と共産党との抗争に巻き込まれ、恋人が殺され、
その真相解明と復讐がこの映画の物語なのだが、
想像の域は出ないけど、この物語もみんな架空だとしたら、、、
だから、『メイド・イン・USA』なのだろうと思った。
で、「血塗られたディズニーランド」なのだ。
アメリカっていう国は架空の造りもののような国だと、
揶揄してるようにとれる。
ゴダールはホントにアメリカがキライなのね。
でも気になってしょーがないって感じだけど。
ストーリーなんて、わからないならわからなくていいわけで、
結局いいたいのは最後の台詞の、
「右も左も、時代遅れ」なのだと思う。
個人的には、
マリアンヌ・フェイスフルの『As Tears Go By』がよかった。
アカペラでささやく感じが、すごく沁みた。
(2009.8.5)
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