2010-06-05

時計じかけのオレンジ


1971年 
アメリカ
監督:スタンリー・キューブリック
出演:マルコム・マクダウェル/パトリック・マギー/ウォーレン・クラーク/ジェームス・マーカス/マッジ・ライアン

22Aug.'09 DVD
★★★★★

十年以上ぶりに観た。
確かあの時一斉にビデオ化して、
すぐに貸し出し中になっちゃって、
でもすごく観たくて何軒もビデオ屋を彷徨った記憶がある。

久しぶりに観ても、やっぱり狂ってた。
前回観た時よりもその狂い方を強烈に感じた。
アレックスが狂ってるのは言うまでもないけど、
この映画に出てくる人みんな、どこかおかしい。
まともな人なんて誰もいない。
まともだと思ったのは、アレックスの部屋にいた蛇ぐらい。
冷たくて気味の悪さ代表の蛇だけが、蛇として全うだった。
観てて、気を許せるところが何もない。

こんな安易な方法で人間は洗脳されちゃうのか。
洗脳といっても、ただ暴力ができないカラダにしただけで、
何か政治思想的な洗脳というわけじゃないけど。
しかも政府の損得で、また簡単に元に戻しちゃうし。
悪ガキ一匹、操るのなんて朝飯まえ。
現実にありそうで、できそうな話だから、
こっちは身の毛がよだつ。

キューブリックの狂気も凄まじい。
『雨に唄えば』の認識が違うものになっちゃったよ。
マルコム・マクダウェルが歌える歌がこれしかなかったらしい。
けど、その偶然がまた怖ろしい。
映像や音楽や、キャスティングのこだわりも狂気。
すっごくかっこいいけど、なんか変。
ミルクにドラッグ、踊るキリスト、性器のオブジェ、第九、、、
訳のわからないカオス状態。
エロティックで、バチ当たりで、ブラックで、
異常度は上がりっぱなし。


確かに問題作だ。
これ真似をして事件も
起こってるし。
でも恐いもの見たさに、
観たくなる。
十年に一度ぐらいのスパンで。
(2009.8.23)

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