2010-06-02

妻は告白する

1961年 
日本
監督:増村保造
出演:若尾文子/川口浩/小沢栄太郎/馬渕晴子/根上淳/高松英郎/大山健二/小山内淳/村田扶実子/此木透

20Apr.'08 新文芸座にて
★★★★★

和装の彩子(若尾文子)が、
裁判所に出廷するところから始まる。
もうそれだけで何か艶かしいことを想像してしまう、、、
すっごくいい女なんだろうと期待して。
でもそんな期待はすぐにはずされる。
齢のはなれた夫への欲求不満があらわになる。
そうなると、なんか愚痴っぽくて面倒な女という印象になる。
究極は濡れそぼった着物姿で幸田のオフィスに訊ねてくるシーンだろう、やはり。
ぎょっとした。すごい迫力だった。妖しい気を放っていた。
でもこの時点では、究極の哀れな女になっていた。
わざわざ濡れて来るなんて、びっくりはするけど、
そんなコトされたら退いちゃうでしょ。
観ているワタシも、
そのオフィスの周りの人間と同じ視線になっていた。
落ちるところまで落としておいて、
最後の幸田の婚約者役の馬淵晴子の台詞。
この台詞で、彩子が急に愛おしくなった。
ずっともやもやしていたものが、
すっと目の前からなくなっていった。
ワタシが間違ってたよと思わせられる。。。
いやはや、やられた。あっぱれと素直に思う。
(2008.4.28)

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