1952年
フランス
監督:ジャック・タチ
出演:ジャック・タチ/ナタリー・パスコー/ルイ・ペロー/ヴァレンティーヌ・キャマックス/リュシアン・フレジ
31Jul.'10 新文芸座
★★★★★
やっぱり、ユロ伯父さんは無口で無表情。
それでいて、まわりと噛み合ない行動をするので、
ドタバタばかり巻き起こす。
いつもひとりでいて誰と話すでもなく、
その存在をゼロにしようとしてるのに、
存在感はマックス100になってる。
まわりはユロ伯父さんにびっくりさせられたり、
鬱陶しがったりはするものの、
でもひとつひとつはたいしたことじゃないので、
そんなに怒る人もなく、、、
いつの間にかユロ伯父さんを認めてたり、
好きになってたりする。
タチの映画って、コメディの位置づけだったんだと、
今頃、気づいた。というか、知った。
確かにパントマイムの手法でユーモアを表現してる。
チャプリンやキートンを思い出すのもわかる。
で、笑いとしては、古くさいのも当然だと思う。
だって50年も前の映画だし。
ユロ伯父さんは無口で無表情でも、
人をけなしたり、あざけたりしない。
そういうことで笑わせようとしていない。
だから、ほっとできるんだと思う。
ワタシはくすって笑えれば、それでよくて、
ユロ伯父さんのまわりの人も、
ワタシが観ている映画館の観客も、
そこにいるみんなが、
少しでもあったかい気持ちになれれば、
観た甲斐があったと思える、
それがタチの映画の良さだと思う。
がははと大笑いできる映画でも、
めちゃくちゃドキドキする映画でも
涙がぽろぽろこぼれる映画でもないけど、
でも、どこか何かに響くものがある。
だから、何度も観たくなるんだと思う。
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