2010-06-20

家庭

1970年 
フランス・イタリア
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン・ピエール・レオ/クロード・ジャド/ダニエル・チェカルディ /マツモトヒロコ

12Apr.'09 新文芸座にて
★★★★★

やっぱりアントワーヌは、とことんアントワーヌだ。

夫としても父親としてもささやかながら幸せにやってたのに。
視界に強烈なものがあると、
磁石のように引き寄せられちゃう癖は相変わらずだ。
フランス人のアントワーヌにしたら、
着物姿のキョーコさんはそりゃ刺激的だったでしょう。
別れる引鉄は確かにキョーコさんでしょうが、
クリスティーヌとの行き違いが
少しずつ見え出していたからなぁ。
でも最終的に何が一番大切なのか、
アントワーヌはわかってたと思うんだけど、
でもうまくいかないなぁ。

隣の部屋の夫婦が乗り越えてきた道を、
アントワーヌとクリスティーヌも乗り越えなくちゃならない、
そんな暗示めいた最後のシーンはちょっと感慨深かった。

やっぱり、ところどころくすって笑えるところ、
そして映画の雰囲気とアントワーヌの憎めない言動が、
別れ話もそんなに深刻にならずすましている。
そんなに不幸にならずに救われている。
さすがだ。
(2009.5.17)

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