2010-06-19

若者のすべて

1960年 
イタリア・フランス
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
出演:アラン・ドロン/レナート・サルバトーリ/アニー・ジラルド/クラウディア・カルディナーレ/カティーナ・パクシヌー

15Jul.'08 シネマヴェーラ渋谷にて
★★★★☆

5人の兄弟を描いているのだが、
誰もがもっている5つの資質を
意味しているようにもみえる。
5人揃って、ひとりなのではないかとふと思った。

長男のヴィンチェンツィオは結婚して家をでている。
この家族から離れて外からみている存在。
双璧をなすのが次男のシモーネと三男のロッコ。
シモーネはやんちゃでお調子者。
ロッコは真面目で優しい。
はじめは軽い気持ちのシモーネの悪さが、
どんどんエスカレートする。
ロッコはそんなシモーネを護ろうとする。
ロッコが聖人君子になればなるほど、
シモーネは行き場を失ってしまい、
堕ちるところまで堕ちてしまう。
ロッコは自己犠牲で
シモーネを許して庇おうとするのだが、、、
四男のチーロが一番現実的で冷静な判断をする。
ロッコは間違っていると指摘する。
五男のルーカはそんな兄たちをじっとみつめている。
この家族の未来といってもいいかもしれない。

最後に母親はシモーネのことを
「あの子はいいこ」だと嘆いていた。
母親の心の叫びである。
こうなってもなお息子を信じている。

物語の展開があるので、3時間は長くはなかった。
アラン・ドロンは美しい。
ナディア役のアニー・ジラルドはかっこよかった。
(2008.7.31)

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