2010-06-13

バベル

2006年 
アメリカ
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/ガエル・ガルシア・ベルナル/役所広司/菊地凛子/アドリアナ・バラッザ

10May'07 ワーナーマイカルシネマズ新百合ケ丘にて
★★★★☆

 個人的にはかなりツボ。 
どこまでも危うい構成にしろ、
3カ所の場面が微妙に絡み合ってるところにしろ、
どうにもできない不条理なストーリーにしろ。

訳もわからず浮遊しながらも、
変に張りつめた臨場感で、
一度観たら目がはなせなくなる。
神経をなんか逆なでされてて気持ち悪くて、
だからこそ観ない訳にいかなくなる。
でも、いうのも野暮なんだけど、
それをねらってるんだとわかるんだけど、
とてつもなく救いがないんだよなぁ。
元気になろうとか、ハッピーになろうとか、
を期待するんだったら観ちゃいけないと思う。

10年前だったら、みんなに薦めてただろう。
「おもしろい」ってなんの躊躇いもなく言っていただろう。
でも、今は現実がシャレにならなく鬱屈してるからなぁ。
こういうメッセージはとにかく、辛くなっちゃうんだよなぁ。
目を背けちゃいけないとは思うんだけどね。
だけど、ただ単に映画にハッピーを求めたい者にとっては、
このアーティスティックな作品は監督の作品であり、
エゴイストな作品以外の何ものでもなくなってしまう、、、

映画としての意志みたいなものの、
底から突き上げる熱いものはひしひしと伝わってきた。
荒っぽいところも多々あるが、
そういう力強さを感じる映画だった。
(2007.5.12)

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