1968年
フランス
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン・ピエール・レオ/クロード・ジャド /デルフィーヌ・セイリグ
12Apr.'09 新文芸座にて
★★★★★
ふっと笑いがこみ上げてくるシーンが満載。
アントワーヌのダメっぷりがおかしくて、でも憎めない。
何をやるのも真剣だし、真面目にやってるのに。
お決まりの尾行シーンは、
だから普通に歩いた方が目立たないってば、
っていうツッコミが気持ちいいぐらいハマっちゃう。
ああしたいこうしたいという主張もなければ、
あれはいやこれはいやという否定もない。
何かを上手くやろう、かっこよくやろうなんて事は思わない。
自分をバカにする人間に反論もせず無表情のまま。
別に怒っているわけじゃない。
聞こえない振りをしているのか、聞こえてないのか。
自分を受け入れてくれるかどうかを、
本能的に嗅ぎ分けてるように見える。
相手の懐にするりと入っていくのはホントに上手いと思う。
でも、だからといって媚びへつらったりもしない。
当人はそんなことを思いつきもしない。
だからかな、ほっとけない気持ちにさせる何かがある。
ダメダメでも人にそう思わせる術は何かもっている。
同年代のクリスティーヌとの恋に、美しい人妻との恋。
ドキドキする設定なのに、事件が起きる訳じゃない。
というか、コトが起こる前に逃げ出してる。
なんだろうな。
みんな、ワタシも含めて、貪欲に生きすぎてるのかも。
アントワーヌなんていろんなコトに流されてるけど、
こんなに生きてる。ちゃんと幸せをつかんでる。
やっぱり、
最後のクリスティーヌとの朝食のシーンはかわいらしいもの。
これが一番だと思う。
(2009.5.11)
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